こんにちは。美術館・博物館巡りが趣味のneoです。
私は「美術館・博物館・展示会などに行くこと」を、勝手に「美博活動」と名付けています。
コロナ禍で各施設が臨時休館になったり、展覧会が延期・中止になろうとも、感染防止対策をしっかり実施した上で、イソイソ美博活動中。
ウイズ・コロナ時代の美博活動にも慣れてきたぞ。
この記事は、私が2021年に訪れた各ジャンルの展覧会・イベントの忘備録です。
遠方に出向けないため、訪れたのは福岡〜山口〜広島〜岡山、そして愛媛エリアでした。
ちなみに私の「美博活動メモ」で活動回数を見比べると、コロナ禍に突入した2020年を境に、思うように捗ってないことがわかります。
美術館(回) | 博物館(回) | その他(回) | 合計(回) | |
2016年 | 35 | 8 | 30 | 73 |
2017年 | 41 | 14 | 37 | 92 |
2018年 | 60 | 5 | 29 | 94 |
2019年 | 42 | 5 | 21 | 68 |
2020年 | 30 | 2 | 14 | 46 |
2021年 | 27 | 8 | 10 | 45 |
相変わらず旅行しにくいご時世で、お出かけは近隣に限定されがちだった2021年。
それでも見たい展覧会には、何とか足を運べたかも。
もしかしたら、あなたが別の地で訪れた同じ展覧会に、私も行ってるかも知れませんね。
全国を巡回する大規模展にも行ったから、そんなことを想像したら何か楽しい。
それでは、福岡〜山口〜広島〜岡山、そして愛媛エリアで開催された展覧会・イベントのうち、私が訪れたものを。
「へえ、こんな世界があるんだ!」と驚いたり、インパクト大だった展覧会も多かったので、是非ご覧ください。
2021年に訪れた展覧会・イベント
「心に残った展覧会」には、⭐️(星印)が付いてます。
観賞後のレポも時々書いているので、併せてご紹介しました。
⭐️福岡市美術館:「ヒグチユウコ展 CIRCUS」:各地の会場を巡りつつ3回目。会場ごとに変わる雰囲気が面白い。日時指定チケットで入館しても、賑わってるのがさすが。
作画中の氏の手元を映したビデオに見入ってしまう。作中の見落としそうな部分まで、メインキャラ同等に描き込んでるからこそ、あの全体像に仕上がるのだなあ、と感動。
- ひろしま美術館:「『とっておきの日本画』と西洋絵画」
- 福岡市科学館:「鉄腕アトム ロボットと暮らす未来展」
- 福岡アジア美術館:「あじびde初詣2021~アジアの神さま大集合!」
- ふくやま美術館:「クールベと海」
- 草戸千軒ミュージアム「中世ものづくり」
- 耕三寺博物館:常設展(ポスターなし)
- 平山郁夫美術館:「瞬間の美 生命の美」
- 呉市立美術館:「ミヤタタカシ展」
- セキ美術館:「冬の所蔵作品展」(ポスターなし)
⭐️御手洗昭和館(駄菓子屋玩具ミュージアム):瀬戸内海に浮かぶ島にある、江戸時代末期の建物を改修した一軒家。
昭和30~40年代の玩具や文房具ギッシリで、もう大変!
驚きのレトロ空間、バシバシ撮影したよ。見て見て!
⭐️ひろしま美術館:仲良しコンビ「がまくんとかえるくん」で知られる絵本作家の展覧会。私は大人になってから知ったが、既に誕生50周年らしい。
好みの色合い・丁寧な筆致で描かれた原画やスケッチに見入り、がまくんとかえるくんの優しいお話に触れるうちファンになり、グッズや絵本を購入。
- 福岡アジア美術館:「石田スイ展」
- 福岡アジア美術館:「感覚の宇宙―アジアの抽象美術」
- JR九州ホール:「アートアクアリウム展2021~博多・金魚の祭~」
⭐️福岡市博物館:「ミイラ展」:これまでエジプト展やミイラ展に幾つか行っているが、ここでは見たことも、聞いたこともないミイラさん達が待っていた!
撮影禁止で写真は撮れずとも、記憶が新しいうちに、見終えた感想を書かずにはいられないインパクト。
⭐️山口県立美術館:「野口哲哉展‐this is not a samurai」:野口氏は、鎧と人間をテーマに現代性や人間性を問いかける現代美術作家。
作品はどれも鎧を着た人なのだが、シチュエーション・表情・置かれた状況などは、現代に生きる私達の隣人のよう。
氏の解説キャプションも読み応えがあり、大きくて分厚い図録を購入。
⭐️奥田元宋・小由女美術館:「シルバニアファミリー展」:「こんなに可愛い世界、一体どんな人たちが来てるんだ?」と、ドキドキしながら訪れたところ、シルバニア初心者の私もかなり満喫!
- 日本妖怪博物館 三次もののけミュージアム:「幻獣ミイラ大博覧会~鬼から人魚まで~」
- 呉市立美術館:「視覚を超えて 八田豊―90歳、さらなる挑戦」
- ひろしま美術館:「ムーミン コミックス展」
- 広島城天守閣第四層:「江戸の旅と愉しみ」
- はつかいち美術ギャラリー:「猫のダヤン35周年 ダヤンと不思議な劇場 池田あきこ原画展」
- ひろしま美術館:「シダネルとマルタン展」
⭐️広島県立美術館:「はるかなる古伊万里 400年の物語 」:焼き物のことなんてよくわからない私は「古伊万里に描かれた動物探し」を楽しむ。
思いがけず可愛い動物達に出会えたことで「こんなオモシロ視点での鑑賞もいいなあ」なんて。
- はつかいち美術ギャラリー:「四國五郎 平和へのメッセージ~シベリアからヒロシマへ」
- 入船山記念館:「乗組員がみた『伊勢』・『日向』」
- 奥田元宋・小由女美術館:「ホキ美術館名品展」
- 蘭島閣美術館:「にゃんこいろいろ浮世絵づくし」
- 山口県立美術館:「ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展」
- 山口県立山口博物館:「第75回山口県科学作品展」(ポスターなし)
- 広島そごう:「文具女子博 pop-up in 広島2021」
⭐️東広島市美術館:「今井政之展 自ずから然らしむ」:広島ゆかりの陶芸家の個展。
インパクトあるポスターを見て以来、気になっていたので行けて良かった!
この後、酒蔵通りを散策したのも楽しい思い出。
- 呉市立美術館:「追悼 其阿弥赫土展」
- 大和ミュージアム:「竣工80年 戦艦「大和」と呉軍港」
- ふくやま美術館:「ルネ・ラリック アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美」
- ふくやま書道美術館:常設展(ポスターなし)
- セキ美術館:「秋の所蔵作品展」(ポスターなし)
⭐️ふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館):「「京・江戸・長崎 ~近世・海の旅と憧れのまち~」:現代のように交通機関が発達してなかった江戸時代。
当時の旅のルートを描いた絵図や古地図、大好物に囲まれて時空の旅を楽しめた。
- ひろしま美術館:「バンクシー展 天才か反逆者か」
- 広島そごう:「ミニチュア ライフ展 2 ~田中達也 見立ての世界~」
- 岡山県立美術館:「肉筆浮世絵の世界 アナザーワールド発見!」
⭐️岡山シティミュージアム:「ヒグチユウコ展 CIRCUS」:4回目の「CIRCUS」は、初日に乗り込んだところ、人が多くて驚愕。
2021年の美博活動、福岡の「CIRCUS」で幕を開け、岡山に巡回してきた同じ展覧会で幕を閉じるとは!
年を跨いだ2022年、もいっかい岡山の「CIRCUS」に行くよ!
コロナ禍では、早めに訪れるのが得策
2021年は「ミイラ展」などの大規模展に加え、個性的な企画展にも訪れることができました。
東京・兵庫など、遠方の展覧会に行けないもどかしさを感じつつも、お出かけ先を近隣に絞ることで、初めて訪れる施設を覗けたりも。
近場の日帰り旅、体にもお財布にも優しいから好き〜。
余談ですが、アザラシロボ・パロなどのロボットがメインの当ブログで、2021年に最も読んでもらえた記事が、アートカテゴリのこちらでした。
「美術館で写真を撮ってもいいの?」「SNSにアップしても怒られない?」‥そんな疑問を持つ人って、世の中、割と多いようです。
「写真撮影はね、OKだよ」「ダメだよ」みたいな一言では答えられないアレコレを、私の体験談も併せてまとめたこの記事で楽しんでいただけたら、とっても嬉しい。
そして展覧会の延期・中止や、施設の臨時休館が多発するコロナ禍では、絶対行きたいと思っている展覧会ほど、お早めに。
行ける時に行っとかなきゃ!
と、何度思ったことでしょう。
例えば2021年の秋に前売券を買い、早くから楽しみにしていた「大広重展」もそう。
「‥まあ、来年の2月までやってるから〜」と年内は見送ったところ、1月に突然、臨時休館が決まってしまい大慌て。
‥え?残るはあと3日⁉︎「前売券の払い戻しがあるから良かった」とか、そんなんじゃないの。
なので仕事の合間の休日、ちょっと無理して、休館突入の直前に駆け込むハメに。
たまたま休みがあったからねじ込めたものの、連続勤務中だったら完全にアウト。
県の「まん防」を受け、1/11から広島県立美術館が臨時休館に😱
— neo (@neosoft9) January 9, 2022
既に前売券を買ってた「大広重展」と「呪術廻戦展」に慌てて行ってきました💦
またしばらくお出かけしにくくなるから、ついでにササッと用事を済ませ、最後に3分間位らぼちゃん達に会ってJRで帰宅😅‥詰め込み過ぎの1日になっちゃった⭐️ pic.twitter.com/xumuXShwYi
結果的に、会期中の再開館は叶わなかったので、正解でした。
広島県の「まん延防止等重点措置」の実施期間延長に伴う新型コロナ感染拡大防止のための集中対策を受け、現在の臨時休館(特別展・所蔵作品展)を2月20日(日)まで延期いたします。
特別展 大広重展(会期:~2/6)は、会期中の再開館が叶わず、このまま閉幕となりますことをお詫び申し上げます。
■引用元:広島県立美術館公式サイト「大広重展 ― 東海道五拾三次と雪月花 叙情の世界 」
引き続き、世の中の感染拡大情報に注意したり、体調管理・定期的なPCR検査も受けて、2022年も元気に美博活動に勤しみたいです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。それではまた!