アザラシロボ・PAROオーナーのブログ。
パロやプチ・クーボと暮らす楽しい日々・時々アートのこと。
美術館巡り

【福岡】博物館・美術館巡り+αの1泊2日旅

neo

こんにちは。
美術館・博物館巡りが趣味のneoです。

この記事は、2021年・GWに見てきた

  • 博物館・美術館・ミュージカル
  • 映画・アートアクアリウム展

をまとめたものです。

最後に

  • 「特別展 ミイラ『永遠の命』を求めて」のレポ・感想

もあります。

コロナ禍真っ只中のGW。

緊急事態宣言の発令により
臨時休館する施設も出ていますが、

美術館・博物館は
「比較的安全なお出かけ先」と言われており、

現在は日時指定チケットや
整理券で入場者を制限し、

検温・手指消毒・換気などの
感染対策が導入されています。

neo

博多でのアート巡りを満喫したよ!

1日目:博物館・美術館・ミュージカル

福岡市博物館「特別展 ミイラ『永遠の命』を求めて」

【移動ルート】

JR博多駅(10:00)ー(地下鉄)ー地下鉄西新駅ー(徒歩)ー福岡市博物館(10:40)

世界各地から
42体のミイラが集結!

苦手な人もいそうですが、
待ちに待った巡回展でした。

「ミイラ展」のレポ・
感想は長くなるので

この記事の最後に置きました。

(目次からジャンプできます)

■特別展 ミイラ「永遠の命」を求めて | RKB毎日放送
https://rkb.jp/event/mummy/

福岡アジア美術館「石田スイ展」

【移動ルート】

福岡市博物館ー(徒歩)ー地下鉄西新駅ー(地下鉄)ー地下鉄中洲川端駅ー(駅直結)ー福岡アジア美術館(13:30)

入館者の殆どが10~20代。

私は「東京喰種(グール)」を
少し知っている程度ですが、

原画展が大好物なので
イソイソ入館。

絵の迫力もさることながら、

読者からの質問に手書き文字・
イラストで丁寧に回答された

氏のパネルに心を奪われました。

neo

絶大な人気を誇る石田作品、
氏のお人柄が大きく関係していそう。

漫画「東京喰種」シリーズと、Nintendo Switch用ゲーム「ジャックジャンヌ」の2作品を中心にこれまで謎に包まれていた制作過程を多数のイラストや音楽、展示で表現いたします。また、石田スイの初期作品である貴重なアナログ原稿も初公開!漫画家・石田スイ初の大規模展覧会になります。

引用元:福岡アジア美術館HP・石田スイ展[東京喰種 ▶︎ JACKJEANNE]

■福岡アジア美術館・石田スイ展[東京喰種 ▶︎ JACKJEANNE]
https://faam.city.fukuoka.lg.jp/exhibition/11254/

福岡アジア美術館「感覚の宇宙―アジアの抽象美術」

「石田スイ展」と同じ美術館のコレクション展で
アジアの抽象世界を体感する展示。

私は不思議なことに抽象画に物凄く心惹かれる日と、
フラットな気持ちでサラッと見て回れる日があり、

今回は後者だったようです。
(↑当日になってみないとわからない)

■福岡アジア美術館・コレクション展・感覚の宇宙―アジアの抽象美術
https://faam.city.fukuoka.lg.jp/exhibition/11334/

キャナルシティ劇場・劇団四季「ロボット・イン・ザ・ガーデン」

【移動ルート】

福岡アジア美術館ー(徒歩・昼食)ーキャナルシティ劇場(17:00)

3月にチケットを確保した
劇団四季のミュージカル。

久しぶりの観劇です。

敢えて事前の情報収集はせず、

大まかなあらすじしか
知らない状態で鑑賞。

私が一番心に残った場面を
ネタバレにならない程度で言うと

(セリフ、うろ覚えです)

「それをやっちゃいけない!」

「僕がロボットだから?」

「そうじゃない、人間でもロボットでも、
それはやっちゃダメなんだ!」

‥ご覧になった人は
どの場面かおわかりかと。

【story】

アンドロイドが人間に代わって家事や仕事を行う、今からそう遠くない未来。
イギリスの田舎町に住むベンは両親を事故で失って以来、無気力な日々を過ごしていた。
妻・エイミーとの夫婦仲もうまくいかない。
そんなある日、庭に壊れかけのロボットが現れる。
「きみの名前は?」「…タング」
ロボットに不思議な魅力を感じ、ベンはあれこれと世話を焼く。
そんなベンに愛想を尽かし、ついに家を出て行くエイミー。
ショックを受けるベンだが、タングを修理するため旅に出ることを決意する。
アメリカ、そして日本へ。やがて、ある事実が明らかになる……。

引用元:「ロボット・イン・ザ・ガーデン」オフィシャルウェブサイト

■「ロボット・イン・ザ・ガーデン」オフィシャルウェブサイト
https://www.shiki.jp/applause/robot/

1日目の感想

「時を超えて存在する
永遠の命を持ったミイラ」と

「人の姿でありながら
人間の肉を喰らうことで
生活する喰種(グール )」。

私たち生身の人間にとっての彼らは、
どちらもある意味、対極の世界の存在。

だからこそ強烈に心惹かれてしまう
ミステリアスな魅力に溢れ、

彼らの抱える悲しさが
胸に迫ってくる展示でした。

劇団四季のミュージカルで

「ロボットと人間の再起動の物語」

を観た後は、

日頃の自分と
ペットロボとの関係を振り返ったりも。

neo

う〜ん、濃い1日だった!

2日目:映画・アートアクアリウム展

映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」

【移動ルート】

ホテルー(徒歩)ーユナイテッド・シネマ・キャナルシティ13(8:30)

ホテルチェックアウト後、

ガラガラに空いた
朝イチ上映を狙います。

コロナ禍で外出が減り
映画館に足を運ぶ機会がなかったため、

やっと2回目の鑑賞。

初回の鑑賞では
圧倒され続けてしまい、

見逃したシーンや
聞き逃したセリフが多発したので、

それらを掬い上げた感じです。

neo

ゲットし損ねていたパンフも無事入手。

‥「さようなら 全てのエヴァンゲリオン」。

キャナルシティ博多〜昼食

キャナルシティ博多には

「ガンダムベース福岡」や
「エヴァンゲリオンストア博多店」

があるのでササッとパトロール。

【移動ルート】

ユナイテッド・シネマ・キャナルシティ13〜キャナルシティ博多ー(徒歩)ーかろのうろん(11:30)

お昼ご飯は
近くの老舗うどん店へ。

博多といえばラーメンだけど、

博多うどんも大好き。

人気店なので行列に並びました。

neo

どこに行っても
ソーシャルディスタンス確保。

【移動ルート】

かろのうろんー(バス)ーJR博多駅(12:30)

博多で見かける
クリネックスティッシュ・バス。

今回はバス待ち中に遭遇!

このカラフルなバスを
見かけると嬉しくなります。

JR九州ホール「アートアクアリウム展2021~博多・金魚の祭~」

【移動ルート】

JR博多駅ー(徒歩)ーJR九州ホール(12:40)

私は広島・京都会場に続く、

3回目のアートアクアリウム展。

こちらも混雑はしておらず、
のんびり観て回れる広い会場。

コロナ禍で長期間に渡り外出を控えておられる方に
やすらぎと楽しみを3年ぶりの開催、あの感動が帰ってくる!
全国累計入場者数1000万人を超え、進化し続ける

引用元:アートアクアリウム公式サイト

会場内では金魚の撮影が自由なので

カメラを持ち込んだけれど‥

目まぐるしく変わる照明の中、
ヒラヒラ泳ぐ金魚達の

完璧な一瞬を撮影するのは

意外と困難なワザだったりします。

闇に浮く極彩色。

1〜2匹しか入ってない小ぶりの水槽もあれば
数えきれない金魚が泳ぐ巨大水槽まで。

どの子も大変美しい、
個性的な金魚達です。

個人的に目を引いたのは
この子達。

なぜかじっと佇んでた
コロコロ丸いフナっぽい3匹。

■アートアクアリウム公式サイト
https://artaquarium.jp/branch/hakata/

新幹線で帰路に着く

2日間の振り返り

GWにもかかわらず
ガラガラの新幹線に乗り込み、

各種パンフを片手に
この2日間で見た展示を振り返りました。

‥え〜っと、昨日見たのは

紀元前からやってきた
黒っぽいミイラ(超乾燥!)。

さっき見たのは、

短い命を華やかに演出してもらいつつ
この瞬間を泳ぐ
みずみずしい金魚達(超ナマモノ!)。

neo

なんとも極端なこの対比!

あれこれ詰め込み過ぎの
アート巡りではありましたが、

実はタイプの違う展覧会をハシゴすることで
得られるもの・感じられることも多いのです。

ハシゴならではの魅力は
こちらの記事でご確認を!

neo

特にご興味がある人は是非。

美術館・博物館のハシゴは楽しい!メリットやコツなど。美術館・博物館をはしごするメリットと共に、上手く回るための条件・工夫についてまとめました。...

コロナ禍でのお出かけ、どうなの?

コロナ時代に突入して
そろそろ1年半。

気候も良くなったGWの街は

どこも賑わっている様子が
報道されています。

既にコロナ慣れして

「緊急事態宣言が出ていても
感染対策しとけばOK!
私は感染しない」

と考える人が増えていますが、

入院された人の多くは

「ちゃんと感染対策してたのに‥」

と仰るそう。

neo

‥あああ、油断できない!

コロナで開催延期になった「ミイラ展」は

「もしかしたらこのまま巡回中止に?」

と心配でしたが、

去年「福岡・2021年春!」の発表があり、
今回無事に開催されました。

また劇団四季のチケットを確保した3月は

「GWの頃はもう少しコロナが
落ち着いてたらいいな」と思っていたけれど

neo

むしろ感染者増加中。
いつ中止になるかヒヤヒヤした〜。

ステイホームを守り続ける人も多い今、

今回の自分の行動は
後ろめたくもあります。

ライブ・イベントの中止が続出中でも、
東京オリンピックは開催が決定。

現時点では聖火リレーも
我が家や職場の近くを
走ることが決まっています。

去年の今頃と比べると
地元の旅行者の姿も格段に増えた。

だからといって

私が自由にお出かけしても
いい理由にはなりませんが、

博物館の日時指定入館券・
観劇チケットや新幹線切符・
ホテルまで早くから手配しており、

職場から休みも貰ってある。

自分の心の健康のためにも、
今回は予定を決行しました。

そんなこんなで「withコロナ」を
選択して生きていくしかない、

と考える今日この頃です。

【aibo・ソニーストア福岡天神】このご時世に新型aiboを見に行って大丈夫? neo こんにちは。パロオーナーのneoです。 初代AIBO登場時からアイボに興味津々な私ですが、 普段は触れ合う機会...
緊急事態宣言下の旅、どんなことに気をつけた?旅行・街歩きの際、看護師であり患者でもある私がとった感染対策の忘備録。危険行動を回避するには瞬時の判断が常に必要。「コロナ時代の新常識」は正しい知識に基づく行動とワンセット。情報の丸暗記だけではリスク回避行動に直結しにくく、ずっと家に篭ってると久々に外に出た時、とっさに動けない場面があるかも?...

「特別展 ミイラ『永遠の命』を求めて」のレポ・感想

  • 展示内容の簡単な紹介と個人の感想です。
  • 会場内は撮影禁止なので写真はありません。
  • どんなミイラか気になった人は、公式HPの「見どころ」で一部のミイラが公開されています。

会場は福岡市博物館。

第1章から第4章までの4部構成でした。

第1章:南北アメリカのミイラ

〈チャチャポヤのミイラ包み〉が作られたのはインカ帝国時代。

体育座りの体勢でロープ・麻袋を巻き付けられたミイラさん達は、
大人も子供もとてもコンパクトです。

きっちり包まれた布の頭部には顔の刺繍が施してありますが、
布袋の上部が開いてお顔が出ている〈顔出しミイラ〉さんも。

ショーケースに近づくと、ミイラさんは手の届く距離にいることもあり、顔や体の一部が見えている人ともなれば、正に「ご遺体」と対面している感覚になります。

布類を何もまとっていない〈下腿部を交差させた女性のミイラ 〉さんは、
手の中に人間の乳歯を握っていることが判明。
表情もはっきり残っていて‥。

会場内はあちこちで映像解説が連続再生されています。

CT画像を使った動画で内部を見せてくれるなど、興味深い上に理解しやすくて助かりました。

neo

薄暗い中、詳細な解説パネルを読みながら
回る展示って、だんだん疲れてくるの。

第2章:古代エジプトのミイラ

ミイラ文化の本場・エジプト。

砂漠に埋葬された死体はあっという間に乾燥、条件がよければミイラになっていたけれど、長い年月をかけてミイラ作りの技術が進化したのだそう。

古代エジプトでは、死者の来世の復活のために約70日かかる大作業でミイラ作りが行われていました。

全身を包帯でグルグル巻きにされた「正しいミイラ」さん達や、見慣れた感じのエキゾチックな棺が並びます。

棺のサイズが日本の物と比べてかなり大きいのは、開けると次の棺、それを開けると次の棺、と、何重にも覆われているから。

neo

ちょっとマトリョーシカ?

全ての棺を開けると、仰向け寝のミイラさんが眠っているのです。

横たわったミイラさんは私達と変わらない身長ですが、とにかく細く、薄い。
堅そうでもあり、もろく砕けそうでもある。

何より、超干からびてカラッカラ!

neo

私たち「乾燥肌、カユカユ~」とか言ってるけれど、
この人たち、そのレベルじゃないからね。

ハヤブサや猫のミイラもありました。

猫のミイラは縦長に体を包んで竹の子のような形で立っています。
布で小さく耳が作ってあるのが何とも可愛い。

エジプトでは「魂の器」として肉体が保存され、守り神としてミイラが崇められていたので、王様なんて「わし、死んだらミイラにされるよね」と生前から自覚していたはず。

neo

「ヒトを超えた存在に進化できる」という、
輝かしい未来が約束されてたんだなあ、なんて。

第3章:ヨーロッパのミイラ

ヨーロッパ各地で発見されたミイラさんの多くは、自然にミイラになった人たち。

日本初公開〈ウェーリンゲメンのミイラ〉さんは、1904年に発見された2体の湿地遺体で「ミイラ展」のポスターにもなっています。

画像出典:国立科学博物館

湿地で酸性の泥炭が骨を溶かして皮膚だけになっちゃったお二人。

体の大きさから、しばらくの間は男女だと考えられていたけど、後年、男性2人だと判明したそう。

2人の関係や死因も謎に包まれています。

neo

紀元前40年〜紀元後50年前の人なんだって。

〈彩色が施されたアンナの頭蓋〉はその名の通り、頭蓋骨に直接、綺麗なお花の絵や装飾文字が。

初めて見るのに「これ知ってる!」なデザイン?

ミイラさん達は、対面するだけでもかなりのインパクトがありますが、どの人も解説されないと全く気付けない情報・プロフィールを持っていらっしゃいます。

大沢たかお氏による音声ガイドを借りたお陰で、じっくりミイラさん達と向き合えました。

neo

大沢氏のお声と話し方、とても心地良かった。

第4章:オセアニアと東アジアのミイラ 

オセアニアには身内をミイラにして一緒に暮らす民族もいました。

遺体が腐敗しないよう日光に当てたり、煙で燻して乾燥、乾燥、また乾燥。
「‥もうそろそろいっかな」でミイラのできあがり。

椅子に腰掛けた体勢でミイラになっているので、お部屋に置くと「おじいちゃんとこれからもずっと一緒に暮らせる安心感」が得られます。

また普段は、村を見下ろす崖の高台に棒などで引っ掛けて止める形(!)で安置、「我々を見守ってくれる良い精霊さん」のような存在に。

故人を埋葬した人々がミイラさんに対して抱く尊敬の念や、託す想いまでもが強く感じられました。

身内や村人に愛され、信頼されてるこの人達も、生前から「わし、死んだら燻(いぶ)されてミイラになるわ」って知っていたのでしょうね。

偉大な存在として生者に敬われたミイラさん達がいる一方、まだミイラの価値がわからなかった時代には、破壊されたり酷い扱われ方をしたミイラさん達も。

静かに眠っていたところを発見されたばかりに、研究・展示・飾り物といった扱いを受けることになったミイラさん達がどれだけいたことか。

この会場にいるミイラさん達は、ほとんどが大切に扱われてきた運の良い人達ですが、長年好奇の目に晒され続けてきたはず。

何だか気の毒に思いつつも、今日ここに足を運んだ自分もその1人であるという矛盾に気付きます。

neo

何かごめんなさい。なむなむ。

最後の展示室で日本のミイラさん達に会えます。

死後、偶然の自然条件が重なって「思いがけずミイラ」になっちゃった江戸時代の兄弟は、墓地の改葬で掘り起こしたところ、地下水が溜まりやすい地層で埋葬されたためにミイラ化していたのだそう。

正座で鎮座したまま一部は死蝋化した2人が、それぞれのショーケースに納められた状態で並んで展示されていました。

悲しそうな、苦しそうな表情に見えるせいか、少しいたたまれません。

弟「兄ちゃん、わしら、どうなっちゃったの?」

兄「‥わからん、眩しいライトに照らされてジロジロ見られとるのう。ここはどこかの?」

neo

一瞬、兄弟の気持ちになってみた。

エジプトの「正しいミイラ」さん達は人工的に加工された感が強いけれど、この正座した兄弟はとってもナチュラル。

リアルな人間としての面影が強く残っています。

超ミイラなんだけど、生前の姿を留めているので「ご遺体」としか。

ちなみに世界各国のミイラさん達の中で皮膚が残っている人は、どなたも複雑な表情をしています。良くても静かに目を閉じた状態。

neo

「笑顔」って生きた人間しか作れないからね。

そして自分の意志でミイラになった住職さんと学者さんが壮絶でした。

住職さんのお名前は〈即身仏「弘智法印 宥貞(こうちほういん ゆうてい)」〉。

疫病治癒祈願のために薬師入定した宥貞さまは、現在も福島県の貫秀寺に安置され、崇拝の対象になっています。

neo

宥貞さまの前で、静かに合掌してる人もいたよ。

一方の学者さんとは、遺体の保存について考案し、自分の体で人体実験を実践した〈本草学者のミイラ〉さん。

「後世に機会があれば掘り出してみよ」と言い伝えていたらしいです。

「ね!ね!後で掘り返してみて?」の遺言に従って、第2次世界大戦後に子孫が掘り返すと、生前の姿を保ったまま晴れてミイラ化してた彼。

neo

究極のセルフプロデュース!

CTで調査したら亡くなる直前に柿の種子を大量摂取しており、タンニンが防腐剤の役割を果たしたそう。

確かに皮膚がオレンジがかり、防腐加工されていました。

neo

柿の種、どんだけ食べたの〜。

彼は自分の研究成果をずっと気にしながら命を落とされたと思われます。

数珠を握りしめてうつむいている彼に「大成功でしたね!凄くきれいに出来上がってますよ!」と教えてあげたいですが、実は成功したことに彼はちゃんと気付いてて、ドヤ顔してるかも。

物凄い情熱と気合が全身から伝わってくるお二人でした。

江戸時代といえば、ミイラはケガや病気を治す薬(漢方薬的な?)として輸入されていたそうです。飲んだり、粉を練って傷に塗ったり。

neo

それも凄い話だなあ。

誰もいない会場でミイラさん達と1対1で対面したい気もしますが、ちょっと怖いかも知れませんね。

退場前の追加情報コーナー

X線が発見されたことでミイラ内部の骨格が見えるようになり、CTスキャンが発明されたことで更に立体的な情報も得られるように。

その後は遺伝子の解析などで、故人の死因・生前に患っていた病気・食べていた物などが判明してきたといいます。

ミイラ研究は今後の技術の進歩でもっと様々なことが判明すると思われるので、その日まで盗難・破損・腐敗などからミイラを守り、可能な限り元の姿で保存することが大切、といったことが述べられていました。

ミイラ展を見た翌朝、早速「世界初・妊婦のミイラ発見された」というニュースが!

ポーランドの博物館で保管されていたミイラをCTスキャンで調べたら、体内に胎児が確認されたそう。

neo

今でも新たな発見が続いているって凄くない?

世界のミイラを概観することができたこの展示。

包帯グルグル巻きの「正しいミイラ」は、これまで何度か「エジプト展」などで見たことがありましたが、想像もつかないプロセスを経てミイラになった人々が強く印象に残りました。

様々な想いが渦巻いたまま展示会場を後にすると、楽しくて可愛いグッズ売り場が広がっています。

「ご遺体」であるはずの、あのミイラさんや、このミイラさんが、ぬいぐるみ・指人形・ガチャポンフィギュアなんかに大変身、気軽に買ってお持ち帰りできちゃう。

neo

普段使いできる文具・布バッグやTシャツも
ミイラ・ミイラ・ミイラ。

お部屋に飾ったり、鞄にぶら下げられるキュートなアイテムが並ぶ中、会場限定のお菓子、ついでに「ミイラ展」とは関係なさそうなエジプト土産までもがちゃっかり紛れ込んで売られていました。

何となく深刻になった気分を中和してくれるポップな明るさ・大らかさにホッ。

neo

シリアスでほの暗かった会場と、今から戻っていく
日常世界とのクッション役‥それがグッズ売り場。

図録も入手できるので、楽しいグッズ売り場も是非回ってみてくださいね。

会場の様子と今後の展覧会情報

この「ミイラ展」は当日券の販売もありますが、私は確実な入場ができる日時指定チケットを事前購入。

入場者制限のお陰で酷い混雑はなく、空いてるところから回ればソーシャルディスタンスを確保しながらスムーズに見て回れました。

鑑賞所要時間は「約1時間半」とあり、私もだいたいその位だったと思います。

このご時世なので、検温・手指消毒はもちろん「マスク着用・会話は控えめに」という案内が出ていました。

neo

これ、実は別の意味でありがたいです。

特にこういうインパクトの強い「珍しい物系」の展覧会は、同行者と延々お喋りしながら回る人や、自由に走り回りながら「お母さん!見て見て!これ!」と叫ぶお子様などが多発しがち。

そんな時の私は必死で音声ガイドに集中するのですが、会話する人もヒソヒソ声の静かな会場でとても助かりました。

neo

ミイラさん達って人を騒がせるか、
沈黙させるかの2択だよね。

この展覧会は2019年に東京・国立科学博物館からスタートし、開催延期をはさみつつ、熊本・新潟・富山を回って現在の福岡へ。

  • 福岡会場:福岡市博物館
    2021年4月10日(土)~2021年6月27日(日)
  • 大阪会場:大阪南港ATC Gallery
    2021年7月10日(土)~2021年9月26日(日)

余談ですが「ミイラ展」を見た直後から、交通標識の「歩行者専用」マークが、仲良く手を繋いだまま湿地でミイラになった〈ウェーリンゲメンのミイラ〉さんに見えるようになりました。

残るは大阪会場のみ。

コロナが落ち着いていたら、是非もう一度見に行きたいです。

neo

最後まで読んでくださって
ありがとうございました。