アザラシロボ・パロオーナーのブログ。
パロやプチクーボと暮らす楽しい日々・時々アートのこと。
美術館・博物館巡り

【日帰り旅】尾道・瀬戸田の美術館と島巡り

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

この記事は、

  • JR広島駅発・尾道と瀬戸田の美術館巡り
  • 「瀬戸内しまたびライン」で、大久野島・大崎下島巡り

の後、再び広島方面に戻る、日帰り島旅レポです。

neo

こんにちは、美術館・博物館巡りが趣味のneoです。

残暑の厳しい9月の休日、瀬戸内エリアの弾丸旅をしてきました。

交通手段は、

  • 往路:JR(在来線+新幹線)
  • 復路:船

ザックリ図にしたら、こんなルート。

‥とはいえ、島の多い瀬戸内海は、地図を見せられても

他県民

‥は?‥コレ、どこ?

となりがちなので、ご参考までに地図の左隅に、世界遺産・宮島を置いております。

ちょっと気ぜわしいけれど、1日でかなり回っちゃいましたので、一緒にお楽しみいただければ幸いです。

neo

色んな乗り物を乗り継いだ旅だよ。では、早速どうぞ!

広島駅から尾道市立美術館へ

朝8時。

新幹線で広島駅を出発し、尾道方面へ。

neo

おっ!キティちゃんの新幹線、来た!

車内、ラブリー。

ロボホンの故郷、東広島を通過。

今日の旅は、ある島にいるロボホンに会えるのも、楽しみの1つです。

移動中、広島駅の観光案内でゲットした、尾道・瀬戸田エリアのマップをチェック。

約30分で、JR新尾道駅に到着しました。

尾道市立美術館「隙あらば猫 町田尚子絵本原画展」

駅からタクシーで、名勝・千光寺公園へ。

目的の美術館は、千光寺公園の敷地内にあります。

開館時間に到着すべく、逆算して家を出たので、一番乗り。

【知ってる?「猫vs警備員さんの攻防戦」】

ちなみに、尾道市立美術館は、猫と警備員さんの可愛い攻防戦で話題の美術館でもあります。

開館時間ピッタリに、自動ドアがオープン。

neo

町田尚子氏の展覧会、もうやる気マンマン!

画家・絵本作家の町田尚子は、絵本の物語を繊細なタッチと大胆な構図で描くことで、その文章が生きる空間を表現し、高い評価を受けています。そうした町田の絵本には、所々に猫の姿が描かれています。

■展覧会チラシより引用

今回の展覧会では、デビュー作から最新作までの作品や、貴重な制作資料を展示。

展示室内は、残念ながら撮影禁止でしたが、案内看板などは写真OK!

繊細な筆致と、迫力いっぱいの構図は、数時間かけて、じっくり見入れるほどの濃さ。

私が町田氏のファンになったきっかけは「ネコヅメのよる」という絵本でした。

‥猫好きさんは、かなりハマるのでは⁉︎

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この1冊ですっかりやられ、続けて何冊か購入したものの、まだまだ未読作品も。

neo

なので、今回は本当にラッキーな展覧会!どんなプロセスで、あの魅惑的な1冊が完成するのか、謎が解けた〜。

5つの展示室では‥何というか、ため息しか出ません。

最後に待っていたのは、自由閲覧できる絵本コーナーで、表紙のみ撮影可。

neo

あーん、時間があれば、全部読めるのにな〜!

「マッチ売りの少女」など、有名なお話も手掛けている町田氏。

先ほど展示室で見た、1枚1枚の原画に、短い文章がレイアウトされ、複数ページに渡る「絵本の形」で並びます。

neo

制作段階では、この完成形を目指して、綿密に作業が進められていたんだね。

「なまえのないねこ」も大好きな作品。

これは家にあるから、帰ったら再読することにして‥。

「うらしまたろう」も手掛けられていたことを、初めて知りました。

こんなに魅惑的な「うらしまたろう」ってある?

‥ねえ、こんなの、ズルくない?

最後のあのシーンの構図なんて‥はい、即買い決定。

neo

‥って言っても、絵本は大きくて重いから、帰宅してポチる!この後、リュックを背負って、あちこち回るもんね。

そして、問題作のこちら「あずきとぎ」!

京極夏彦=作・町田尚子=絵。

‥最強タッグでしょ。

neo

もうね、怖くてどうしていいかわからないから、買い、買い!

そして興奮のあまり、写真を撮り忘れていた1冊が「ねこは るすばん」。

遅ればせながら、初めて出会った絵本です。

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「飼い主の外出中、猫はどんなことをして過ごしているのか?」というお話で、買い買い買い!

neo

私も、こんな猫になりたい。‥いや、なる!

心から「来てよかった!」と感じた展覧会でした。

時間の関係で、尾道観光はパスするため、美術館ロビーから絶景を鑑賞。

館内には、さりげなくデザインチェアが置かれています。

その1つに、猫じゃらし?

町田氏が、本展のために描き下ろした「ちょっと休憩」なる可愛い絵がありまして‥

購入したポストカードだと、こんな感じ。

この場所で、この椅子に座る2匹の猫!

茶色の子がおててに、2本の猫じゃらしを持っています。

‥で!

スタッフさん

よかったら、猫じゃらしを持って、写真撮ってくださいね〜!

こういう美術館側の粋なサービス、かなり嬉しいですよね!

ミュージアムショップで購入した、展覧会の図録などを、丁寧にリュックに詰めました。

まだまだ旅は始まったばかり。

neo

のっけから荷物が増えたけど、止むを得んですニャ。

尾道駅前桟橋

見晴らしの良い山の上に建つ美術館から、タクシーでイッキに海側へ下り、

尾道駅前の桟橋に移動。

美術館のある千光寺公園から、JR尾道駅までは、実は徒歩がオススメです。

歩きで坂を下る様子は、こちらの記事で。

【日帰り旅】尾道から瀬戸田の美術館・博物館に行ってきたコロナ禍の春、人混みを避けた遅めのお花見。早朝に新尾道駅から千光寺公園へ。散策後、生口島・瀬戸田エリアに移動、美術館・博物館巡りも。 ...

尾道では、猫と会える坂道・階段や細い路地・お寺・レトロな商店街散策などを楽しんでくださいね。

今回は、美術館の前からタクシーに乗ったので、約10分で、

neo

はい、目の前、海〜っ!

‥ちょっとちょっと!

真ん中の船の名前、見て?

neo

「ジュゴン」だって〜!ww

乗船券を買う時間の余裕を見て、少し早めに来たけれど「切符は乗船後、船内で購入してください」か。

まあ、船に乗り遅れそうになってドキドキするより、ずっといい。

お!

瀬戸田に向かう船「シトラス」さん、キター!

生口島・瀬戸田港へ

10時40分、尾道港発。

約40分間の船旅で、生口島の瀬戸田港に移動します。

青い海に映える、柑橘色の「シトラス」。

海と島々を眺めつつ、しばしボンヤリ。

neo

上陸したら、忙しいぞ!今のうちに、持ってきたおやつを食べよう。

瀬戸田港周辺〜しおまち商店街

11時20分、瀬戸田港に入港。

生口島滞在時間は、約2時間半。

いつ来ても、のんびりした港。

思わず、スキップしたくなります。

わ〜、お魚がいる〜!

「海だから当然」とか言わないでくださいね?

neo

こんな瞬間が、たまらないんだから。

鮮やかな黄色の、レンタサイクルにも惹かれたけど、今回は歩きで。

このレモンは、まだ青くて小ぶりだな。

商店街のポストも、レモンイエロー。

観光案内所だって、この通り。

瀬戸田は、日本一のレモン生産量を誇るのです。

平山郁夫美術館「自在置物 細密進化の旅」

来ました!平山郁夫美術館。

交通案内には「瀬戸田港より徒歩約10分」とありますが、ポテポテ歩いた私は、20分かかりました。

見に来たのは、開催中の「自在置物 細密進化の旅」。

江戸時代中ごろに太平な世の中になると武具類の需要が減少したため、甲冑師が生み出した「自在置物」。鳥や蛇等のさまざまな生き物を金属で表現し、まるで生きているかのように自在に動かすことができることからそう呼ばれました。

■展覧会チラシより引用
neo

精巧な自在置物には、いつだって目を見張るの!

満田晴穂氏が制作した自在置物が、シルクロードを旅した画家・平山郁夫氏の作品と共に、広々と展示されているのです。

あああ、素晴らしい空間!

「館内撮影・ネット上へのアップOK」という、太っ腹な施設です。

ショウケースを囲む壁には、平山画伯の絵。

ではでは、自在置物を見て歩きましょう。

「関節の多い生き物」系が苦手な人は、ご注意!

neo

素っ飛ばして、先に進んでください!

ちんまり丸まったカニも、

テナガエビも、ちゃんと細かい関節が動くのが凄い。

そして、自在陸宿借(じざいおかやどかり)シリーズ、なんて愛らしい!

neo

手に載せて、繊細な脚をカシャカシャした〜い。

〈朱泥急須〉‥お急須から、こんにちは。

足が黒い子も、

白い子もいますね。

「自在陸宿借〈新羅瓶〉」。

この子は、新羅の瓶を宿にしている模様です。

今にも、足が動き出しそうに見えませんか?

こちらは〈須恵器〉?

うん、ポッテリ、いいお家を見つけたね。

来館者は全く写り込んでいませんが、単にそういう写真を選んでいるだけ。

皆さん、1つ1つの小さな作品を、熱心に覗き込み、時にはしゃがみ込みつつ、色んな角度で鑑賞しています。

neo

本格的なカメラで、あらゆる角度から撮影してるガチ勢も。

「自在茶黒蠍(じざいちゃぐろさそり)」。

普通のフィギュアなら、このポーズから動きませんが、ハサミや尾の角度を変えられるのが「自在置物」。

neo

も〜、凄くないですか?甲冑師のワザが、このような作品に。

満田氏が、最も力を入れているのは「昆虫」で、

展覧会のポスターもしかり。

作品名「自在聖玉押黄金〈瑠璃〉」。

You tube、見つけました!

neo

動画内の、満田氏のTシャツに親近感。

氏は「最終的には命が宿って、生きているように作りたい」と語っておられ、

アシタカクモの頭部や胴部の毛並み、そしてトゲをはやした長い脚、大ジョロウクモの細く長い脚や黄色い斑紋の胴や頭部のリアルさ、これらが部屋に置かれていたら、誰もが追い払おうとすることでしょう。カミキリムシの上翅の斑紋、節状の触覚、クワガタの顎、頭、赤みを帯びた上翅、これもきわめてリアルで、子供ならば、思わず捕まえてしまうと思います。

■解説パネルより引用

‥けれども!

申し訳ないことに、私は虫が大変苦手です。

「本物と見まごうリアルさ」は恐怖でしかないため、昆虫モノは、目を1〜2mmだけ開けて、ササッと通り過ぎるしか。

neo

「たまたま金属で生まれてきた命」とも呼ばれる名品を、自らスルーするという悔しさ。

そんな中「‥ま、まあ、ハチなら可愛いかな?‥(; °`ω°´)ゴクリ」と、唯一撮影したのが、

「自在大雀蜂〈女王〉」。

…((((;´・ω・`)))ガクガクブルブル

neo

‥うう、自分の腕とかに乗せたら、間違いなくフリーズしたまま泣くー!

昆虫エリアを通り過ぎた所で待っていたのが、この美しい

「自在蛇骨格(じざいへびこっかく)」ですよーー!

か細い白い骨に見えますが、銅・青銅・真鍮・銀で製作されています。

1つ1つの椎骨・肋骨も、この通り。

neo

ひょえ〜!どんだけ繊細なの。

この角度から見たら、ヘビ、笑ってる〜!

あ〜ん、か〜わ〜い〜い〜。

neo

いいモノ、いっぱい見た。

蛇骨格のバックには、画伯の大作がズラリ。

一旦、展示室の入口に戻り、改めて、壁の絵画を見て歩きました。

「絲綢の路 パミール高原を行く」。

絲綢之路(しちゅうのみち)とは、シルクロード。

例えばこの人なんて、何を思いながら厳しい旅を続けているの?

唐の時代、長安から天竺に経文を取りに行った、玄奘三蔵が通ったルートと、シルクロードの道のりはズレていますが、もちろん同じ場所も通過しています。

砂漠に消えた町や、突然現れる風化した仏教遺跡に感じる、遥かな時の流れ。

neo

ロマンだなあ。

「破壊されたバーミアン大石仏」と「アンコールワットの月」。

現存する風景・遺跡と、画伯の想像がミックスされた、静謐な世界。

子供の頃から訪れたいと思っていた、シルクロードの情景が、次々と現れます。

neo

私、本気で行こうとして「地球の歩き方」も買って読んだんだけど、もう行けないと思ってる。

「お気軽に、ごゆっくりおくつろぎ下さい」という映像室。

薄暗い快適空間で、穏やかな声の作品解説を聞く‥心地よい、癒しタイムです。

neo

そんで、ティーラウンジ「オアシス」、イチオシだよ!

この日の最高気温は、34℃。

朝からハイテンションで歩き回る旅人にとって、正にここはオアシス。

喫茶のみの利用もOK。

美術館の外からも入れます。

私は入館前に見た、この、ウクライナ色のドリンク「ピース・ブルー・ジンジャー」が、気になっていた!

「平山郁夫は 平和への祈りを 青にこめた‥」。

私、コレでお願いします!

え〜っと、上はジンジャーエール、下半分はゼリーなので、よく混ぜてどうぞ、だって。

neo

尾道市立美術館も、この美術館も、感じの良いスタッフさん達で嬉しかったな。

ストローで、ワラワラ・シュワシュワかき混ぜて、飲んでみると‥。

何ちゅう爽やかドリンクなのじゃ!

neo

‥うん、元気になった。‥あれ?お昼ご飯、食べてないや。

平山郁夫美術館〜瀬戸田港

瀬戸田は、お魚やタコ料理が美味しいのですが、お店でガッツリ食べるほど、お腹は空いてません。

再び商店街を抜けて、港に戻る前に‥

郵便ポストの向こうに見える看板が、私を呼んでいる。

人気のドルチェ、買い食い。

コーンだとすぐ溶けちゃうから、カップ一択。

商店街には、お肉屋さんの名物コロッケも。

1個100円。

お昼ご飯、これでOK!

エネルギーチャージ完了。

neo

お店のおばあちゃんが、コロッケを手渡す時、笑顔で「はい!おいしいよ!」って言ってくれたから、美味しさ爆上がり!

待ちきれず、ちょっとだけモグモグしながら瀬戸田港に向かい、待合室でいただきました。

よし!

そろそろ船の時間なので、桟橋に出て待ちましょう。

14時前、三原港から広島港に向かう「瀬戸内しまたびライン」に乗船しなくては。

うふふ。

今から、うさぎ島として有名な、大久野島に向かうのです!

大久野島へ

大久野島へは「ラビットライン」も就航していますが、今から乗るのは、別の船。

黄色い橋をくぐって「シースピカ」さん、キター!

ドーン!

neo

あらかじめ、ネットから予約しておいたんだよ。

シースピカは、瀬戸内海の風光明媚なエリアをクルーズする船。

三原港〜広島港を航行する西向き航路で、いくつかの島にも立ち寄ります。

‥あれ?

瀬戸田から乗船するのは、私1人っぽい?

スロープの準備、なんかわざわざすみません。

は〜、涼しくてホッとする〜!

私に用意された座席は、1人にもかかわらず、3シート分!

なので、リュックにも1席。

船窓から見える、NHK人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルの島。

neo

ひょうたん島、半分は愛媛県、もう半分は広島県なんだって。

ウサギを探せ!

大久野島、着きました!

瀬戸田から近いので、あっという間です。

桟橋から上陸すると、第1うさ、発見!

‥木陰でノビてます。

この島の歴史を物語る、毒ガス資料館に入館。

‥ここは、何度来ても‥言葉を失う。

島内を歩いていると、一緒に上陸した人が

関西の女性

‥うさぎ、全然おれへんやんなあ。

‥おれへんのやないんです。

うさ、暑いから、日陰に避難してはるんです。

あとね、茶色いから、見つけにくいのかな?

この日、真っ白な子は、見かけませんでした。

めっちゃ穴掘ってる子、いたー!

砂煙を上げる前足、高速過ぎて見えないぞ?

君は‥綺麗な色だね。

揃えたお耳も、可愛いね。

おや、足元に寄ってきた子が!

でも、うさエサを持ってないと気付かれ、この通り。

Uターン、早っ!(^▽^;)

1匹くらい、触ればよかったかも。

neo

ん?うさぎは「1羽」か。

もうすぐ、出航の時間。

桟橋に急げ、急げ!

16時20分、大久野島を出発しました。

大崎下島・御手洗へ

シースピカの最終寄港地、大崎下島に向かいます。

御手洗地区は、江戸時代に「風待ち・潮待ちの港町」として、北前船と共に栄えました。

国から選定された、重要伝統的建造物群保存地区の美しい町並みは、映画やCMのロケ地にもなっています。

neo

最近の映画だと、アカデミー賞を受賞した「ドライブ・マイ・カー」。

はい、島に上陸。

「みたらい散策絵図」。

御手洗は、とてもコンパクトなエリアです。

江戸みなとまち展示館。

館内は撮影禁止なので、入口の北前船だけ。

パネルには、かつて賑わった港の写真なんかも。

江戸時代の佇まいを残す、風情ある建造物群。

neo

さあ!今から、ロボホンに会いに行くよ!

「潮待ち館」のお仕事ロボホン・しおまちさん

メインストリート・常盤町通りの、ほぼ中央にある「潮待ち館」に、お仕事ロボホンがいます。

neo

ウワサを聞いて以来、やっと会いに来れた〜。

‥ごめんください。

キョロキョロ(・_・ ) ( ・_・)

いた!

しおまちさん!

neo

(‥あれ?起きてない?‥えーっと、どうすれば?)

お店の人に声をかけ、起動していただきました。

右隣のタブレットをタップして、聞きたいコンテンツを選択すると‥

身振り手振り、小首を傾げながら、御手洗の観光案内をしてくれる、しおまちさん!

ロボホン・ホットステーション。

neo

可愛い過ぎて、なぜか泣けてくる。

お店にロボホンが来た当初は「みたらいさん」と呼ばれていたそう。

当時はまだ、動いたり喋ったりできず、お人形さん状態で座っていました。

けれど、アプリが導入された今では、観光案内をしてくれる、立派なお仕事ロボホンに。

「ロボホンは、こうでなくっちゃ!」ですね。

店員さん

全国からお客さんが、しおまちさんに会いに来てくれるんですよ!

neo

わ〜、実は私も、お友達に教えてもらってやってきました。

店内には、御手洗の特産品などが並んでいます。

以前、ロボ友からいただいて美味しかった「黄金瓶詰」を購入できて、ホクホク。

おみかんのシロップ漬けです。

neo

かき氷にかけたり、ヨーグルトやお酒に入れてもグー!だったの。

しおまちさんとお店のこと‥SNS・ブログでの紹介にご許可をくださり、ありがとうございます。

店員さん

あっ!今日は臨時営業していますが「普段は、土日祝日営業です」ってお伝えくださいね。

おお、確かに「臨時営業中」の表示が。

今日は平日にもかかわらず、たまたま仕入れの関係で開店していたそうで、ラッキーでした。

御手洗地区の散策

‥しかし、午後になっても、島の日差しは強いな。

誰もいない、静かな路地を散策します。

この島に来たらココ「御手洗昭和館」!

‥って、まさかの「準備中」ですか!?

平日、色んなお店が閉まってるのは「島のお店あるある」だけど。

御手洗昭和館は、何度でも訪れたくなる、とても見応えある施設。

昭和のチープなおもちゃ・レトロ文具に興味がある人には、全力で推しときますね。

こちらの記事に、レアな所蔵品ギッシリの、詳細レポを掲載中。

【日帰り旅】観光列車「etSETOra(エトセトラ)」と観光型高速クルーザー「SEA SPICA(シースピカ)」で 御手洗昭和館に行ってきた観光列車と高速艇を使った日帰り旅で、昭和30〜40年代のおもちゃが展示された「御手洗昭和館」へ。途中、ウサギ島として有名な大久野島にも立ち寄り。...

‥さて、時間がポッカリ空いちゃったので、のんびり散策をしましょうか。

あらゆる所に、非日常な風景が広がっています。

カーブを曲がると、千砂子波止。

江戸時代から残る、高燈籠も見えてる。

すっかり暑さにやられたので、船に戻ることにしました。

シースピカさん、ただいまニャ〜。

‥ちょっと疲れたニャ〜。

船内で、リポDドーピング。

朝の尾道から、結構頑張った。(←当社比)

2階のデッキ、潮風が気持ちいい。

広島港に向かう途中、シースピカは、呉港に寄ります。

呉湾に入るため、名勝・音戸の瀬戸を通過。

2つの赤い橋が、音戸大橋。

ちょうど、愛媛県の松山観光港と呉港を結ぶフェリーが、橋の下を通過中でした。

ちなみに、潮の流れが速いこの海峡を開削したのは、平清盛公と伝えられています。

岩礁の上に建てられた、清盛塚。

後ろの建物2階、小さく見える清盛像、わかりますか?

【清盛の「日招き伝説」って?】

「西に沈みかけた太陽を、清盛が扇で招き返し、たった1日で瀬戸の開削工事を終わらせることができた」という、かなりブッ飛んだ伝説。

これは、以前撮影した「太陽を招き返す清盛公と、馴れ馴れしい私」。

‥あの‥こんな写真しかなくて、すみません。

neo

‥扇で?‥太陽を招‥(以下、自粛)。

音戸の瀬戸を抜けると、約60年の歴史に幕を閉じた、日本製鉄の敷地が広がっています。

工場好きの人達にも、長年愛された独特な風景。

呉港の手前にある、海上自衛隊の基地が見えてきました。

neo

呉市は、大和ミュージアム・海自カレーなどの海軍グルメが人気の町だよ。

あっ!このタイミングで、潜水艦が入港してきた!

呉は、国内で唯一、潜水艦を間近で見ることができる地でもあります。

入港準備する潜水艦を撮影した途端、カメラは電池切れ。

neo

‥300枚くらい撮影してる。電池、ここまでよく持った。

呉港に寄らず、御手洗から広島港まで直行すれば早いのですが、このように、音戸の瀬戸から呉港までは、見所が多いのです。

neo

シースピカは、速度を落として、自衛艦の近くまで寄ってくれるんだよ。

後は、最終目的地の広島港に向かうだけとなった船内では、疲れて眠る人もチラホラ。

いつの間にか陽も傾き、長いような、あっという間だったような、不思議な1日が終わりました。

ふと、昼間、瀬戸田の商店街で、1人旅の女性に声をかけられたことを思い出します。

キレイ服と丁寧メイクの、可愛い人でした。

女性

‥お昼ご飯食べる所、決めてますか?‥いいお店、ありました?

歩きながら、お話を伺ったところ、

  • 瀬戸田に来たのは、今日が初めて
  • 尾道港にいたら「瀬戸田行きの船が出るよ!」と言われて、シトラスに飛び乗った
  • 上陸したものの、どこに行けばいいか迷っている

とのこと。

「瀬戸田といえば、耕三寺が有名です」と伝えたところ、神社仏閣には興味がないそう。

女性

‥でも、古い建物とか見るのも好きだから、この商店街は面白いな、って。

neo

ですよね〜。思い切りレトロな外観なのに、中に入ると超オシャレなお店もあって、びっくりします。

並んで歩きながら、海鮮が食べられるお店や、オシャレなカフェなどを何軒か紹介し、

neo

それでは私は、この先の美術館に行くので。

女性

‥あっ、じゃあ、また。

とお別れしました。

出発前にキッチリ計画を立てる派の私は、彼女みたいな「今から出る船に飛び乗る」は、やったことないかも。

色んな理由で「事前に組んだスケジュールの通り、現地で行動する」ことしかできないので、何も決めずに行動する旅に憧れもあります。

neo

まあ「その場で急遽、計画変更!」ってなることもあるけど、滅多にないかな。

失敗を重ねたことで「自分が楽しめる旅の作り方」「無理のないペース」の目安が見つかった、今日この頃。

‥あなたにも、そんな目安みたいなものって、ありますか?

‥どんな旅がお好きで、どんな時間が最も楽しみですか?

不安定な体調や、お財布とも相談しつつ「‥さて、お次はどこへ?」なんて、既にウズウズしているのでした。

neo

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。