こんにちは。最近の休日は、広島から瀬戸芸に通っているneoです。
この記事は、瀬戸内国際芸術祭2022・春会期に、小豆島の馬木エリアを訪れたレポートです。
高松港から出発し、アート作品鑑賞後、高松港に戻り、陸路でJR岡山駅に向かいました。
バスの1日乗車券・各施設の割引特典などのおトク情報も。
まずは恒例の「瀬戸内国際芸術祭について、サラッと」から。
「もう知ってるよ」という人は、先に進んでね。
2022年は、3年に1度開催される瀬戸内国際芸術祭の年。
【瀬戸内国際芸術祭とは】
香川県・岡山県の、瀬戸内海の島々を舞台に開催される、現代アートの祭典。
略して「瀬戸芸(せとげい)」。
- 春会期:4月14日〜5月18日
- 夏会期:8月5日〜9月4日
- 秋会期:9月29日〜11月6日
今年はコロナ禍のため、海外からのお客様が来れないのが残念。
瀬戸芸は毎回、国内外から多くの人がアート巡礼で瀬戸内を訪れる、大規模芸術祭なのです。
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■画像出典:瀬戸内国際芸術祭2022・公式サイト
「それ、どの辺でやってるの?」と言いますと‥
![開催エリア](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/0-1024x747.jpg)
今回は、1泊2日の1人旅・2日目。
1日目のレポは、こちら。
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2日目は、朝から高松港を出発、小豆島の馬木エリアを訪れ、夕方にはJR岡山駅に移動するスケジュールです。
作品の写真も多めに載せていますので、是非お楽しみください。
初めての馬木エリア、ここに絶対見たかった作品が!
高松港〜池田港
朝8時、JR高松駅前のホテルをチェックアウト。
島巡りの拠点となる、マザーポート・高松港は目の前です。
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平日の朝だけに、地元の通勤・通学の人がチラホラ。
![](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC01358-1024x768.jpeg)
あっ!あれは女木島・男木島に向かう船。
港から大きく手や旗を振る人たちに、船上の人が手を振り返していました。
瀬戸芸中、色んな港でこの情景を目にします。これ、嬉しいんだよね〜。
ちなみに、この赤いストライプの船「めおん」は、今回の公式ガイドの表紙にも。
![](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC01361-1024x768.jpeg)
乗船チケットを購入後、小豆島・池田港行きのフェリーに乗り込みましょう。
高松港から池田港までは、700円。
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薄曇りの高松を、出港!
乗船前に「高松港 食のテラス」で、お弁当を調達していました。
離島では、昼食難民になることがあるから、出発前にお弁当を購入しておくのもオススメ。
「食のテラス」には、地元食材を使ったお弁当が並んでいます。
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ヘルシーな和風弁当も美味しそうだったけど、今日は、ビリヤニに惹かれた。
フェリーの中で、のんびり島を眺めながら朝ご飯!
![](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC01364-1024x768.jpeg)
‥わ!超ビリヤニ!
「朝は、イマイチ食欲ないんだけどな」とか思ってたくせに
「うまい!うまい!うまい!」
スパイスの香りで、元気にならない訳がない。
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船窓から、前回の瀬戸芸で訪れた、女木島・男木島・大島などを眺めます。
![](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/1-4-1024x692.jpg)
ちなみに、航路・池田港の場所は、こんな感じ。
船に乗っている時間だけなら、高松港〜池田港は1時間。
けれど、乗船・下船に時間がかかることもあります。
大きなフェリーの場合、出港5〜10分前には乗船しておくくらいが安心かも。
島民・大型車両や一般車両・バイクの乗り降りもあるので。
「さあ、目的の港に着いた!」と思っても、下船は、列に並んで順番に。
バスや列車のように、サッと降りれる訳ではありませんので、バスなどに乗り継ぐなら、余裕を持って。
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池田港に入港しました。
フェリーから見た、池田港。
目立つ所に、瀬戸芸の青い旗が!
馬木エリア
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池田港の前から島内バスに乗り、馬木エリアまで移動しましょう。
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高齢化した島民の足でもあるオリーブバスは、途中、病院や役場前にも停車。
病院の前から、数人のお年寄りがゆっくりバスに乗ってきて「お父さん、座りなさい」「いや、わしはええ」などと、空席を探しています。
私と、もう1人の女性が同時に席を譲ると「おねえちゃん、ありがとねえ」。
ふと、静かな島で暮らす日常に想いを馳せたり、バスの車窓から海を眺めつつ、ぼんやりすること約20分。
ここでも、非日常的な時間が流れます。
ジョルジュ・ギャラリー
![](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC01377-1024x768.jpeg)
はい、馬木のバス停に到着!
今日の目玉「ジョルジュ・ギャラリー」は目の前。
![](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC01439-1024x768.jpeg)
‥と、その前に、案内所で体温チェックを受け、リストバンドを巻いてもらいます。
![](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC01442-1024x768.jpeg)
えへへ、この作品、ずっと見たかったのー!
フランス人現代美術家・ジョルジュ・ルース氏のギャラリーです。
![](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC01378-1024x768.jpeg)
古民家の中に、作品があります。
ここは、作品鑑賞パスポートを持っていても、別料金が必要な施設の1つ。
受付の後、スリッパに履き替え、そっと入室すると‥
![](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC01384-1024x768.jpeg)
床の間・ふすま・欄間などの一部に金箔が貼り付けてある。
おおおう!
![](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC01383-1024x768.jpeg)
別角度からだと、こんな感じ。
これが、部屋の中央に立ち、少しずつ目線を下げて行くと‥
![](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC01380-1024x768.jpeg)
だんだん正円に近づき‥
![](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC01382-1024x768.jpeg)
ドーン‼︎
「ピタッ」と正円が出現した一瞬、震えました。
この写真で見ると、少しだけズレていますね。(←残念)
けれど、マークされた場所に立ち、中腰で慎重に目線の高さを調節していると
「ここだっ!」
という位置が見つかります。
見事なまでに完璧な、金色の正円が出現しました。
![](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC01381-1024x662.jpeg)
足元には、赤字で書かれた注意書き。
「SNS等に投稿する際は‥」
了解。「SHODOSHIMA2018(著作権マーク)GEORGES ROUSSE」。
隣室で流れていた制作現場の映像は、作品の構想を元に、家の中の建具を外してペイントの準備をするアーティストさん達。
時間の関係で一部しか見れなかったけれど、またの機会に全編鑑賞したいです。
醤の郷(ひしおのさと)現代美術館
ジョルジュ・ギャラリーの近くに、旧・醤油会館を改装した「醤の郷現代美術館」があります。
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現代アート作品や、小豆島ゆかりの作品を展示中。
コインロッカーに荷物を入れて、手ぶらでゆっくり鑑賞しよう。
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オシャレなお嬢さん達が喜びそうです。
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古い建物をリノベした空間が放つ、独特な雰囲気。
![](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC01389-1024x768.jpeg)
白い壁に、整然と作品が並ぶ美しい展示室。
国内外の、著名なアーティストの作品が目白押し。
![](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC01390-1024x768.jpeg)
‥んっ⁉︎‥これ、クリスト?
クリストのアンブレラだ!
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石の螺旋階段を上って、2階展示室へ。
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は〜、ここも清廉な空間だな〜。
多くの画家が描いた、小豆島の風景画の数々。
全国に散らばった作品を、小豆島アートプロジェクトがコツコツ買い戻し、里帰りを試みているのだそう。
「島の子供達に、絵を通じて島の素晴らしさを誇りに思い、島の未来を輝かせようと思うきっかけにしてもらいたい」んだって。
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小豆島といえば、この風景。
実はまだ、立ち寄ったことがない私は、この絵ですっかり訪れた気に。
この美術館の作品解説は、受付で渡されるA4サイズのポケットファイルに入っています。
それを読みつつ、アート鑑賞するシステムになっていました。
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このファイルは、観賞後に返却。
そうそう、瀬戸芸パスポートにスタンプを押すのも、忘れずにね!
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出口に向かう時に見つけた、前回(瀬戸内国際芸術祭2019)のポスター。
暗闇に浮かび上がるタコ、凄く好きだったなあ。
MOCA HISHIO ANNEX(煉瓦倉庫)
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こちらは「アネックス」と呼ばれる別館。
![](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC01399-1024x768.jpeg)
レンガ倉庫を再利用した空間にアート作品。
醤の郷現代美術館に入館したら、アネックスは入館無料だったよ。
なので、入館する順番は、醤の郷現代美術館→アネックスで。
醤の郷(ひしおのさと)散策
「醤の郷」には、明治時代に建てられたお醤油工場や蔵が残っており、今でも、一部が稼働中。
ほんのりお醤油の香りが漂ってくるこのエリアに、瀬戸芸作品が散在しています。
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県道から、細い道を入り、静かな集落へ。
青い目印の看板がなかったら、絶対戸惑うよね。
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少し歩くと、屋外作品「ドットアーキテクツ」。
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ピザ窯。
ここでピザを焼くイベントもやったみたい。
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ラジオ局?
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‥わ、イノシシ、出るんだ‥。
平日のせいか、誰もいない路地や、畑沿いの道をポテポテ歩きます。
う〜ん、普段の月曜日の午前中なら、職場でバタバタ大忙ししてる時間帯。
なんか、ここにいると、日頃の喧騒が夢のよう?
仕事場で走り回る私も、醤の郷をポテポテ歩く私も、両方本物。
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緩やかな坂道を下っていくと、
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あった!
作品名「オリーブのリーゼント」。
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ここは、テレビや雑誌で時々紹介されるので、見覚えがある人もいるのでは?
希望すれば、リーゼントのカツラを貸してくれるようです。
ファミリー4人がカツラをかぶり、この作品の前で記念撮影中。
シャッター係を頼まれたので、喜んで引き受けました。
仲良しご一家。可愛くて面白い、最高の記念写真になってたよ!
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この建物も、昭和19年まで使われていたそう。
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柱のところどころにある白い部分は、お醤油造りに大切な菌。
何と!今でも生きているのだそうです。
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奥に進むと、金色の丸の作者・ジョルジュ・ルース氏が、かつて作品を制作した建物が。
![](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC01415-1024x768.jpeg)
‥え〜っと、コレ???
彼がここで作品を製作したのは、3年前。
既に塗料は剥げ、金属部分も錆びているそう。
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完成時は、こんな作品だったみたい。
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左上が、ジョルジュ氏の作品があった、小さな建物。
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それでは、醤の郷を散策しながら、バス停方面に向かいましょう。
焼杉の壁が立ち並ぶ、静かな町です。
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![](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC01423-1024x768.jpeg)
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そこに突如現れる、瀬戸芸作品。
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作品名「おおきな曲面のある小屋」。
中に入ってみたら、普通の公衆トイレでした。
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「ヤマサン醤油」さん。
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バスの時間まで、ご当地グルメ「ひしお丼」も食べられるお店で、ひと休みしていきます。
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私は、気になる「もろみアイスクリーム」にしました。
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おお、ほんのりもろみの味がするアイス。
(↑語彙力)
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醤の郷、散策終了。
JR岡山駅までの帰路を、急遽変更!
さて、馬木エリアを出発。
香川県・小豆島から、JR岡山駅まで帰る時間です。
私の当初の計画は、こうでした。
【変更前】馬木→土庄港→新岡山港→JR岡山駅
まず、今いる馬木から島内バスに乗り、岡山行きの船が出る土庄港に移動。
![](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/4-3-1024x692.jpg)
土庄港からフェリーに乗り、新岡山港へ。
そして新岡山港から、路線バスでJR岡山駅に向かう、と。
でもこれだと、土庄港で1時間近く待たされる上、もし新岡山港からのバスが遅れたら、帰りの新幹線ギリギリ!
そうなんです。
新岡山港とJR岡山駅は、ちょっと離れた距離にある。
バスが予定通りの時刻にJR岡山駅に到着すれば、余裕で新幹線に間に合いますが、もし渋滞や事故に巻き込まれたら‥。
路線バスの中で、ずっとヒヤヒヤするの、イヤ〜!しかも、新幹線に乗り遅れたら最悪〜。
個人で島巡りをする時には、
- 自分が乗りたい時間に、バスや船がいない
- 乗り物の時間に合わせた結果、アート鑑賞時間が足りなくなる
- 辺鄙なバス停や港で1時間、またはそれ以上の待ち時間が発生する可能性がある
- 予定のバス・船に乗り遅れたら、以後の計画が大幅に狂う
- 最悪、島に取り残される
といったことが起こります。
そうならないために、下調べが大切。
一旦は「これでヨシ」と決めたルートでしたが、馬木から土庄港へ向かうバスの中で、急遽、再検討を始めました。
私はスマホを持っていないので、地図と時刻表を見ながら、新たな乗り継ぎルートを模索。
あっ、見つけたっ!
![](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/5-3-1024x692.jpg)
池田港から、四国・高松港に戻り、本州・岡山まで、瀬戸大橋をJRでイッキに渡る!
この方が、確実な上、早くてラクなことに気付いたのです。
こういう時の集中力、自分でも笑える。
【変更後】馬木→池田港→高松港→JR高松駅→JR岡山駅
池田港でバスを降りて、10分後に出港する高松港行きの船に飛び乗っちゃえ!
少し割高にはなりますが、土庄港で長時間待たされたり、駅までの路線バスが遅れないかヒヤヒヤしてたら、どっと疲れちゃいそうだもの。
![開催エリア](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/0-1024x747.jpg)
瀬戸芸開催地は12の島と2つの港。
出発前に、各種移動手段を考えるのも楽しみの1つですが、こんな風に現地で、もっと良い案に気付くこともあるのです。
池田港は小さな港。
バスを降りる前に、運賃ぴったりのお金・700円を手に握り、乗船券を買う窓口に直進しました。
港の建物を出たらすぐ桟橋で、ちょうど何人か乗船中です。
私が難なく船に乗り込めたのは、行きにこの港に降り立ったので、どこに券売窓口があり、桟橋はこの方向、って知ってたから。
船に乗り降りする人が少ない、小さい港だから可能だったワザ、ではあります。
個人旅、こういうのも面白い。
高松港・高松駅出発
乗船から1時間後、再び高松まで戻ってきました。
![](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC01443-1024x768.jpeg)
あはは、高松港、ただいま〜っ!
![](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC01448-1024x768.jpeg)
思いがけず、帰ってきたー!www
![](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC01447-1024x768.jpeg)
港から駅に続く歩道を抜けると、
![](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC01449-1024x768.jpeg)
JR高松駅は、いつも笑っています。
![](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC01452-1024x768.jpeg)
瀬戸芸は、春・夏・秋の3会期。
会期外に来ても、鑑賞できるアートがいっぱい。
そのうち、また来よう。
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JR岡山駅までは、マリンライナーで約1時間。
路線バスと違い、確実に新幹線の時間に間に合うよう、岡山まで連れて帰ってくれました。
![](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC01460-768x1024.jpeg)
そうそう、小豆島の土庄港で買うはずだった、大人気の「しょうゆせんべい」。
土庄港には寄らなかったけど‥ちゃっかり、JR高松駅でゲットしております。
やあ、今回も満喫しましたぞ。
おトクな割引特典・プレゼント情報
何かと軍資金が必要な、瀬戸芸アート巡り旅。
ついでに、ご当地グルメや郷土料理も食べたいし。
なので、利用できる割引特典・無料サービスなど、使えるものはどんどん使っちゃいましょう。
瀬戸芸の作品鑑賞パスポートで受けれられる各種割引のほか、交通社が販売する各エリアのおトク乗車券・デジタル割引券などが発行されているので、移動時間などにチェックしてみてください。
今回の旅で私が使った割引券や、プレゼントをまとめてみました。
2日間でもコレなので、これから訪れる人、現地でのおトク情報は必見ですよ。
最終的には、結構なおトク感!
瀬戸内国際芸術祭2022公式ショップ×作品鑑賞パスポート
香川県の高松港・岡山県の宇野港にある、瀬戸芸公式ショップ。
ここでのお買い物の時、パスポートを提示すると、購入金額の5%の割引が受けられます。
ただし、使えるのは1冊のパスポートにつき、1回だけ。
![](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC01346-1024x768.jpeg)
私は今回の旅で、早速使っちゃいました。
1回しか使えないから、いっぱい買う時に思い切って使おう。
香川県立東山魁夷せとうち美術館×作品鑑賞パスポート
東山魁夷せとうち美術館は、瀬戸芸の割引協力施設。
![](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC01461-768x1024.jpeg)
芸術祭期間中、パスポートの提示で、入場割引の特典が受けられます。
ちなみに、2割引で入館できたよ。
この美術館は、せとうち美術館ネットワーク参加施設でもあるので、そちらで割引を受けることもできます。
(※作品鑑賞パスポートとの併用は不可)
沙弥島エリア散策×バスの1日フリー乗車券
沙弥島・与島・鍋島を巡る時に使うのが、JR坂出駅発のシャトルバス。
瀬戸内国際芸術祭期間中は、臨時バスの増便アリ。
沙弥島エリアは駅から少し離れており、路線バスの本数・ルートも限られているため、本来は車で回るのが効率的。
けれどシャトルバスを乗り倒せば、ストレスなく目的地を回れました。
![](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC01459-1024x768.jpeg)
こちらが沙弥島エリアを巡るバスの、1日フリー乗車券。
時刻表の片隅にQRコードがあり「ジョルダンのアプリからも購入できます」とも。
![](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC01168-1024x768.jpeg)
私は、JR坂出駅のバス停で購入。
右端、赤いジャケットの人がいる所です。
移動中の暇つぶしに「1日フリー乗車券を買わなかった時のバス代」を計算してみました。
- JR坂出駅〜沙弥島会場:500円
- 沙弥島会場〜JR坂出駅:500円
- JR坂出駅〜与島会場(浦城):600円
- 与島会場(浦城)〜与島PA:200円
- 与島PA〜与島会場(浦城):200円
- 与島会場(浦城)〜JR坂出駅:600円
合計:2600円。
1日フリー乗車券は2000円なので、600円もおトクです。
更に、運転免許返納者は半額の1000円!
これは、瀬戸芸公式ガイドに掲載されていた情報。該当者である私は、半額で購入できたので、1600円もおトクな計算に。
この1日フリー乗車券は(私がパスした)もっと遠くの会場にも行けちゃう、優れモノです。
鎌田ミュージアム×スタンプラリー
JR坂出駅付近に点在する、鎌田ミュージアム。
寛政元年(約230年前)創業の鎌田醤油さんが、文化事業の一環で支援しているミュージアムで、3施設あります。
- 小沢剛 讃岐醤油画資料館
- 四谷シモン人形館 淡翁荘
- 鎌田共済会 郷土博物館
この3施設を巡るスタンプラリーで、景品がもらえました。
各ミュージアムを訪れる際は、開館日のチェックをお忘れなく!
![](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC01469-1024x768.jpeg)
景品はいくつかの種類から選べるシステム。
私は「低塩だし醤油」をチョイス。
老舗のだし醤油、お家で使うの楽しみ。
四谷シモン人形館「淡翁荘」×入館者プレゼント
![](https://parosuke9.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC01465-768x1024.jpeg)
23体のシモン・ドールが暮らす、四谷シモン人形館。
入館者には、ポストカードのプレゼントがありました。
3種類の中から1枚選べる、シモン・ドールのポストカード。
どれも素敵で、かなり迷った。
与島PA×せとうち美術館ネットワーク小冊子
せとうちエリアの美術館・博物館のネットワーク参加施設で、入館料割引などが受けられる無料小冊子があります。
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この冊子の裏表紙に、各地のPAなどで使えるサービス券がついていました。
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この中に、与島PAで2000円以上お買い物すると、生うどん(1人前)がもらえる券を発見。
PAでおみやげを買ったので‥
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わーい、生うどんだ!
このように、1つ1つは小さいけれど、思いがけず割引があったり、ちょっとしたプレゼントまで。
単純に嬉しい。
特典を使う時の注意点
特典をうまく使うには、注意点がいくつかあります。
大前提として、その特典の利用条件を確認すること。
例えば「◯◯の場合は使えません」「◯◯円以上で特典があります」「◯◯の併用はできません」「有効なのは、期間中1回のみです」などです。
そして、特典目的の予定外行動で、1日のスケジュールを狂わせないこと。
今回の鎌田ミュージアムスタンプラリーは、バスの発車時間までたまたま時間が空いたので、参加してみました。
元々は、四谷シモン人形館だけが目的だったので。
与島PAでのお買い物は、レジ列でかなり待たされてしまい、帰りのバスに乗り遅れるかとヒヤヒヤ。
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かなりの車の数、そして団体バスもいて、ショップ内は、人でギュウギュウだったのです。
もしバスの時間に間に合いそうになかったら、スタンプラリーもPAでのお買い物も諦め「本数の少ないシャトルバスに、確実に乗車する」を優先するつもりでした。
そして、バスの1日乗車券や、船の1日乗船券は「元を取れるくらい乗るのか」を考えて購入すること。
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小豆島のオリーブバスにも、フリー乗車券(1日券・2日券)があります。
オリーブバスは、区間にかかわらず、1回の乗車につき300円。
なので、4回以上バスに乗らなければ、むしろソン。
私は2回しか乗らなかったので、300円を2回、計600円払えばOKでした。
でも、小豆島でゆっくり時間をとって、バスを乗り降りしながら回る人は、絶対おトクだよ!
いずれにしろ「旅行者にとって、こういうありがたいモノがある」と知っているか、知らないかは大きいですよね。
おまけ:バスに描かれた可愛いキャラクター達
個人的には、香川のローカルバスの、可愛いキャラクター達に楽しませてもらいました。
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ことでんの「ことちゃん(青いイルカ)」しか知らなかったよ。
高松を拠点にした、1泊2日旅。
2日目の今回は、朝から高松港を出発、小豆島を訪れました。
色んな楽しみ方ができる瀬戸芸。
アート鑑賞はもちろん、穏やかな島の美しい景色を眺めたり、美味しい物を食べるのも大きな魅力です。
個人的には、基礎体力やコミュニケーション力・自己管理力までアップする気が。
現地では、前もって組んだスケジュール通りに行動するとはいえ、なかなか頭を使います。
アート作品展示エリアを歩く時は、次々出会う新鮮な体験に夢中になりますが、自分のHPや、空腹具合・疲労度も時々確認するのをお忘れなく。
小さな冒険のワクワクもありつつ、いつもどこかに瀬戸芸の青い旗や看板。
初めて訪れる駅や港、狭い路地で道に迷っても「あの青の目印」を見つけたら、ホッとする。
2022年5月末現在、春会期は終了していますが、会期外にも鑑賞できる作品・施設があるので、敢えて「会期中を外して、アート巡りをする」という手もアリ。
【瀬戸内国際芸術祭2022】
- 春会期:4月14日〜5月18日
- 夏会期:8月5日〜9月4日
- 秋会期:9月29日〜11月6日
芸術祭の期間限定臨時バスなどは走っていなくても「人が押しかける時期を外せば、ホテル確保もしやすいし、のんびりした島時間を楽しめるよ」という人もいます。
私もまだまだ、楽しみますよ〜!
太陽の光が眩しい瀬戸内の島から帰宅したら、鯉のぼり達は、間接照明が眩しそうだった。 pic.twitter.com/fLSc0F2JPe
— neo (@neosoft9) May 16, 2022
お疲れ様でした。それではまた。
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