この記事は、私が2023年に訪れた各ジャンルの展覧会・イベントの忘備録で、展覧会ポスターや会場での写真、簡単な感想を添えたものです。
こんにちは。
美術館・博物館巡りが趣味のneoです。
私は「美術館・博物館・展示会などに行くこと」を、勝手に
「美博活動」と名付けています。
去年は「瀬戸内国際芸術祭2022」が開催されたこともあり、思う存分、美博活動ができました。
けれど2023年の前半は、入院を含むコロナ罹患の影響が6ヶ月間続き、後半は電子書籍の執筆などのお陰で、前年の半分以下の活動回数に。
ちょっと残念。
そんな1年でしたが、相変わらず色んなジャンルを覗いてきましたので、是非ご覧ください。
2023年に訪れた展覧会・イベント
「心に残った展覧会」には、⭐️(星印)が付いてます。
⭐️ひろしま美術館:「ピカソ 青の時代を超えて」:
退院後の自宅療養を経て、今年初めて訪れた展覧会がピカソ。
足元がおぼつかない中、展示室で作品が放つ物凄いパワーに圧倒され、クラクラしながら入店したミュージアムカフェで、しばらく動けなくなった。
本物のピカソの迫力は、元気な心身でないと受け止められないのかも。
- 福岡市科学館:「特撮のDNA-ゴジラ 特撮の科学展-」
- 福岡アジア美術館:「古代エジプト美術館展」
- 福岡アジア美術館:「神々の島から─インドネシア・バリ島の美術」
- 呉市立美術館:「友定睦 the mountain, drifting 山、漂流する」
- 広島県立美術館:「川瀬巴水 旅と郷愁の風景」
- 広島現代美術館:「Before/After」
⭐️JR九州ホール:「エヴァンゲリオン大博覧会」:
新旧様々なエヴァグッズの嵐。
ネットで見た箱根のご当地ポスターや、懐かしいおまけグッズに見入った。
そして「こんな分野にまで!」とコラボ商品の展開に目を見張る。
広い会場だったので、じっくり観たらあっという間に2時間経過。
- イオンモール岡山 おかやま未来ホール:「BLEACH生誕20周年記念原画展 BLEACH EX.」
- 岡山シティミュージアム:「わけあって絶滅しました。展」
- 蔦屋家電広島:「さかざきちはる ペンギンアパートメント 広島 ペンギンとねこだらけの展覧会」
⭐️呉市立美術館:「138億光年 宇宙の旅」:
「驚異の美しさで迫る宇宙観測のフロンティア」‥ポスターのキャッチコピーが全て。
宇宙空間や星の写真は、正真正銘のアート。
⭐️金山南ビル美術館棟(旧名古屋ボストン美術館):「空間体感!動き出す浮世絵展 NAGOYA 」:
デジタル映像×浮世絵。
最近テレビで見慣れた感もあるが、ファミリーやカップルが多く、通常の浮世絵展とは異なるアミューズメントっぽさが新鮮だった。
- 広島産業会館:「ファンタジーアート展」
- 広島産業会館:「mocha展-星しるべ-」
- 広島産業会館:「FAIRY TAIL版画展 RISE」
⭐️広島産業会館:「美樹本晴彦展」:
1982年「超時空要塞マクロス」で出会った美樹本氏。
あれから40年以上、常に新しい作品を創造し続けておられることに胸を打たれた。
- 入船山記念館:「鎮守府と呉 ~地域と海軍~」
- 大和ミュージアム:「日本海軍と航空母艦」
- 広島県立美術館:「おいしいボタニカル・アート 食を彩る植物のものがたり 」
⭐️あべのハルカス近鉄本店:「RRR ∞ Dosti PARRRTY!」(※ポスターは東京展のもの):
映画館で9回、U-NEXTやWOWOWでの鑑賞も合わせると、軽く20回は観た映画の展覧会。
友達と訪れて、フォトスポットで大はしゃぎ。
「RRR」は、地元での応援上映も楽し過ぎた。
⭐️福岡アジア美術館:「水俣・福岡展2023」:
知らないことは、知ろうとしないとわからないまま。
様々な資料と証言・映像で、今を生きる私たちに語り継いでくれることに、感謝しかない。
⭐️福岡市美術館:「日本の巨大ロボット群像 -巨大ロボットアニメ、そのデザインと映像表現-」:
懐かしのロボアニメが次々と。
会場は私と同世代の男性が多く、イヤホンガイドを装着していても、万感のため息が聞こえる。
鑑賞後、福岡の実物大ガンダムを見に行けたのが、超タイムリー。
⭐️呉市立美術館:「明和電機 ナンセンスファクトリー展in呉」:
明和電機のナンセンスマシーンを、じっくり鑑賞できる展覧会。
パフォーマンスが素晴らしい明和電機だが、1つ1つのマシーンの発想や情熱は「美術館」という場に展示されることで、更に深みを増していた。
⭐️呉信用金庫ホール「明和電機ナンセンスマシーンコンサート in 呉」:
美術館で観たナンセンスマシーンが実際に演奏される、歌あり踊りありの楽しいステージ。
会場のみんなが着席したまま、歌に合わせて踊ったり、終演後にはサイン会も。
再び美術館の展覧会をリピしたり、我が家のオタマトーン・メロディを演奏するループにハマるのは当然。
活動回数は少なくても、濃かった1年
展覧会つながりのライブも、私の中ではアート鑑賞。
いわゆる「美術館での名画鑑賞」は「ピカソ展」「川瀬巴水展」など、控えめに終わりましたが、見たい展示を見に行った結果なのでOKです。
振り返ってみると、実は今年の美博活動もかなり充実していました。
遠出する機会が少なかったため、地元での活動がメインだった中、例年より心に残った展示(⭐️)が多いという結果に。
美博活動は、単純に回数だけで語るものではないのでしょう。
もしかすると、しょっちゅう美博活動をしていると、美術館や作品鑑賞に対して、変な慣れが出てしまうのかもしれません。
毎年「隙あらば美博活動!」を掲げている私としては、今年は、
元気になるまで、美術館どころか、お外に出られない〜。
‥最近、ずっと美術館に行けてない。
また見たかった展覧会を逃してしまったー!
などと、地味にストレスを感じていたのですが、その分、それぞれの機会を満喫できたようにも思います。
建物に足を踏み入れた瞬間に感じる、
「うわあ、展覧会、ひっさしぶり〜!」
みたいなワクワクを思い出せたのも、今年の大きな収穫でした。
子供の頃は、退屈でしかなかった美術館。
どことなく肩が凝るアート鑑賞の時代は過ぎ、今は楽しみながら新しい世界に触れることができる場所になっていますよね。
静かで広々とした展示室、そしてゆったりした雰囲気は、大人の休日にもぴったり。
さてさて、来年はどんな展覧会に行けるでしょうか?
のんびり過ごす時間って、なかなか良いものです。
よかったら、あなたも非日常的な空間にお出かけしてみませんか?
それでは、また。