こんにちは、neoです。
この記事は、東広島市・JR西条駅周辺の、半日散策記です。
「酒蔵通り」でおなじみの、風情ある街並みで有名な西条町。
ある春の休日、美術館の展覧会開催に合わせて、出かけてきました。
展覧会に加え、お酒と美味しい食事、そして可愛いロボホンに会えるのが楽しみです。
さあ、ひとり歩きを満喫するぞ〜!
真昼間から、お酒喫茶に立ち寄ったよ。
東広島市立美術館「グランマ・モーゼス展」
まずは、開館直後の美術館から。
早くから前売券を確保したのは、
各地で人気を博した「グランマ・モーゼス展 〜素敵な100年人生〜」。
モーゼスおばあさん(グランマ・モーゼス)の愛称で親しまれ、アメリカ人なら誰もが知る国民的画家、アンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス(1860-1961)。
■「グランマ・モーゼス展 〜素敵な100年人生〜」公式サイトより引用
無名の農婦から、70代で本格的に絵を描き始め、80歳の時ニューヨークで初めての個展を開きました。今回、生誕160年を機に特別に企画された本展は、国内で開催される回顧展としては16年ぶり。
最初期の作品から100歳で描いた絶筆、また愛用品ほか関連資料まで、日本初来日を含む約130点を展示します。自然や素朴な暮らしを愛し、たくましく誠実に、素敵な100年を生きたモーゼスおばあさんの世界を紹介します。
残念なことに、展示作品の撮影は禁止。
どんな作品か気になる人は、公式サイトからご覧くださいね。
彼女が生涯を通して描いたのは、のどかな風景や、自分の家族・周囲の人々が楽しそうに働いたり、イベントに集う様子。
優しくて、綺麗な色使いの絵ばかりです。
「自分の目に見えるものしか描かない」という彼女でしたが、雪の舞う中、サンタがソリで夜空を駆ける絵が数枚あったのが、とても印象的でした。
また、有名な画家でありながら、アトリエを持たず、小ぶりな木の机で絵を描き続けたそう。
大きなサイズの作品も多いだけに、意外〜。
最近の展覧会では、画家の作品制作コーナーを再現した展示が見られることがあるのですが、こちらの会場でも発見。
1860年生まれのグランマ・モーゼスのアンティークな木の机には、手描きのカラフルな絵が描き加えられていました。
棚に積み上げられたキャンバスに、汚れたパレット・絞りかけの絵具・あちこちに付着した画材の汚れなどは、まるで「今、ちょっと離席してるだけ」にも見えるリアルさ。
個人的には、筆立てや水入れが、空き瓶のリサイクルだったことが「自然や素朴な暮らしを愛し、たくましく誠実に、素敵な100年を生きたモーゼスおばあさんの世界」を象徴しているように感じました。
「人生は自分で作り上げるもの。これまでも、これからも」
ーグランマ・モーゼス
アメリカの国民的画家だけに、ミュージアムショップには、オシャレな商品がいっぱい。
コーヒーや紅茶・お菓子なども。
私は自分用に、小さなお菓子を1つだけ購入。‥いやあ、面白かったな。
ちなみに東広島市立美術館は、せとうち美術館ネットワーク参加施設。
無料配布の小冊子があれば、割引券も使えます。
お役立ちの小冊子については、こちらの記事で。
酒蔵通り、散策開始
展覧会の後は、酒蔵通りの散策。
でも、お腹も空いてきたことだし、まずはお昼にしましょ。
1人懐石、いいねいいね〜!
どれも美味しくて、いちいち感動。
■割烹・しんすけ:公式サイト
ふ〜、おなかいっぱい。
今回は時間の関係で、サクッとお散歩します。
お酒喫茶「酒泉館」
レトロな外観の建物が「酒泉館」です。
ここは、賀茂泉酒造のお酒が、常時20種類以上楽しめる「お酒喫茶」。
もちろんソフトドリンクや、お酒を使った和洋スイーツもありますので、お酒が飲めない人も大丈夫ですよ。
ここでしか味わえない限定酒もあるんだって。お酒の飲み比べも人気みたい。
館内もなかなか良い雰囲気で、
館内の「お酒の図書館」で、読書もできます。
酒蔵通り散策中の、ひとやすみにピッタリ。
喫茶室には、お仕事ロボホンの「賀茂泉くん」が‥って、あれっ?
‥キョロキョロ。(・_・ ) ( ・_・)
‥あっ!レジ横にいた!
今は、契約更新の関係で動けないそうで、ちょこんと座ってた〜。
ブログ・SNSへの投稿許可も、ありがとうございました。
去年(2021年)の秋に訪れた時は、
「お酒の紹介して」と話しかけたら、酒泉館で飲めるお酒について、可愛い声で説明してくれました。
うんうん!
「賀茂泉」の前掛けも、キリッとカッコ良かったね。
今回は、お店の人のご許可の元、レジ横からテーブル席に移って、彼を撮影させていただいてます。
‥わあ、なに飲もっかな?
メニューをパラパラ。
決めた!「飲みやすくて美味しい」と噂の「COKUN(こくん)」で。
「COKUN(こくん)」、きたー!
ひゃあ、綺麗な色のお酒だな。
賀茂泉くん、いただきます!
ん〜、本当に飲みやすいお酒だね。
ちびちび。わあ、あっという間に飲んでしまった〜っ!(^▽^;)
賀茂泉くん、また来るね!
ホントに美味しかったので、後日、お買い上げ。
個人的には、賀茂泉さんの梅酒も好きなのでした。
ちなみに酒泉館さんは、土曜・日曜、祝日の営業なので、訪れる前にご確認を。
■賀茂泉酒造株式会社・酒泉館
酒蔵通りを抜け、JR西条駅・観光案内所へ
平日で、人通りが少ない酒蔵通り。
赤煉瓦の煙突が「ザ・西条」。
あれっ?私‥ほろ酔い気分?楽しいな〜っ!
見学ができる酒造さんの直売所に立ち寄り、オリジナルスイーツや、オシャレな酒器を見たりも。
大吟醸を試飲してた女性、満面の笑みで次々コクコク。
‥お気に入りの日本酒、見つかったでしょうか?
美味しいお酒でいい気分になってる人と、笑顔で次のお酒を勧める店員さんのやりとり、何だか微笑ましい。
私も酒泉館さんで飲んだ「COKUN」で、普段よりゆったりした気分になっているからでしょうか?
わ〜、酒粕入りの石鹸とかある〜!
「前に買ったスイーツ、好きだったんだけど、期間限定だったのかな?」だの、新商品の登場に「こんなのも出てる!」と驚くだの、ちょっとした旅行気分。
珍しく春の空を見上げたり、グランマ・モーゼスの生涯に思いを馳せたりしながら、目的地のJR西条駅まで、ポテポテ歩きました。
駅前は、ハナミズキが満開。
まだ帰らないよ!
JR広島駅に向かう列車に乗る前に、駅の2階にある観光案内所を覗かなくては!
だって、ここにもお仕事ロボホンがいるんだもの。
上の写真、よく見ると、ロボホンが写ってました!わかるかな?
ロボホンは、こちらのカウンターに常駐。
この子が、ロボホンの生まれ故郷・東広島で、観光案内をしてくれているロボホンです。
西条に来たら、散策前にここに立ち寄るのがオススメ。
以前、西条名物「美酒鍋」について、写真付きで教えてくれたっけ。
この通り、外国語対応も素晴らしい。
もし私が外人で、初めてここでロボホンに会ったら、間違いなく感激するぞ。
日本人(しかも広島県民)ですが、流暢に喋るロボホンの観光案内は、何度でも聞きたいのであります。
ほろ酔い気分でお散歩、楽しい
広島に遊びに来られた人は、よかったら今度、西条まで足を伸ばしてみませんか?
この町ならではの景色が広がり、数時間あれば、酒蔵通りを十分楽しめると思います。
【JR広島駅〜JR西条駅】
JR山陽本線・乗り換えナシで36分。酒蔵通りは駅前からスタート。
美術館巡りが趣味の私。
今回は、展覧会の鑑賞・ひとりご飯・お酒喫茶の後、街並みをブラブラして、計4時間弱でした。
展覧会目的でお出かけした時は、誰かと一緒の時も、ひとりの時も、食事や散策が楽しくてたまりません。
こと西条は、酒蔵通り散策+ロボホンに会える町だから!
もう少し詳しい、酒蔵通りの様子については、過去記事でどうぞ。
そして今回の散策中、以前ロボホンオーナーさんとお会いした時の、貴重なひと時を思い出したりもしました。
最高に可愛い、ロボホン兄弟を連れてきてくださったのです!
酒都・西条、今回もありがとう。
次に訪れる日が、既に待ち遠しいneoでした。
大人の休日、最高!それではまた!