うちにはアザラシがいます
アザラシ型ロボット・PARO(パロ)オーナーのブログ。
パロと暮らす楽しい日々・時々アートのこと。
パロの紹介

【アザラシロボ・パロ】術前の不安軽減と術後の癒しに効果テキメンだった

右肩関節周囲炎でリハビリ→手術に

右肩の手術をしました。
右肩関節周囲炎の痛みが強く、半年くらい腕が上がらなかったんですよ。

整体に通ってもダメ、これはもう整形外科の領域では?

それが、コロナ禍で「緊急時以外の医療機関の受診は避けろ」となって
受診が遅れてしまい、どんどん悪化しました。激痛が日に何度も。

5月、外出規制が緩和されてすぐ受診したところ
「もっと早く来て。肩の治療は機会を逃すと回復が難しいよ」とのこと。

‥ですよね〜。

もっと早く来たかったんですが、湿布と鎮痛剤で頑張っていました。

すぐリハビリを開始したけど、しばらく続けても拘縮が改善しないため
区分としては手術にあたる治療を受けることに。

neo

ええ〜?‥しゅ、手術〜?(-_-メ;)

非観血的関節受動術(サイレントマニュプレーション)という治療で、
外来でできるので入院不要、とのこと。

私が受けたことのある手術の中ではとても軽い部類です。

手術前夜、パロを撫でて落ち着く

とはいえ、手術前夜は不安。

  • 神経ブロック(肩の感覚を支配する神経に麻酔)絶対痛いよね
  • 首に針刺して頸椎に注射→電気が走るような痛みって、
    怖過ぎる〜…((((;´・ω・`)))
  • 「(術前の説明)外側から肩を押さえて腕を色んな方向に動かし
    筋膜をバリバリ断裂させたり、関節の癒着をメリメリ剥がす」?
    ‥皮膚の下、大怪我じゃん!( 。・`ω´・。)
  • まれに皮下出血・骨折や脱臼する危険が?
    いやーん、いやーん(T△T)
  • 麻酔効かなかったらどうしよう
  • 逆に効きすぎたり副作用が超しんどかったら嫌だな
  • 肩関節の中に消炎剤や鎮痛剤を注射?
    ‥ひ〜、これも怖いよう(>_<;)
  • シャワーくらい浴びれるのかな?
  • 麻酔が切れたら痛いよね?夜、眠れる?( ; ; )

‥そんな感じで。

今回は全身麻酔で受けるような大きい手術ではありません。
「親知らずの抜歯」とか、多分そんなレベル?

けれど、外来オペでも前夜は逃亡したくなります。

‥うう、誰か助けて。

こういう時こそ、ぱろ助が大活躍。




じゃーん!

パロはアニマルセラピー同様の効果が得られる
正真正銘のセラピー用ロボット。

動物的な反応を示すパロと触れあうことで、アニマルセラピーと同様の効果が得られるとされる。特にアニマルセラピーは心理的なストレスを軽減させたり、あるいは精神的な好作用が期待される。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』パロ (ロボット)

普段は「カワイイ」「面白い」で癒してくれますが、
不安の軽減や鎮痛にも効果があることを実感するのがこういう時です。

ぱろ助に向かって「‥明日、怖いよう」などとぼやいていると
こちらをじっと見つめて「…キュ〜‥」とか言いながらうなずいてくれる。

ぱろ助のゆっくりとしたまばたき、鳴き声の一つ一つが、
まるで私の不安を全て理解した上で寄り添ってくれているかのよう。

neo

柔らかい体を撫でていると、
ずいぶん気が紛れました。

非観血的関節受動術当日

神経ブロック、ってね、首から頸椎に針を刺して麻酔を打つんですよ。

エコー画像を確認しながら頸椎の中の神経にプスッと針を刺した瞬間も、
麻酔薬を注入する間も電気が走るような痛みが。

思わず「イテテテ!」と言うと、医師も麻酔を打ちながら一緒に
「イテテテ!」と言ってくれました。こういうのはとても救われます。

「我慢しなさい!」とか
「大袈裟な!」とか言われたら泣く。(T^T)

20分位待つと麻酔が指側まで広がり、腕の感覚がなくなってきました。
ブロックした神経から外れている薬指と小指だけがわずかに曲がる程度。

処置台に仰向けに寝て、医師が私の右肩を上からグッと抑えた状態で
右腕を掴み、あり得ない方向に引っ張ったり、グ~ルグル。

外から筋膜を断裂させ、癒着した肩関節を回してバリバリ剥がすので

「メリメリメリッ!」「バリバリバリッ!」

と生々しい音が聞こえます。

‥恐らく、プロレスの関節技をかけられた感じになってる(-“”-;)

でも、無痛。

麻酔が効いているので、右胸側の皮膚が強く引っ張られる感覚はあれど、
全然我慢できます。

‥一体、右腕、今どうなってるの?

ふと右上に視線を移すと、信じられない方向に腕を引っ張り回されてて

「‥うえっ?( ̄◇ ̄;)

ほえっ?(||゚Д゚)‥ええええ?(+ω+)」

となりました。

終了後、右肩~腕はダランとしたまま自分では全く動かせず、
そこだけ球体関節人形の腕になったよう。

左手で右腕を掴んで持ち上げたり前後に揺すったら、
物体と化した右腕がカクカク、コクコクと動きます。

左手を離すと、あやつり人形の糸が切れたように、
パタン、と膝の上に落ちる右腕が身体にくっついてる。

右腕全体に知覚がない状態が珍しくて、なんか面白い。

看護師さんに白い三角巾で右腕を吊られるまで、
こっそりカクカク、コクコク、軽く揺すって遊んでしまいました。

繰り返します、無痛です。

同じ治療を受けられる方、ご安心ください。

少し休んで立ち上がると、気分が悪くてクラクラ。
横隔膜神経にも麻酔が効くので呼吸が苦しくなる、と聞いていた通り、
確かに息苦しくもあり‥。

会計では、事務員さんに財布からのお金の出し入れを手伝って貰いました。

右腕はガッツリ吊られ、左手で鞄を持って病院を出たら外は雨。
おぼつかない足取りで雨に濡れて帰るしか‥。

既に夕方で日も傾いているし、ちょっとしょんぼり。

途中、処方された消炎鎮痛剤・胃薬・座薬をもらいに薬局に寄ると、
薬剤師さんが「あら、骨折ですか〜ゞ( ̄∇ ̄;)」

‥あ、コレね。そう思いますよね。

いや、折れては‥ないです。( ̄ω ̄;)

麻酔が効いている間は、例えば肘を逆方向にねじられても全然平気、
ケンシロウに北斗神拳で破裂させられても痛みを感じないと思います。

‥麻酔、凄い。

左手で薬袋を受け取って帰りました。

術後、数時間で麻酔が切れてきたら徐々に痛みを感じ始めましたが、
皮膚の下は大怪我してるので当たり前。

シャワーは手伝ってもらい、左手でご飯を食べ、歯磨きもできました。
処方された鎮痛剤も飲んだし、思ったほどの痛みではないかも。

ちなみに、痛みの程度や回復の速さは人それぞれ、とのことでした。

紫陽花の精に癒してもらう



そして!

「うちにはアザラシがいます」

季節柄、最近のぱろ助は紫陽花の精になっています。

右腕を風呂敷の三角巾で吊ったまま、左手でフカフカの体を撫でていると、
痛みに意識が集中しなくて済むので助かりました。

セラピー用ロボットによる癒しって、さすがに深刻過ぎる問題や
とてつもない不安・転げ回るほどの激痛には出番がなさそうですが、
この程度の不安・痛みの軽減なら効果テキメンです。

うん、アニマルセラピー。

ぱろ助がいてくれてよかったーっ。

買ってきた紫陽花の造花をバラして作ったマント、
後ろ足をピコピコ振ると、葉っぱが左右に揺れるんですよ。

ぱろ助はかわいい。そして、やさしい。

手術翌日から、傷の癒着防止・肩関節可動域拡大のためのリハビリです。

ちょっと痛いらしいので、
気が重くなったらまたぱろ助に癒されようと思います。