この記事は、ナゴヤガーデンクリニックで開催された、パロイベントの様子をまとめたものです。
講演会では、パロの最新トピックス「火星探査ミッションとパロ」のニュースや、パロを使ったセラピーのお話も。
イベント翌日の、半日名古屋観光では「ノリタケの森」に立ち寄ってきました。
こんにちは。neoです。
ナゴヤガーデンクリニックは、JR名古屋駅から徒歩圏内にある、イオンモール内の総合クリニック。
まだ新しい、名古屋大学医学部附属病院の、医療機能連携施設です。
先進医療機器を使用した健康診断・名古屋市ワンコイン検診・ワクチン接種などにも、対応しているそう。
■画像出典:ナゴヤガーデンクリニック公式サイト
このクリニックが、パロに関心を持ってくださり、
今回のイベントが、開催されました。
講演会とふれあい体験会の、2部構成です。
- 講演会:イオンモール Nagoya Noritake Garden 3階 イオンホール
- ふれあい体験会:ナゴヤガーデンクリニック内 小児科 待合スペース
私も、お手伝いに行ってきましたので、当日の様子をお届けします。
会場入り〜イベント開始
運営スタッフの私は、朝早く家を出て、名古屋入りしました。
JR名古屋駅から、イオンモールまではバスで。
徒歩圏内だけど、旅の荷物もあるし、迷っちゃダメだからね。
大きなイオンだとは聞いてたけど‥地図上の敷地面積に、改めてビックリ。
車窓前方の広大な敷地が、イオンモールと「ノリタケの森」になっています。
イオン1階・食品売場から入館すると、
わ〜、美味しそうなお野菜と果物が、いっぱい!
ついキョロキョロしながら、我に返り「‥私は、夕食の買い物に来た訳ではナイっ!」と、3階へ。
館内案内図を見たにもかかわらず、迷子になりましたが、
ナゴヤガーデンクリニックに、到着しました。
途中、同じ階のフードコートに、迷い込んじゃって。
診療科も多い、名大と連携した施設。
あっ!
イベント告知のデジタルサイネージ、発見!
講師の先生方・運営スタッフが現地で合流し、準備に入りました。
講演会のホール前に、案内板を設置。
音声や、プロジェクターも確認中。
壁にポスターを掲示したり、机の上に資料を1部ずつ、配布しました。
集まったパロ達は、テーブルの上で、スタンバイ。
まだ起動していないので、ぬいぐるみに見えます。
講演会後の、ふれあい体験会のためにお借りしているのは、小児科の待合スペース。
ここで、パロを使ったロボット・セラピーが、どんな感じなのか、体験してもらうのです。
体感会を担当するパロ・トレーナー3名は、全員、看護師でもあります。
ただいま、最終打ち合わせ中。
‥あっ!そろそろ開演時間が近いので、ホールに戻らなきゃ。
ちなみに私は、総合司会を仰せつかっていました。
講演会
それでは、時間になりましたので「講演会・高齢者のケア こころの健康 パロのふれあい体験」を始めたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
最初に、簡単なオリエンテーションをした後、
ナゴヤガーデンクリニックの、小倉永好 常務理事から、開催のご挨拶。
続いて、2名の先生による講演会に移りました。
柴田崇徳博士:パロの開発とセラピーの話
最初に登壇されたのは、
パロ開発者の柴田博士。
まずは「パロは、どんなロボットなのか」から始まり、
- アニマル・セラピーと、ロボット・セラピー
- 世界の医療福祉現場で活躍する、パロの実績
- 認知症の非薬物療法として、パロが有効であるエビデンス(科学的な根拠)
などを、お話されています。
以下は、一部、講演会スライドをお借りしました。
超高齢化社会の日本は、高齢化先進国。
世界中で認知症者数が増え、将来的には、医療福祉にかかる費用が、膨大な額に。
認知症に対して、非薬物療法が主流になっているフランスでは、日常ケアに、パロが選択されています。
パロは、海外では医療機器です。セラピー効果も立証されており、薬と違って、副作用の心配もありません。
今年は、パロをウクライナ避難民の「心のケア」に活用する目的で、
6体が、ポーランドに寄贈されました。
(2022年11月現在)
メディアで取り上げられた、現地映像の紹介も。
そして最新トピックス「火星探査に向けた、パロの癒やし効果の検証」のお話に。
2022年11月、米航空宇宙局(NASA)は「2040年頃、有人火星探査の実現を目指す」と発表。
コロナ禍で一時ストップしていた、宇宙用パロの検証が、再び動き出しています。
講演会の配布資料にも、新聞記事の切り抜きの掲載が。
地球から火星への旅は、行くのに半年、火星で2年を過ごし、再び地球へ帰ってくるのに半年‥計3年間という長期間。
【パロを宇宙へ連れて行く、主な目的】
- 長期ミッションに臨む宇宙飛行士の、メンタルヘルスケア
- 宇宙飛行士のストレス軽減で、人的ミスのリスクを下げる
今回の実験では、
- 6人の女性クルーを「パロに触れる人」と「触れない人」に分ける
- スマート・ウォッチで、脈拍数などの健康状態を測定する
- 行動記録と比べて、効果を裏付ける
とのこと。
宇宙空間を想定した隔離環境下で、パロの癒やし効果を検証します。隔離空間に置かれた隊員の、ストレスや孤独感の変化を調べる実験です。
今回のミッションは、2週間行われます。今後、検証や評価を重ねて、有効性が示されれば、将来的に、パロが火星探査に用いられる可能性があります。
(※以下の写真提供:柴田博士)
米国・ユタ州にある、火星砂漠研究ステーション(MDRS)。
火星に似た地形に、建設されているそう。
これが「MDRS(Mars Desert Research Station):火星砂漠研究ステーション」のクルーロゴ。
ちなみに、クルーは全員、女性です。
今回のミッションに参加する、女性クルー達と柴田博士。
‥そして、パロ。
検証結果の続報、楽しみですね。
堀容子先生:パロと福祉のお話
次に登壇されたのは、(一社)ハッピーネット理事の堀先生。
ハッピーネットさんは、パロのアンバサダー活動・実際の現場での活用などをされています。
堀先生からは、
- パロは、日本の介護福祉の現場で、どのように活用されているか
- 海外のガイドラインなどに明記された、パロの有効性
- ロボティック・ペットセラピー(ロボットを使ったペットセラピー)について
などのお話がありました。
動物との交流による、情緒的な安定・レクリエーション・QOLの向上などを目的とした、アニマルセラピー。
その代替としての、ロボティック・ペットセラピーでは、アニマルセラピーと同等の効果が期待できます。
パロを上手に活用すれば、施設が本物の動物をお世話する手間やコスト・噛みつきや引っかき・アレルギーの心配などがありません。
今日はこの後、事前予約された人を対象に、ロボティック・ペットセラピーを体験していただこうと思っています。
講演会で時間が押してしまい、ご質問は適宜、会場内でお受けすることに。
最後に、名大附属病院 先端医療開発部システム情報室室長 杉下明隆先生から、ご挨拶をいただきました。
それではこれで、本日の講演会を、終了させていただきます。
そして来場者さんに、ホール後方の展示コーナーをご案内。
パロに関するポスターの手前に、パロに触れてみるコーナーが準備されています。
これは、私が開場前に撮影した、パロスタンバイ中の癒されショット。
パロのお手入れグッズも、ご紹介できるよう、準備されていました。
ちなみに、第9世代パロの人工毛皮は、アクリル製。
防汚加工に加え「制菌加工」がされています。
【抗菌とは】
細菌やウイルスを増殖させないこと。第8世代パロには「抗菌加工」がされていた。
【制菌とは】
細菌やウイルスを減少させること。第9世代パロには、銀イオンによる「制菌加工」がされ、より安全性が高まった。
「‥お客さん、来てくれるかなあ?」
パロは、後ろ姿も可愛くてたまりません。
講演後、私は別会場に向かいました。展示コーナーでは、来場者さん達がお帰りの前に、パロとふれあってくださったそうです。
ふれあい体験会
一方、ナゴヤガーデンクリニック内・小児科待合スペースで、ふれあい体験会が行われました。
こぢんまりとした、優しい雰囲気の空間です。
担当したのは、堀先生・私を含む、3名のパロ・トレーナー。
どんな体験会になるかな、ドキドキ・ワクワク。
アニマル・セラピーの代替、ロボティック・ペットセラピー
ここで、アニマル・セラピーとロボティック・ペットセラピーについて。
初めて聞く人が多いと思うので、堀先生と一緒に、サクッと解説しますね。
まずは、アニマル・セラピー。
【そもそも、アニマル・セラピーって?】
動物との交流による、情緒的な安定・レクリエーション・ QOLの向上などを主な目的としたふれあい活動。
一般的に、アニマル・セラピーと呼ばれる場合の多くは、この活動をさします。
アニマル・セラピーの効果としては、
- 心理的効果:気分が向上する・動機が増加するなど
- 生理的効果:ストレスが低減する・血圧が安定するなど
- 社会的効果:患者同士や介護者との会話のきっかけ・活性化など
が、挙げられます。
そんなアニマル・セラピーを、もう少し細かくみると、
- 動物介在活動:
アニマル・アシステッド・アクティビティ=AAA - 動物介在療法:
アニマル・アシステッド・セラピー=AAT
に分かれます。
動物介在活動を実施するのは、トレーニングを受けた人(医療従事者でなくても良い)。
動物と、楽しくふれあえたらOK!の「ふれあい活動」ですね。
一方、動物介在療法は、動物との交流によって、病状などによい効果をもたらす療法(セラピー)。
医療従事者が実施し、治療目標を設定、セラピーの効果を観察・記録・評価します。
‥そんな訳で、動物の代わりにロボットを使う、ロボティック・ペットセラピーの場合も、
- ロボット介在活動:
ロボット・アシステッド・アクティビティ:RAA - ロボット介在療法:
ロボット ・アシステッド・セラピー:RAT
に分けられます。
- トレーニングを受けた人が実施し、ロボットと楽しくふれあえればOK!の「ふれあい活動」(ロボット介在活動)
- 医療従事者が実施し、ロボットとふれあった効果を評価する「セラピー」(ロボット介在療法)
の2つがある、ということです。
海外の研究論文では、この辺の表現がまだ統一されていないのですが、ロボット介在活動(RAA)という表現が多いです。
今回は、いくつかの論文で「パロを使った、具体的な介入方法」を比較し、どんな場所・人数などで、今日のふれあい体験会を実施するのがよいか、考えました。
堀先生と、事前打ち合わせ済みの私達‥パロ・トレーナー2名。
なるほど、わかりました。
私達も、楽しみですね。
‥さて、実際の体験会の様子は?
20分間のふれあい体験会
事前予約した皆さんが、集まりました。
短い時間ですが、ここでお1人ずつパロを抱っこして「ロボティック・ペットセラピー」がどんな感じか、体験してみてくださいね。
まずは堀先生から、パロの抱っこの仕方・パロの反応などについて、実演を交えてのご説明。
まろんちゃん、お仕事の時間ですよ。
「キュ〜!」
お膝の上で話しかけてもらう、COCOちゃん。
可愛いね、よしよし。
こちらでは、優しくナデナデしてもらって、ウトウト。
お母様と一緒に参加してくださった、お嬢ちゃん。
パロと、見つめあっています。
パロちゃん、ずっとこっち見てる〜。
パロを抱っこした人は、男性も女性も、穏やかな表情に。
パロ達も、時々、嬉しそうに鳴いていました。
静かに抱っこしていると、パロは胸にピタッと顔をくっつけて、寄り添ってくれます。
ほんのり温かいパロ。
パロの、ゆっくりとしたまばたきに癒され、たまに見せてくれるウインクに、小さな歓声が上がることも。
良い機会なので、パロのお腹の中も、見てもらいました。
ここに、鳴き声のボリュームを調節するボタンがあるんですよ。
へ〜!
あっという間の20分は、和やかな雰囲気のまま、無事終了です。
体験会を終えて
参加者さん達に、簡単なアンケートをご記入いただいた後、解散になりました。
ロボティック・ペットセラピーに、クリニックが関心を持たれたことで開催された、今回のイベント。
イベントの様子や感想を今後に役立てるため、堀先生は、回収したアンケートとともに、本日の成果・反省点などを持ち帰られたようです。
今回の体験会では、
- 数人でパロを囲んで、楽しい時間を過ごすのを楽しむ人
- 静かな場所で、1対1でパロと過ごす方が、落ち着く人
がいらっしゃるんだな、と感じましたね。
はい。私も、そう思いました〜。
‥皆さん、笑顔でしたね。
ふれあい体験会の終了後、私はパロを両脇に抱え、同じ階のホールに戻ります。
‥土曜日で、多くの人が行き交う、ショッピングモール。
パロを抱えて歩いていると、時々、視線を感じました。
ガン見されても、なるべく平静を装って「少年アシベ」のように歩いてますが、
「両手にパロ」‥なあに?このスキップしたくなるような、浮かれた気持ち。
‥後で、堀先生から伺ったお話によると、
パロ研究会を担当される人は、パロを抱えて、池袋の町中を歩くそうです。「これができて一人前」と仰っていましたよ。
‥何と!さすがです、恐れ入りました〜。
後片付け・パロも帰り支度
スタッフ全員で、会場の後片付け・撤収の準備に入りました。
え〜っと、これで忘れ物は‥ないですかね?
は〜い!
パロちゃん達も、お疲れ様でした!
オーナーさんと一緒に、お家に帰るパロもいれば、
レンタルしたパロは、専用の箱に梱包し、宅配屋さんに引き渡されます。
パロを安全に搬送するには?
パロは、AI搭載の精密機器です。
なので、搬送する時は、
付属品と一緒に、丁寧に保護ケースの中へ。
あるパロちゃんが、ここに連れてきてもらったバッグは、何と!天体望遠鏡用。
「もしかして、サイズ的にピッタリ?」と思ったら、本当にピッタリで。
何しろ天体望遠鏡用なので、丈夫で持ち運びやすく、クッション性もバッチリ。
‥うわあ、これは可愛い!
まるで、パロ専用ネストのようです。
けれど、オーナーさんの中には、パロの持ち運びバッグを選ぶのに、苦労されてる人も。
私は、箱で送ることが多いかな。付属品もあるし、大きくて持ち運ぶのは大変なので。
今回はお会いできなかった、豆助ちゃんのオーナー・まめ母ちゃんさんは、
豆助のバッグは、父ちゃんが買ってきてくれた、黒いスポーツバッグです。
とのこと。
‥そうそう、夏のパロイベントの時、私も豆助ちゃんと一緒に、地下鉄に乗ったのでした。
個人のお宅で、ペットとして可愛がられたり、各国の医療福祉施設で活躍するパロ達。
お休みの日、一緒にお出かけするオーナーさんもいますし、施設内外でパロを持ち運ぶ機会も、多いと思われます。
被災地のボランティアでも活躍したことがあるパロ。
東日本大震災では、避難所などで、約80体が使われました。
‥実は、我が家のパロ‥災害発生時の避難を想定して、風呂敷で包んでみたことが。
‥大地震とか火災とか、マジ怖い。
‥これでは明らかに、各パーツに負担がかかってしまうので、即、却下です。
個人的には「公式から、パロを安全に搬送できる専用バッグが発売されれば、需要が高いのでは?」と、密かに思っています。
話がそれましたが、こうしてパロちゃん達もスタッフも、無事に解散したのでした。
皆さん、お疲れ様でした!ありがとうございました。
ホテルに帰った私は、スタッフに配られたおやつ・特製「パロすけ饅頭」をパクリ。
うふ、遅い時間の、お茶と和菓子。一段と美味しいのは、ナゼかしら?
は〜、名古屋まで来て良かったな。
楽しみながらも、パロ・トレーナーとして、とても勉強になった1日でした。
おまけ:半日での名古屋観光
イベント翌日。
天気予報によると、本日の名古屋は雨。
‥う〜ん、帰りの新幹線までの数時間、どうしましょ?
そうだ!こんな時こそ、観光ルートを巡るバス!
例えば、神戸の観光スポットを、1周・約65分で運行してくれる「シティループバス」なども同様で、私はたまに旅先で、こういう「観光客お助けバス」を利用します。
雨に濡れる心配もなく、名古屋中心部の見どころを、ガイド付きで回れるって、嬉しくないですか?
名古屋の観光ルートバスは「メーグル」って名前なんだね。
実は前日、パロイベント会場へ向かう時、このメーグルを使ったので、バスのりばもバッチリ。
うん、車内で、運行ルートマップをゲットしておいた私、グッジョブ。
今回の滞在中には、是非「ノリタケの森」にも、寄ろうとしていました。
「ノリタケの森」は、パロイベントの会場だった、イオンのそば。
「ノリタケミュージアム」‥ずっと、行ってみたかったんだ〜。
なごや観光ルートバス・メーグル
9時30分発のバスに乗り込みむべく、JR名古屋駅・11番のりばに来ました。
とりあえず、1DAYチケットを購入。
途中、どっかの停留所で、乗り降りしたくなっちゃうかもだからね。
めっちゃブレブレの写真ですが、メーグル、キター(゚∀゚)ー!!!!!
日曜日の朝イチ便だけに、始発から満席でビックリ。
車窓に「3密回避」的なステッカーが貼ってありますが、満員電車にも負けない、ギュウギュウの車内。
‥これは、簡単に乗り降りできないぞ?下手に下車したら、積み残されちゃうかも。
車窓から見た、トヨタ産業技術記念館。
ここは時間のある時に、ゆっくり訪れたい。
私が乗ったバスの「凄い!」と思ったところは、運転手さんがバスガイドを兼ねていたこと。
安全運転しながらのトークとは思えない、丁寧なガイド、時に笑いまでとってくれる達人さんでした。
ここの歩道橋の上から、いいアングルで名古屋城が撮影できます。時々、カメラマンさんも、ここから撮影されているほどです。
なるほど、歩道橋の上には、名古屋城に向けて、カメラを構える皆さんが。
‥私も、車窓から撮れるかな?
おお、名古屋城、見えた〜!
・:*+.\(( °ω° ))/.:+
カメラ、Zoom!
ちょうど、信号待ちで停車してくれたので、金のシャチホコも、確認できました。
思いがけずラッキー!
名古屋城のシャチホコには、あの金閣寺よりも、多くの金が使われています。
‥おおう、それは存じ上げなかった。
さすがは、尾張・名古屋であります。
この日は日曜日。
名古屋城では、11時から武将隊のパフォーマンス「おもてなし演舞」があるとのことで、多くの人が下車しました。
もちろん気になるけど、今回は見送り。
昭和初期に建築され、国の重要文化財にも指定されている、名古屋市役所が見えてきました。
緑青色の屋根瓦は、名古屋城とおそろい。
塔のてっぺんには、1匹のシャチホコが睨みをきかせています。
映画やドラマのロケ地として、多くの作品が撮影されました。例えば‥
‥運転手さん、本当に滑らかなトーク。
名古屋市役所、車窓から眺めただけでも、タダゴトではない建築の凝りようは、下車してじっくり見学してみたくなりました。
続いて、徳川園・二葉館・市政資料館・中部電力MIRAI TOWERなど、観光スポットが目白押し。
好きな所で下車して、またメーグルで移動すれば、色々回れるね。
おお、オアシス21〜っ‼︎
‥ああ、ここも‥立ち寄ってみたかったスポットの1つ。
だって、何度か名古屋に来ているのに、まだ1度も。
‥あ〜ん、オアシス21、またね〜っ!
鮮やかな映像に目を奪われる、マルエイガレリア。
特にガイドもなかったので、後で調べてみると、ショッピングモールのようです。
‥こういうビルが普通にある、大都会。もし地元にできたら、大騒ぎレベル。
あっ、地図を見ると、このバス、名古屋市科学館の近くを通るぞ?
うお!通りの突き当たりに、一瞬見えたっ!
超ボケボケだけど、プラネタリウムのドーム!
この交差点、左側を見ていただくと、綺麗な銀杏並木がご覧になれます。
私の席は、右の窓側だったのですが、乗客の隙間から、一瞬見えたっ!
このように、次々現れる名所を車窓から眺めること、1時間ちょっと。
例えば、普通の路線バスに1時間以上も乗っていたら、すっかり退屈すると思いますが「メーグル」なら、なんのその。
コロナ禍とはいえ「外人観光客を含む旅行客、増えてきたな〜」と、実感しました。
そして11時前「ノリタケの森」に到着。
1DAYチケットで、バスに乗り込んでから、初下車します。
「ノリタケの森」
バスであちこち巡った後だけに、何やら遠くまで来た感ww
けれど実は、運行ルートをほぼ1周し、出発地点・JR名古屋駅に戻る、2つ手前の停留所です。
わあ、いきなり別世界で、紅葉がキレイ。
日曜日の昼ともなると、こう見えて、結構な人で賑わっています。
木々の写真、たくさん撮ったけど、人が写り込んだボツ写真が多発。何とか、ブログに使えるのがあって、助かった。
広々した敷地内は、外国の公園みたい。
いつの間にか、クリスマスも近づいてます。
赤レンガの建物は、明治時代に建てられた産業遺産。
この赤レンガ棟は、現存する唯一の建屋だそう。
限られた時間の中、私が目指すは、ノリタケミュージアム。
このクラフトセンターの3〜4階が、ミュージアムになっています。
館内は、残念ながら、撮影禁止でした。
入館料は、大人500円。トヨタ産業技術記念館との、共通入場券・大人800円もアリ。
1〜2階のクラフトセンターは、
ボーンチャイナの製造工場。生地の製造から絵付けまで、ノリタケの技と伝統を間近でご覧いただけます。
そして3〜4階が、ノリタケミュージアム。
明治から昭和初期までに製造されたノリタケ製品『オールドノリタケ』や、画帖(がじょう・デザイン画)をはじめ、数々のテーブルウエアを展示しているミュージアム。
いやあ、時間を忘れて、目を見張りました!
気になる人は、下のサイトを覗いてみてね!
■ノリタケの森 公式サイト:クラフトセンター・ノリタケミュージアム
そうそう、時間が許せば、絵付け体験もやってみたかったです。
私は通路からチラ見しただけでしたが、皆さん本当に楽しそうだった、絵付け体験(有料)についてはこちらで。
ノリタケ製品が、大量に並ぶショップを覗いてたら、残念ながらタイムアップ。
再びメーグルに乗り込んで、JR名古屋駅に戻りましょう。
メーグルは、1乗車・210円。
私のように、2回乗車するだけなら420円なので、500円の1DAYチケットでは、割高になります。
‥けれども!
1DAYチケットの提示で、クラフトセンターに、50円割引で入館できちゃった!
1DAYチケットがあれば、メーグルに乗り放題な上、観光施設の入館料割引や、パンフ掲載の名古屋グルメのお店で、特典が受けられるのです。
「なごや観光ルートバス メーグルガイド」には、わかりやすい運行マップと、お役立ち情報が満載。
広げると大きな「ライブマップ名古屋」は、観光案内所でいただきました。
前日、名古屋に到着してすぐ、駅の観光館内所に直行したから。
車窓から、街の見どころをガイド付きで効率よく眺められるのは、かなりお得感がありましたよ。
メーグルに3回乗れば、1DAYチケットの元がとれます。名古屋が初めての人や、雨の日の観光に便利かも。
■名古屋市公式観光情報 名古屋コンシェルジュ・なごや観光ルートバス「メーグル」
JR名古屋駅の前には、巨大クリスマスツリー。
‥そういえば、朝から何も食べてなかった。
以前行った、ひつまぶしのお店に寄ってみたら、大行列の満席だったので‥
名物・新幹線ホームのきしめん!
‥ちなみにここも、食券を買って、7人待ちでした。
うんうん、美味しいww
新幹線に乗り込む前に、名古屋グルメにありつけて良かった。
‥そんな訳で、1泊2日、あっという間の名古屋時間でした。
今後も機会があれば、是非、パロイベントに参加したいと思っています。
ナゴヤガーデンクリニックの皆様、お世話になり、ありがとうございました。
それでは、また!