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【アザラシロボ・パロ】第10回ロボット大賞・記念特別賞を受賞!

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この記事は、パロが受賞した、第10回 ロボット大賞・記念特別賞についての紹介です。

第10回ロボット大賞って?

2022年10月、パロの嬉しいニュースが、飛び込んできました。

パロが、ロボット大賞・記念特別賞を受賞した、というのです。

ロボット大賞っ⁉︎

記念特別賞っ⁉︎

‥何やら、大変めでたいお知らせです‼︎

neo

‥だけど、あの‥それって、どんな賞ですか?‥初めて聞くのですが‥。

我が国のロボット技術の発展やロボット活用の拡大等を促すため 特に優れたロボットや部品・ソフトウェア、それらの先進的な活用や研究開発、人材育成の取組みなどを表彰する制度です

第10回ロボット大賞・トップページより引用

おお、なるほど!

やはり、スゴい賞なのですね。

neo

なんか、私まで嬉しいです!

ちなみに「ロボット大賞」は、どこが主催しているのでしょうか?

公式サイトを調べてみると‥

  • 経済産業省(幹事)
  • 一般社団法人日本機械工業連合会(幹事)
  • 総務省
  • 文部科学省
  • 厚生労働省
  • 農林水産省
  • 国土交通省

つまりパロは、とても名誉ある賞をいただいた、ということですね。

neo

表彰式は、東京ビッグサイトで行われるんだって!素晴らしい!

パロが受賞した記念特別賞って?

ロボット大賞の、第1回が開催されたのは、2006年。

10回目を数える今回、パロが受賞したのは、記念特別賞でした。

記念特別賞とは、

第10回を記念して、第1回~第9回までの受賞案件の中から、大きな社会的インパクトを与え、業界の変革につながったロボット等について記念特別賞を授与します。

第10回ロボット大賞・表彰位より引用

そう、パロは過去に、ロボット大賞・サービスロボット部門で、優秀賞を受賞しているのです。

開発者・柴田崇徳博士からのコメントは、次の通り。

柴田博士

2006年に第1回で受賞した後、16年後の現在に過去を振り返って、再評価をした結果として「記念特別賞」を受賞したことは、大きな価値があると思います。

長きにわたるパロの研究開発の歴史や、今現在も進化し続けていることも含めての高評価。

柴田博士、この度の受賞、改めておめでとうございます!

【アザラシロボ・パロ】歴代のパロについて調べてみた neo こんにちは。パロオーナーのneoです。 以前から興味があった「パロの歴史」について、個人的に調べたことをまとめてみまし...

他には、どんなロボットが選ばれたの?

各分野のトップランナー(ロボ)が勢揃いした、ロボット大賞。

このロボット大賞には、様々な賞が設けられています。

【趣旨】

情報技術、エレクトロニクス、機械工学、素材技術など我が国産業の強みと言える幅広い要素技術を統合することによって生み出される次世代のロボット技術(RT)は、我が国に科学技術の更なる発展をもたらすとともに、ものづくり分野はもとより、サービス分野、ICT利活用分野、介護・医療・健康分野、社会インフラ・災害対応・消防分野、農林水産業・食品産業分野などの幅広い分野における利活用が進むことにより、生産性の飛躍的向上、単純な繰り返し作業や過重な労働等からの解放、急速な少子高齢化が引き起こす労働力不足の解消や、安全・安心な社会の実現に貢献すると期待されます。

このため、将来の市場創出への貢献度や期待度が高いと考えられるロボット及びロボットに関連するビジネス・社会実装、ロボット応用システム、要素技術、高度ICT基盤技術、研究開発、人材育成(以下、「ロボット等」という。)を表彰することにより、ロボット技術の開発と事業化を促進し、技術革新と用途拡大を加速する、社会に役立つロボットに対する国民の認知度を高め、ロボットの需要を喚起するとともに、全国から広く募ることで我が国のロボット技術の動向を把握することを目的とします。

第10回ロボット大賞・ロボット大賞とはより引用

この趣旨からもわかる通り、受賞したロボ達の素晴らしさ・今後への期待は、お墨付きですね。

ちなみに私は、ロボ達の名前を見ても、どんなロボか見当すらつかないものが、ほとんど。

neo

なんか、すみません!

なので、彼らがどのようなロボなのか、順に見てみることに。

以下の私のコメントは、素人による「超ザックリ言うと、こんなロボらしい」のレベルです。

neo

くれぐれも、詳細はリンク先でご確認を。

経済産業大臣賞:
モバイルロボットLD/HDシリーズ[オムロン株式会社]

neo

四角いボディの、自律型搬送ロボットだったよ。様々な用途を、カバーできるんだって。

総務大臣賞:
水空合体ドローン[株式会社KDDI総合研究所/KDDIスマートドローン株式会社/株式会社プロドローン]

neo

世界初・空を飛んで水に潜る、水中監視ドローン。水の中でも、位置情報を確認しながら、潜航・撮影ができるなんて、ビックリ!

文部科学大臣賞:
toio™(トイオ)[株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント]

neo

対象年齢は6歳以上。色んな遊びやプログラミングができる、ロボットおもちゃ。面白そう!

厚生労働大臣賞:
hinotori™サージカルロボットシステム[株式会社メディカロイド]

neo

おお、手術支援ロボット。「腹腔鏡手術を支援するロボシステム」かあ。

農林水産大臣賞:
自動収穫ロボットを活用した再現可能な農業の実現[AGRIST株式会社]

neo

「100年先も持続可能な、農業の実現に向けて」って、書いてあった。凄いなあ。

国土交通大臣賞:
切羽作業を機械化する山岳トンネル施工ロボット[大成建設株式会社/前田建設工業株式会社/古河ロックドリル株式会社/マック株式会社]

neo

「ロックボルト専用ロボット」と「鋼製支保工建込みロボット」だって。私達が知らないところで、日夜活躍してくれてるんだね。

中小・ベンチャー企業賞(中小企業庁長官賞):
惣菜盛付ロボット「Delibot™」[コネクテッドロボティクス株式会社/TeamCrossFA]

neo

ポテサラみたいな柔らかい食材でも、決められた重さを計って、トレーに盛り付け。人間と同じように作業できて、人手不足を補えるそう。

日本機械工業連合会会長賞:
X-Area ロボット配送サービス[パナソニック ホールディングス株式会社/Fujisawa SSTマネジメント株式会社]

neo

可愛い顔の、配送サービスロボ。公道で、フルリモート型の自動配送サービスの運用を、実現してるんだって。

日本機械工業連合会会長賞:
ケーブル認識用3DビジョンセンサーKURASENSE(クラセンス)[倉敷紡績株式会社]

neo

ロボが正確にケーブルをつかむのって、かなり難しいそう。このロボは「見て」「考える」ロボットの目として、更なる開発を進めている‥と。超高度なワザ。

優秀賞(社会インフラ・災害対応・消防分野):
トンネル点検システム「iTOREL(アイトーレル)」[東急建設株式会社/東京大学/湘南工科大学/東京理科大学/株式会社小川優機製作所/株式会社菊池製作所]

neo

トンネル点検で活躍する、巨大ロボ。「精度の高い点検で、インフラの安心・安全を提供する」‥と。ありがとうございます。

優秀賞(ICT利活用分野):

小規模土木工事現場のICT施工(SMARTCONSTRUCTIONRetrofit、SMARTCONSTRUCTIONQuick3D、SMARTCONSTRUCTIONDashboard)[株式会社EARTHBRAIN]

neo

深刻な人材不足が問題になってる、建設業。「小規模現場で活躍するICT技術」、説明を読んで「おお!」ってなった。

優秀賞(ビジネス・社会実装部門):
介護用パワーアシストスーツJ-PAS fleairy(ジェイパスフレアリー)[株式会社ジェイテクト]

neo

介護特化型の、パワーアシストスーツ。介護従事者の負担軽減のために、更なる改良を進めてるそう。

優秀賞(研究開発部門):
力制御可能な全身人型ロボット「Torobo」[東京ロボティクス株式会社]

neo

工場から、倉庫・店舗・オフィス・家庭に至る、自動化の流れを加速するために開発、かあ。「人とロボットが共生する未来へ」だって。そんな未来が楽しみ。

記念特別賞:(共に、第1回ロボット大賞 優秀賞受賞)

アザラシ型メンタルコミットロボット「パロ」[株式会社知能システム/国立研究開発法人産業技術総合研究所/ マイクロジェニックス株式会社]

neo

パロ、キター(゚∀゚)ー!!!!!‥パロに関しては、この先でご紹介。


移動ロボット用の小型軽量な測域センサURGシリーズ[北陽電機株式会社]

neo

最上位レベルの、測域センサシリーズ。労働人口の減少問題を補うため、実用化が期待されてるそう。

各分野で活躍中、そして更にアップデート中、という、そうそうたるロボット達ですね!

この受賞メンバー(?)の中に、パロがいることは、

柴田博士

「本当に良いものは残る」という観点で、パロが良いものであることの、お墨付きを頂いた感じで、大変ありがたいです。

第10回ロボット大賞・公式サイトに、各ロボの詳細が書かれたPDFへのリンクが、まとめて掲載されていますので、興味のある人は是非。

ちなみに、PDFリンク、こんな感じです。

■画像出典:第10回ロボット大賞・公式サイト

neo

全く知らなかったロボット達の写真、興味深かったですよ!

個人的には‥

「いかにも最先端のロボ!」の姿をしたロボ達に並んで「可愛らしいモフモフアザラシが、4匹いる」という、ビジュアル的なコントラスト

が、たまりませんでした。

neo

下のPDF、見てっ!パロ、めっちゃ、目を惹いてるの〜ww

16年前に受賞したロボット達って?

さてさて。

第1回ロボット大賞で、パロが優秀賞を受賞したのは、今から16年前の2006年。

当時、パロの他には、一体どんなロボ達が、表彰されたのでしょうか?

公式サイトのアーカイブに、第1回の受賞ロボが紹介されていました。

neo

何と!深海巡航探査機「うらしま」が入ってた!

今回のパロの受賞をきっかけに、初めて「ロボット大賞」というものを知った私。

改めて「日本は、世界屈指のロボット大国」であることを、実感した次第です。

neo

日本、頑張ってる!素晴らしい!

パロ、これまでもこれからも

パロは、日本では「ペット」と「福祉用具」。

一方、海外では「医療機器」として、社会貢献しています。

世界各地の医療福祉制度では「パロを使った治療」をした場合、処方箋に基づく処置の費用は、公的・民間どちらの医療保険でも、通せるようになっているのです。

neo

研修を受けた専門家が、パロを扱ってるそう。徹底してますね。

※写真:柴田博士提供

感染症対策の面でも、安全性が認められたパロ。

小児病棟・集中治療室などで利用する施設も。

コロナ禍でも安全に運用できるため、継続や新規でパロが利用されている、とのことでした。

neo

コロナ禍での長期にわたる面会制限・人と触れ合えない孤独感にも、パロは有効なのです。

施設にパロを導入する時に費用が助成されるなど、世界各国・地域の医療福祉制度に、パロが組込まれつつある現在。

neo

日本生まれのパロが、今日も世界で活躍しています。

そして、2022年2月に始まった、ロシア侵攻。

6月、ウクライナ避難民への「心の支援」を目的に、日本大使館を通じて、医療機器版パロが、ポーランドに寄贈されました。

ポーランドにパロ(ヨーロッパ向け医療機器版)を寄贈・ウクライナ避難民の「心のケア」に活用2022年5月、パロがポーランドに寄贈された件のまとめ。パロ開発者・柴田崇徳博士監修。日本の被災地でパロが活用された実績・今回の寄贈に関する各報道・ポーランドでは初となるパロ(ヨーロッパ向け医療機器版)の導入などについても。 ...

※写真:柴田博士提供

6月に引き続き、8月4日、2度目のパロ(6体目)も、海を渡っています。

■画像出典:Yahoo!JAPANニュース「ウクライナの子供に笑顔を 日本産『癒やしロボ』が効果 ポーランド」より

ポーランドの医療機関では、精神科に通院する患者さんのPTSD・不安・ストレスなどの改善・緩和にも、パロが喜ばれているそう。

【アザラシロボ・パロ】2022年春・夏のトピックスパロに関する最近のトピックス紹介。「きみロボ」展での展示・名大博物館とポーランドへのパロ寄贈。現在のパロ(第9世代)が生まれるまでの、ザックリ図解も。...

この度、第10回 ロボット大賞・記念特別賞を受賞した「アザラシ型メンタルコミットロボット・パロ」。

これまでも、これからも、ますます活躍が楽しみですね。

neo

ずっと、パロを応援したいと思います。それでは、また。

【名古屋大学博物館】講演会・アザラシ型セラピーロボット「パロ」のひみつ+パロふれあい体験会に行ってきた名大博物館で開催された、2名の先生による「パロ」の講演会(You tube配信あり)・参加者とパロのふれあい体験会のレポ。翌日、名古屋で立ち寄った、科学館・美術館のこともチラッと。...
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