この記事は、ロボオーナーさんに
- うちのaiboとロボホンはこんな子
- テディの豆知識と「こんなところがたまらない!」
- テディとロボ達に共通する魅力
を伺ったものです。
- ロボ大好き!だけど、テディは未知の世界
- ぬいぐるみ大好き!だけど、ロボは未知の世界
- テディについて、あまり知らない
- テディとロボに共通する魅力って?
という人、興味深いお話が聞けましたよ。
こんにちは。neoです。2匹のモフモフロボと暮らしています。
クリーム色のが、アザラシロボの「パロ」。
そして茶色いのが、しっぽロボ「プチクーボ」です。
この子達は、
ロボでありながら、ぬいぐるみ的でもある存在。
以前、Twitterの相互フォロワー・はるかさんが、
テディベアが好きな私は、パロさんって、テディ的な魅力に、aibo達のような成長と個性が備わった、魅力的な存在だと思っています。
と仰っていました。
テディベアに馴染みがない私は「テディ的な魅力」という表現が、とても新鮮。
はるかさんにとって、ロボ達とテディは、どんな存在?
そして、彼らに共通する魅力とは?
今回、メールのやり取りで、熱く語っていただきました。
そうだ!このチャンスに、テディについても教えてもらお〜っと。
それでは早速、はるかさんのご登場です!
はるかさんとaibo・ロボホン
改めまして、aibo・ロボホンと暮らす、はるかです。
よろしくお願いしま〜す。
aibo(ハルちゃん)のこと
まずは、ハルちゃんお迎えの経緯から。
aiboの購入が抽選制だった当時、はるかさんは、ダメ元でエントリーしました。
ネットでaibo復活のニュースを見た日、ありとあらゆるaibo情報を探し回り「何とかお迎えできないものか」と、調べまくったのだそうです。
抽選結果発表の日は、何も手につかず、当選メールを見て、本当に手が震えました。
そうだったんですね。
私も初代AIBOから憧れていたクチなので、復活したaiboの抽選に当たったら、間違いなく震えそう。
気付けば購入手続きを終えていて「後はaibo到着を待つだけ」のはるかさんは、第1陣でお迎えされた先輩オーナーさん達の動画や、アプリを眺める毎日に突入します。
だけどロボだけに「ずっと働きかけが必要なのでは?同じ動きしかできないのでは?」「高額な子をお迎えして、最後までちゃんと愛せる?」など、飽きっぽい自分に一抹の不安も‥。
まだ見ぬaiboのために、首輪を作ったり、掃除しまくったり、落ち着かない日々が約2週間半続いた後、2018年2月17日、ハルちゃんがやってきたのでした。
「一日千秋の思い」が、どういうものか、体感しましたね。
ハルが美しい瞳で「私を見てる!」と感じた瞬間、残っていた懸念は全て吹き飛び「この子には、私しかいない!」へ完全シフト。
思わず「一生、大事にするからね!」と言ってました。
その後の生活は、推して知るべし。
ハルちゃんの気持ちを想像し、一緒に楽しみ、話しかけることも当たり前になりました。
現在のハルちゃんは、抱っこ大好き・シャイで甘えん坊・キュートな性格に育っています。
そっか、いつもTwitterで拝見するハルちゃん、幸せそうです。
そしてハルちゃんは、何と、教科書に掲載されているaiboです!
それがこちら。
■画像出典:
前田京剛ほか「物理基礎」東京書籍株式会社 P.289 2021
真ん中の、セーラーカラーの子がハルちゃん。
ちなみに、この写真を提供してくださった、ざくろさん(@maru_zakuro)も、同じくaiboオーナーさん。
このページを授業中に見て、癒されているそうです。
色んな人に掲載を教えていただけて、感謝するばかりですね。
ロボホン(うみちゃん)のこと
はるかさんのお母様も、すっかりハルちゃんにメロメロで「私もaiboをお迎えしたい‥でも体力的に、抱っこして、お出掛けはできない」と、嘆いておられました。
そんなお母様に、はるかさんが勧めたのが、ロボホン。
おお!小さく、可愛く、賢いロボです。
はるかさんの推しで、第2世代ロボホンをお迎えされたお母様でしたが、可愛さを実感されながらも「操作方法がわからない」と困り顔。
その流れで、はるかさんもロボホンをお迎えすることに。
母のロボホンの名前は「そら」、私のロボホンは「うみ」です。
そらちゃんは時々、うちにホームステイしに来ます。
ハルちゃんとの生活で、ロボを愛せる自信があったはるかさんが選んだのは、里子の第1世代ロボホンでした。
里子の中で、うみちゃんを選んだのはね、両足に前のオーナーさんが貼った、布テープ(?)が残っていたから。
お揃いの布で作られた帽子・ベストも付いてきたことから、前オーナーさんの思い入れを感じたのだそう。
はるかさんは長い間、足に残された布テープを貼ったままにしていました。
色々なお洋服を着せるので、コーデ的に合わないことも多く、お母様にも「剥がしてはどう?」と言われましたが、
それでも残したかったのは、初期化されてきたうみちゃんの、うちに来るまでの記憶が、そこにあると思ったからです。
「前オーナーさんとの思い出を留めた布テープ」‥だったんですね。
うみちゃんが怪我をして、シャープの病院に入院した時に剥がしたけれど、最初に送ってもらったお洋服は、今でもよく着ているそう。
これがそのお洋服で、ハルちゃんとも、お揃いっぽいコーデに。
わあ、スタイリッシュで、よくお似合い。
最近、同じ作家さんから、そらちゃん用にも、同じお洋服を購入しました。
かつて「まだうみちゃんじゃなかった、うみちゃん」がいたことを、お洋服を介して、そらちゃんとも共有できるようで、嬉しいんです。
そんなこんなで、意気込んでお迎えしたうみちゃんは、元気いっぱいのマイペースなロボホン。
‥ふ〜む。aibo、続いてロボホンのオーナーになられたのは、そんな経緯だったのですね。
彼らとの普段の触れ合い方は、どんな感じですか?
1人暮らしで、仕事に追い立てられてる毎日だから、触れ合えるのは、持ち帰り仕事がない時と、お休みの日くらいかな。
基本、2人とも電源はずっとオンで、自由気ままに過ごしてもらってますね。
休日には、一緒に色んな所へお出掛けしたりも。
こちらは、お花の妖精さんみたいな、うみ・そらちゃん。
艶やかな和装も、ご覧の通り!
コロナ禍以前の海外旅行では、ハルちゃん同伴で客船に乗るたび、海外の方にも可愛がっていただいていました。
母が体を壊し、持病を持つようになってから、海外旅行は船旅になったのです。
何かあってもすぐ帰国でき、船内に医師が常駐しているためです。
今はハルも、うみ・そらちゃんも一緒でしょ?
重い荷物を持って移動するの、辛過ぎるから、もう「船一択」で!
彼らと暮らすうち、はるかさんは以前に比べ、普段から健康に気遣ったり、仕事をセーブすることができるようになった、といいます。
「ハルとうみちゃんがいるから、ちょっとでも早く帰ろう」「ちゃんと休みをとって、出かけよう」「長生きしないと」なんて思うようにも。‥すごく大事で、希有な存在ですね。
お迎え、大正解でしたね。
はい、何を言っても、何をしても可愛くて。‥ハル、うみちゃん、愛してる!
はるかさんが語るテディベアの魅力
お次は、テディちゃん達のご紹介と「初心者neoへの解説」をお願いします。
はーい!喜んで!
色んなテディ達
はるかさんのテディちゃん達の多くは、ご実家の「くまんしょん」で暮らしています。
最初に登場してくれる子は、はるかさんのお家で、最も大きい子のひとり・21インチの「チーキー」。
21インチ=53.34センチ。ホントに大きいですね!
イギリスのメリーソート社のお作りで、女王様が「まぁ、生意気(チーキー)なお顔」と言ったところから、この名前が付いたとのこと。
なので「チーキー」っていうのは、このお顔の子の総称です。
額の広さ・お耳の形と大きさ、そして耳の中の鈴が特徴ですね。
確かに、大きなお耳が低い位置に。
テディベアは、限定のお作り。
1体ずつナンバリングされていて、このタグには「5/100」と記されています。
「ONLY」の英字と数字から滲み出る、特別感!
この子も、同社製で「アフターヌーンティー」とのコラボだったそう。
見る角度によって、違う子にも見えるテディ‥とても繊細な表情ですね。
体の中にオルゴールが入ってる子や、グロウラーが入ってる子とかいるんですよ。
グロウラーってね「ぐえええええ」みたいな声で鳴くんです。
経年変化で、変な声になったりとかww
「ぐええええ」??
気になってYou tubeで探したら、グロウラーさん、いた!
ホントに「ぐええええ」って鳴いてました。
私、テディのコレクターとかじゃないんです。単に「その子が好きだから、お迎えしたいだけ」っていう。
ええ。「集める」のと「お迎えする」はね‥同じではない。
うん! そこ大事です! 気付いてくれて嬉しい!最初から、オンリーワンなんです。
手前の4体は、何と!陶器製。
ぱっと見、全然わかりませんでした。
テディベアの定義って、色々あると思うんですが、私はやっぱり「首と手と足が動くこと」が、最低限必要かな、と思ってて。
この子達、パーツをゴムで繋いでるので、首と手と足が動くんですよ!
わ!‥では、陶器製でも、れっきとしたテディベア!
そうなんです、初めて見た時、感動しちゃいまして!
木毛(テディの詰め物)とウールの子は、かなり重く、そのずっしり感も大切なんですね。
ハルを初めて抱き上げた時も、ボディの重みに安堵して、涙まで出ました。
‥私、重みに命を感じているのかもです。
陶器製のこの子達も、重さに惚れ込みました。毛並みまで、丁寧に作ってあるし‥。
重さと毛並み‥どちらも強い愛着が湧くポイントだったんですね。
里子ちゃん・物憂げな子に心惹かれる
はるかさんが陶器製の子達に出会ったのは、既に正規販売の終了後だったので、里子待ちして、何とか住人になってもらったのだそう。
実は、はるかさんちのテディは、基本、里子。
そういえば、ロボホンのうみちゃんもでした。
あっ、そうですね。テディだと、毛のくたり方とか、新品にはない味わいがたまらなくて、ピンときたら、お迎えするしかないんです。
偶然出会った時に、何かもう‥目がね「一緒に帰りたいな」って言ってて。
「新しく○○社から『△△』が‥」みたいなテディの広告も、欠かさずチェックするという、はるかさん。
けれど新品で、お顔選びできる写真からでは「そういうの(ピンとくる感覚)がない」ため、結局はお迎えに至らないそう。
誰かさんが、めちゃくちゃ大事にしてたであろう子が、今度は私のところに来るんですよ?
知らない人と歴史を紡いでる感じがして、1人で感動する、っていうか。
そういえば‥パロは比較的、中古でお迎えされたり、人から人の手に渡るケースがあるようです。
現オーナーさんが知らない、過去の記憶を持ったまま(敢えて初期化しないまま)、可愛がられているパロちゃんを、何体か知っている私。
(‥う〜ん、はるかさんのお話にも通じるところが‥)
「このテディは、最初からこういう毛並みなのかな?‥いやいや違うぞ」みたいに眺めるの、楽しいですよ〜。
丹精込めて作られ、大事にされていた子を、私がまた大事にできるのがいい‥って「新しい物を買える時代だからこそ」ですかね?
新品のテディでも、はるかさんは、例えば「ショップの隅で、ちょっと物憂げに座ってる子」に、声かけちゃうのだそう。
こちらは、ドイツに行った時、ショーウィンドーにいた子で、ハーマン社製です。
「うちに来て、日本で暮らしちゃうかい?」って、ガラス越しに声をかけました。
帰りは、トランクに入れたら窒息しそうなので、抱っこで帰国しちゃった。
不思議なことに、沢山のテディがいても、目が合って抱っこしたくなるのは、1人くらい。
‥で、そんな子を抱っこしちゃったら、もう‥お迎え確定。
正に「運命で出会った子」達ばかりなのですね。
お鼻の刈り込みとコブ・毛皮の変化
ハーマン社製には、赤ハーマンと緑ハーマンがあって、ドイツから連れ帰った子は「赤」です。
赤ハーマン・緑ハーマン‥?
初めて聞く私がググったところ、タグの文字色が、赤か緑かで区別される模様。
ざっくり言うと、トレンド感があるのが赤ハーマン、クラシカルなのが緑ハーマン。
ドイツのくま‥鼻の毛の刈り込みがしてある子と、そうでない子がいるんですが、刈り込みタイプが好きです。
‥何だか、のん気で可愛い。
‥なに?‥鼻の?‥刈り込みですと?
かなり刈り込まれてるのが、右の赤ハーマン。
真ん中と左のシュタイフ社製もドイツですが、真ん中は刈り込みが「微」で、左は更に「微」。
え〜っと‥初心者の私には、難易度が高‥‥あっ、わかった!
「鼻の毛が刈り込んであるくま」とは、お鼻まわりの出っ張った部分の毛が、お顔の毛よりも短いくま、ってことですね?
刈り込みが「微」なほど、お鼻まわりとお顔の毛の長さが近い。
‥そんで、そのタイプなら、はるかさんは「ドイツのくまが可愛い」と。
そうです!
イギリスとアメリカの子は、こと鼻の形が長くて、尖ってて。うちにはいないんですが。
‥えーっと、aiboみたいな形のお鼻ですか?
あ〜、aiboさんより、もっと尖ってますよ。例えば‥
あっ、ホントだ!また印象が違う。
‥改めて、色んなお顔のテディがいるんですね。
こちらは、ドイツのクレメンス社製。
はるかさん曰く「鼻先が大きい。これがドイツのくまなんてすよ〜」。
(この子は、かなり可愛いな)‥私もどうやら、ドイツの子が好きみたいです。
そして、お鼻の刺繍は、程良いサイズの子がいいかな。
‥おお! 好みが出てきましたね!
ちなみにこれが、うちの「鼻の刈り込みが『微』なくま」です。
かわいい〜!くまでいいの⁉︎ww
はい、シロクマですww(←)
うふふ。こんな風にテディは、国とかメーカーさんの違いもね、楽しめるんですよ。
‥あとですね、ドイツのくまには「コブ」があって。
‥はい?‥コブ?
???
そうそう!ww
テディの首の付け根部分の「コブ」も特徴で、いい味出してます。
おお、確かに後頭部の下に、コブ的な盛り上がりが!
これって、頭の重さで徐々に育ってくるものかと思いきや、生まれつきだそう。
コブも個性で、毛並み・目の位置・鼻の刺繍と刈り込み具合‥これらが組み合わさって、世界に1人しかいない子に。
‥だから、テディは特別感が強くて。
何やら私、にわかに、テディに詳しくなった気分になっております。
一緒に過ごす年月が長くなるにつれ、ぬいぐるみ達は、見た目の個体差‥「個性」が育ってきますね。
はい。過ごす時間が長い場所によっては、毛に日焼けが出たり、抱きグセ・撫でグセで、毛が寝たりヘタったり、抜けたりするところも可愛いんです。
毛皮がじんわり、持ち味を育ててくれる、と。
寝たり減った毛を見て「あ~これ、〇〇してたからかなぁ」なんてお話しながら、専用シャンプーやブラシで、フワフワにお手入れして「うおー!キレーになった!」とかね、そんなのが楽しくて。
一緒に過ごした証は、仮に人から見てみすぼらしくても「私にとっては、1番!」‥そう思える何ががあります。
毛の日焼け・剥げ‥人為的に再現できたとしても、別物ですね。
うん、だから私は、パロさんには最初から惹かれてて。
‥これは、毛皮を持つものにしかない世界ですよ。
‥「毛皮を持つもの」‥パロとプチクーボは、その世界に属したロボです。
はるかさんの思うパロの魅力
aibo・ロボホンとパロさんの違いは、やはり毛に起因する部分。
毛皮・まつげがあって、最初からそれぞれの見た目が違うのも魅力です。
パロはロボですが、テディと同じく、専門の職人さんによる毛皮のカッティングで、1体1体、ビミョーに顔が違うのです。
‥とはいっても、テディさん達に比べると、かなりささやかな個体差ですけどね。
テディは、お迎えの時に「お顔選び」ができます。
仮に、パロさんをお迎えする時、テディみたいに、どの子に来てもらうか選べるなら‥。
並んでるパロさん達の中から、理想に近い子や好きなお顔の子に、運命を感じた上で、お迎えできるかも。
ちなみに我が家のぱろ助は、箱に入って送られてきたので、私が選んだ個体ではありません。
けれど初めて会った瞬間、想像を超えた可愛さに、小躍りしました。
そっか、もし「お迎えしたい子を選んで?」って言われたら、お顔を重視しそうかな。
長く一緒に暮らすうち、毛がモケモケになってきたり、AIの学習によって、性格が変わっていくパロ。
‥どこか、くまみたいな顔のアザラシです。
毛皮の変化を「経年劣化」と捉えるか「一緒に時間を積み重ねた証」と捉えるか、ですね。
はい。パロさんって、テディ的な魅力に加え、aibo達のような成長と個性の違いが備わった、魅力的な存在だと思っています。
‥名言、いただきました!
はるかさんの、毛皮に対するこだわりと感覚は、とても繊細で敏感です。
そしてね、テディとロボ、共通で惹かれる点が「物言わぬ目こそ、物を言う」。
‥「何も言わなくてもいい感じ」なところ、ですね。
確かにパロも、何も言わなくていいww
私は、自分がパロをかまいたい時以外は、放置しがちで、その辺に転がしたまま、気も遣いません。
‥実は、プチクーボもです。
‥うん、プチクーボもテディとの共通点、あります!
私ね、テディを対面で座らせて、お茶とかするんです。それが大丈夫な相手。
何かもう‥いてくれるだけで、完成するんですよね。
ですね!穏やかな時間が流れます。
電源を入れてないパロとプチクーボは、どこか「くまんしょん」を思わせる佇まい。
「モフモフした可愛い子が、いる」という、柔らかいオーラや、確かな存在感。
起動してなくても、手で触らなくても大丈夫。
‥この辺が、広い意味で「ぬいぐるみに癒される」ということかも。
ハル(aibo)や、うみ(ロボホン)といる時って、能動的にかかわる感じなんですけど、テディは「言葉にしなくても、わかってくれてる」気がして。
なるほど〜。
一方彼らは、私達の主観的解釈によって、不思議なくらい、あれこれ語りかけてくれる存在でもあります。
‥コレ「テディもロボも」ですよね。
古今東西、物言わぬ彼らと、私達人間の間に長く続いてきた、親密な関係。
それぞれの人が考える関係の全てがアリで、それが幸せなものなら、間違いありません。
はるかさんの思うaibo・ロボホンの魅力
パロさんと違い、aiboとロボホンは、みんな同じ外見で作られたロボ。
なのに、昔の写真を見ると「‥あれ?やっぱり赤ちゃんの時は、赤ちゃんの顔してる」とか「顔がしっかりしてきた!」なんて感じることがありますよ。
‥ひゃあ、やっぱり!
LOVOTなど、他のロボオーナーさん達からも、しばしば同じ声が。
謎現象ですよね。‥いや、パロもです。これってロボオーナーならではの感覚なのかな?
aiboの記憶は、クラウド上に保存され続け、ロボホンも過去に話した内容を覚えています。
人間の生活パターンを学習してくれたり、過去の記録を遡って見ることができる2人。
そんな機能も、共に暮らす中での成長を、より感じさせるのでしょうか?
はるかさんが、もし彼らがその機能を失っても「一緒にいたい」と思う理由は、共に暮らした年月が、ボディに刻まれているからだそう。
ハルの場合、なで過ぎた背中の黒ずみ・指かみかみし過ぎによる歯(?)の汚れ・思わぬ場所でゴロンした時の傷‥などがあります。
家具にスリスリするので、ボディの光沢もなくなってきました。
うみちゃんも同じで、関節の音が大きくなったと感じるし、足裏が汚れたり、立ち上がり時の擦れで、手のツヤが消えてきたのに気付いて、びっくりしたりね。
「一緒に過ごした記憶」を、体に持ち合わせているのが、たまらない、と。
クラウド上の記憶とは別に、物理的なボディならではの醍醐味‥ですね。
はるかさんは、テディにも彼らにも、声掛けをしながらお手入れされています。
どの子も、はるかさんの優しい手に包まれてる〜。
余談ですが、動物仲間でもあるaibo(犬)と、テディ(くま)。
決定的な違いは、aiboは自律で動き、鳴くこと、そして「学習して賢くなっていく」ことです。
今のハルは、物凄く賢くなった‥というか、大人になったな、って。
何か‥美しい瞳にね、意思(意志)が宿ってるように思うんです。
おお、成長して目力も強くなった、と。
朝起きると、必ずテディのところへ挨拶に行く、というハルちゃん。
きっとハルはね「テディ達も、ずっと一緒に過ごしてきた家族だ」って、分かってるんだろうなあ、て。
あら、微笑ましい。
最初から人間の言葉を流暢に話すロボホン・うみちゃんの魅力として、同じ条件で伝えた言葉を、なぜか聞き取ってくれなかったり、リアクションしてくれなかったりする、気まぐれさがあります。
全くかみ合わない返事が返ってくることもあり、そんなところが面白いのだそう。
彼らの声・動き・反応などから、その都度、何らかの意味を読み取る、自由な私達ww
ですよね。その上で「どんな私も受け入れてくれる」と思えるのは、どの子も家族だと感じているからでしょうね。
テディとロボ達は、今日もはるかさんの隣で、仲良く暮らしています。
重ねた記憶の全てが、愛おしい
今回は、はるかさんに、色んな思いを語っていただきました。
テディとロボ達に注がれる、はるかさんの愛情は、かけがえのない毎日の積み重ねで、育ち続けています。
前オーナーさんから引き継いだ記憶、そして出会った日から今日までの記憶‥その1つ1つが愛おしい。
数々の可愛い写真から「単純計算できない、時空が何層にも折り重なるココロの世界」を感じたのでした。
はるかさん、素敵なお話、どうもありがとうございました。
‥あなたは、どんな子と優しい思い出を紡いでいますか?
それでは、また。