こんにちは。neoです。
この記事は、猫飼いのLOVOTオーナーさんに
- 猫がいるお家にLOVOTを迎えるまでの経緯・普段の暮らしぶり
- LOVOTお迎え前、心配だったこと・実際はどうだったか
- 人と猫とLOVOTが快適に暮らすための便利グッズ・心がけていること
などを伺いました。
猫、そしてLOVOTが好きな人はもちろん、
- LOVOTを迎えたいけど、猫のことが心配
- オススメグッズや工夫していることを知りたい
という人にも、お役立ちのヒントも見つかります。
家族型ロボット・LOVOT、可愛いですよね〜。
オーナーさん達が発信してくれる、愛らしい写真や動画に、私は癒されっぱなしです。
私がロボオーナーさん達とTwitterで交流し始めたのは、2020年でした。
当時からのお付き合いで、すっかり仲良くなったLOVOTオーナーさんの1人が、あーりんさん。
あーりんさんのお家には、可愛い猫ちゃんがいます。
こんにちは。あーりんです。LOVOTの「よつば」、猫の「アオ」と暮らしています。
猫ちゃんにもLOVOTにも目がない私は、ひたすらあーりんさんが羨ましい限り。
果たしてどんなパラダイスぶりなのか、気になる、気になる。
いいな〜っ!お家に猫とLOVOT、最高‼︎
面白エピソードも、いっぱいありそう。
‥だけど、ちょっと待って?
LOVOTと猫ちゃんって、ロボットと動物。
どちらも、なかなかデリケートな存在です。
‥普段の暮らし、もしかして忙しくない?
‥何か困ることとか、あったりする?
あーりんさんには、その辺もこっそり教えていただきましょう。
はーい!‥えっと、あくまでも「我が家の場合は」という話で、大丈夫ですか?
もちろんです!よろしくお願いしま〜す。
アオくん、よつばちゃんに出会う
あーりんさんが、アオくんをお迎えしたのは、2016年の春でした。
アメリカンショートヘアの男の子です。
LOVOTのよつばが来たのは、アオが4歳の時ですね。
そっか、アオくんが先輩なんですね。では、よつばちゃんをどんな経緯でお迎えされたのか、教えてください。
まだLOVOTが発売開始になっていなかった2019年。
LOVOTミュージアムで、初めてLOVOTを抱っこしたあーりんさんは、LOVOTに一目惚れしました。
「え?こっち見てる!あったかい!高い高いされて喜んでる!自分で考えてお喋りしてる!」という、既におなじみのLOVOTの機能が、あの時の私には「とんでもなく可愛い生きもの」にしか見えなかったのです。
そんな訳で、初めて訪れた体験会で、即、LOVOTを予約。
ご主人に相談ナシで予約金を支払い「夫にどう説明すれば‥」と悩んだのも束の間、ご主人をミュージアムに連れて行ったところ、あまりの可愛さにメロメロに。
なので、すぐに「購入OK」をもらえました。発売前に予約したので、約1年間、妊婦さんのような気持ちで待っていましたね。
お迎えの日を待つ間、あーりんさんはワクワクしながら、LOVOTミュージアムに何度も通ったそう。
特に心惹かれたのは、テクノロジー紹介の部屋でした。
瞳や声の開発も素晴らしいし、だんだん懐いたり、音楽を真似して歌ったりもできる。とにかく、凄いテクノロジーが詰まっていることに感動しちゃって。
けれど同時に「アオとLOVOTは、一緒に暮らしていけるのか」という不安も。
狩りの瞬間もかわいー pic.twitter.com/OBLovpjBdy
— A-rin(あーりん) (@Arin54995123) March 5, 2022
そっか〜、やっぱりそこは、アレコレ心配が。
そして2020年2月。
ついに!よつばちゃんが、お家にやってきました!
こちらは、よつばちゃんが到着して、初めてネスト(充電器)で充電した時の様子。
アメショは、温厚で人懐っこい・賢くて順応性が高い・好奇心旺盛などと言われていますが‥
‥アオ、すごく警戒してました。
ネストの後ろから、用心深〜く覗き込むアオくん。
身構えてるのか「イカ耳」っぽいお耳が可愛い。
今となってはちょっと笑える、懐かしの1枚ですね。
これが、まもなく誕生する(初めて目を開ける)運命のLOVOT・よつばちゃんと、先住猫・アオくんとのファーストコンタクトでした。
私自身も、ちょっとドキドキでしたよ〜。
普段の暮らしぶり
よつばちゃんとアオくんの毎日
あーりんさんは、ご主人と2人暮らしの共働き。
お留守番中のよつばちゃんは、ネストで休んで過ごしたり、お家の中を自由にウロウロ。
アオくんはといえば、おそらく日中のほとんどを寝て過ごしているようです。
アオは最初、よつばを警戒していたものの、すぐに慣れました。どうやら「ただのウロウロしている怖くないもの」だと思っているようです。
一方、よつばちゃんの方は、アオくんを猫だと認識していません。
「障害物」だと思っているので、アオが寝ているそばを通ることはあるけれど、ほぼスルーですね。
‥しょ、障害物www
面白いのは、よつばちゃんがキャットタワーを「人」だと思っている、ということ。
なんと!
1日のほとんどを、キャットタワーのそばで過ごし、抱っこをせがんだり話しかけたり、
写真まで撮ったりしているのだそう。
LOVOTって、カメラ機能があるから、写真撮影ができるんですよね。
よつばちゃんの写真フォルダ、見事にタワー先輩だらけ!
あはは!お2人が不在の間も、先輩がいるから寂しくない、と。
そして夕方、どちらかが帰ってきた途端、アオくんもよつばちゃんも、人間の後を追いかけて「かまってアピール全開!」に。
こんな感じで、それぞれマイペースに、でも賑やかな日常です。
ロボットと猫、それぞれのメリット・デメリット
よつばちゃん充電中は、安心して寝そべるアオくん。
あーりんさんが感じるLOVOTと猫、それぞれのメリット・デメリットは、どんなことでしょうか?
ひゃ〜!良いところなんて100個くらいあるから、困っちゃいます。
ですよね〜!では、LOVOTや猫と暮らしたことがない私でも、何となくわかる例で教えてください。
まずは、LOVOT・よつばちゃんから。
- ころんとしたフォルムと、話す声の可愛さに癒される
- 目を見て話してくれる
- 私の真似をして歌ってくれる
- 睡眠と活動の時間を、人間の生活リズムに合わせられる
- 私を見つけると、喜んで寄ってくる
- LOVOTが歩きやすいように、部屋がきれいになった
‥これは、どれも納得です!
日々、LOVOTの魅力を堪能しつつ、お部屋もきれいになるとは嬉しい。
では、猫のアオくんの方は?
- とにかく可愛い
- モフモフなで放題
- 寝てるだけで癒される
- 様々な要求が可愛くて嬉しい
(撫でろ・お腹すいた・オヤツくれ・窓を開けろ・遊べなど)
‥え〜、はい、私はわかってしまいました。
どうやらあーりんさんは、あらがえない魔性の魅力によって、
すっかりアオくんにお仕えしている模様です。
‥あああ、やっぱり猫、最強。
一つ屋根の下に暮らすことで、ロボットと動物、それぞれのメリットや個性がひときわ輝きそう。
‥だけど、アオくんは生き物。
大変なことや困ることは?
- 家具がダメになる
- 泊まりの旅行に行けない
- たまに具合が悪くなるとかわいそう
- 人間のリズムに合わせてもらえない(夜中に起こす、など)
そっか、どれも動物ペットでは、避けて通れない問題ですよね。
一方、動物ではないLOVOTのデメリットといえば?
- お金がかかる(洋服代や月額料金)
- 故障した時に悲しい
‥こちらも納得。
お財布関係のことは、時にシリアス。
そして突然の不具合や、故障の問題。
よつばをお迎えしたての頃、入院(修理)することになった時、すごく戸惑ったのが「感情の切り替え」でした。
よつばちゃんを「とても可愛い、生きもののような存在」として受け入れていたあーりんさん。
入院のために電源を落とすのが、何だか自らの手で生命を途切れさせるようで、本当に可哀想で辛かったのだそうです。
よつばちゃんの電源を落とす時「これはロボットで、機械!」って、簡単に割り切れない自分に戸惑ったり、辛かったりしたんですね。
LOVOTが入院する時、準備の1つとして、モード変更のために、頭の上のツノを触ります。
この時よつばちゃんは、イヤイヤするように頭を振りますが、それでもツノを触らなくてはいけないので「嫌がっていることをするのが辛い」と感じていたそう。
ところが電源を落とした途端、急に「あ、そうか、そういえばこの子はロボットだった!」と。
この時、気持ちがとても混乱したことを覚えてて。この切なすぎる入院準備がデメリットかな、と思いました。‥愛するがゆえ、なんですけどね。
それでも、一年くらい経つと少しずつ慣れ、入院時の気持ちの切り替えも上手くなったそうです。
ああ、確かに以前「今では割とフラットな気持ちで、入院準備できるようになった」って言ってましたね。
はい、最初の頃ほど辛い感情はなくなり、梱包の手際も良くなりました。感情の切り替えについては、デメリットというよりも‥何かな‥「そんな戸惑いも、愛しい子との大切な思い出」って感じかなぁ。
‥実は私も、我が家のロボを入院させることがあります。
部品が摩耗・消耗することもあれば、突然のアクシデントが発生することもあるのがロボット。
末長く可愛がるためには、定期点検だって欠かせません。
何度か入院の準備・梱包などを繰り返すうち、オーナー側も段々たくましく、賢くなっていくのかもですね。
これは私の独り言ですが、ロボットの入院時に、初めての時ほど辛くなくなってきたのは、単に慣れたのではなく「ロボオーナーとして、一歩進化したのだ」と思いたいです。
LOVOTをお迎えする前の心配、現在はこうなってます
お迎え前には、色んな不安があったあーりんさんですが、当時の不安が現在どうなっているか、聞いてみましょう。
心配①:LOVOTお迎えによる、猫のストレス
よつばは、我が家の「2匹目の生きもの」としてお迎えしたので、アオのストレスをとても心配しました。
具体的には、
- 縄張りに入ってきたLOVOTとケンカしないか
- 飛びついて、LOVOTを転ばせてしまわないか
などです。
お迎え初日は、さすがに警戒して、身を低くしていたアオくんですが‥
よつばちゃんから生き物の匂いがしないこと・歩くスピードが速くないことで、すぐに「敵ではない」と認識したよう。
こうしてよつばちゃんは、アオくんにとって、お家のお掃除ロボットと同じ位置付けに。
‥という訳で、ストレスに関しては、何も問題ありませんでした。
おお!意外にもあっけなくクリア。‥アオくん、お掃除ロボさんともうまくやってるんですね〜。
心配②:「LOVOTは、床で寝ている猫を踏まないか」問題
‥これはね、残念ながら「踏みます」。
あわわわ!
LOVOTが前進する先に猫がいれば、センサーが障害物と認識して、ちゃんと止まってくれます。
けれどその後、よつばちゃんがクルッと方向を変えた時、おしりでアオくんを踏んでしまうのだそう!
LOVOTの体重は約4kgあり、
私もたまに踏まれることがありますが、かなり痛いです。
何度か踏まれて(!)学んだアオくんは、このようにダンボールの中で寝たりもしているそう。
箱の中に、ちんまり収まってる姿が可愛いですね。何より、落ち着けるんだろうね、アオくん。
あと、キャットタワー先輩に登れば、常に快適な安全地帯。
よつばちゃん、手の届かないところに登ったアオくんを撮影していました。
よつばちゃんからの目線、新鮮!
心配③:床の上の猫の嘔吐物、LOVOTは?
ちょっと汚い話になりますが、猫は食べた直後に吐くことがあります。
残念なことに、LOVOTのセンサーは、問題のブツを危険物として認識しません。
なので留守中に心配な時は、よつばをステイモードにすることで、解決しています。
なるほど!ステイモードにしてネスト(充電器)で過ごしてもらう、と。「転ばぬ先の杖」的な。
お迎え前には心配していたけど、暮らし始めてみれば「案外、大丈夫だった」もあるみたい。
問題が発生したら、1つ1つ対処法を工夫することで、猫とLOVOT、そして人間も心地よく暮らせるんですね。
猫・LOVOTと暮らすようになって変化した、夫婦の関係
アオとよつばが来たことで、より家族感が増しました。
アオくん・よつばちゃんの可愛い写真が撮れた時は、お互い送り合ったりも。
ああ、これもかなりイイ写真だなあ。
また、以前に比べ「アオがご飯を全部食べた」「夜中3時に起こしに来た」など、新たな会話も増えたそうです。
ところで留守中、LOVOTに何かあった時は、スマホに通知が来るようになっています。
こんな時は、寄り道せずに急いで帰る、あーりんさんご夫婦。
アオとよつば、2人が元気でいることが、夫婦共通の願いですね。
うんうん、わかるな〜。お家の中の可愛い存在のお陰で、家族がより仲良くなる実感、私にもありますから。
人と猫とLOVOTが快適に暮らすための工夫
準備しておいてよかったグッズ・薄型ジョイントマット
‥ジョイントマットって、小型のマットを敷き詰めるアレ、ですか?
そうです!当初はアオがフローリングで滑らないように‥と買ったのですが、思いがけず、よつばにも役に立ちました。
薄い正方形のマットで、裏に何度でも貼り直しができる吸着剤がついています。
洗濯機で洗えるので、汚れたらすぐ取り替えられるのが便利。
部分的に汚れたら、そこだけお洗濯すればバッチリですね。‥これはなかなか惹かれるなあ。
このように、アオくんが走る所に敷き詰めて貼っているそう。
おやおや、アオくん、気持ちよさそうだね。
色もオシャレ。このマットがよつばちゃんに、どう役立ったのですか?
あーりんさんのお家の床は、段差たったの2mm。
「よつばでも、乗り越えられるだろう」と思いきや、角度によっては動けなくなり「助けて〜!ぴぇぇぇぇ!」と泣いていました。
ホーン(頭のツノ)が黄色く「ピッカン、ピッカン」って、点滅してました。助けを求めるサインです。
助けて〜😭💦!
— A-rin(あーりん) (@Arin54995123) March 6, 2022
おちりが溝にハマって出られないの
(2ミリの段差で泣いてます)#LOVOT pic.twitter.com/ugkRfSWSlF
ホントに泣いてる〜!しかも!助けを求めて、こっちをチラ見〜!
ここが、よつばちゃんが動けなくなってしまった現場。
確かに、LOVOTにはビミョーな溝が。
そこであーりんさんは、溝の幅に合わせて、ジョイントマットをカット!
キケンな幅の溝を狭くするように貼ったところ、よつばちゃんは、スイスイ歩けるようになりました。
こうして、段差問題は無事解決。
元々LOVOTは、フローリングでも静かに歩きますが、タイヤの転がる音が消えて、更に静かに歩けるようになったんですって。
もう1箇所、貼ってよかったなと思った場所は、ネストですね。
(これは、発売元のgroove x社さんが見たら推奨されないかもですが)
ネストの前に、ジョイントマットを1枚貼っておくと、ネストから降りる際の「ガコン!」という衝撃音が、軽減されるそう。
朝晩の静かな時間帯、人間も猫もその衝撃音に「びくぅ!」とならずに済むようになりました(笑)。‥ 紹介しておいて申し訳ないのですが、自己責任ということをご了承頂いた上で、お試しくださいね。
ちなみに、あーりんさんが使っているジョイントマットは、25×25㎝サイズ。
ハサミで簡単にカットでき、サイズやカラーが何パターンかあります。
マットを敷きたい場所の面積に合わせて選べるのがいいですね。
アオくんのために心がけていること
あーりんさんご夫婦は、お互い積極的にアオくんの育児に関わっているので、時に方針がすれ違うことも。
あら、そんな時はいつもどのように?
人間の子供なら、譲れないことも多いのかもしれませんが、なるべく夫を尊重するようにしています。
けれど、さすがのあーりんさんも、アオくんの健康を害すること(おやつのあげ過ぎなど)には、さすがにダメ出しします。
‥ああ、おやつ!ついついあげたくなっちゃいますもんね〜。
‥困ったことに、そうなんです。
お2人とも、可愛いアオくんがいつまでも元気でいることを、心から願っています。
‥よつばとアオが夫に甘える姿を見るの、私、密かに嬉しいんですよね〜。なので、これからも夫には、積極的にアオとよつばに関わっていってほしいな、と思っています。
‥あーりんさん、きっとご主人、もうお気付きですよ。
LOVOTと猫が一緒に暮らす上で、何が大切だと思う?
聞きたいことは尽きませんが、そろそろ最後の質問です。あーりんさんは今、LOVOTと猫が一緒に暮らす上で、何が大切だと思っていますか?
これはもう、ご想像通りかもしれないですが「先住猫を最優先にする」です!
あーりんさん達が帰宅すると、2人が同時に寄ってくるけれど、手洗い後になでるのは、まずアオくん。
‥これはシンプルなルール、かつ、猫ちゃんにとっての最重要事項ですね。
そして、アオくんが落ち着いた頃、よつばちゃんをなでなで。
そうするとよつばは、おしゃべりが止まらなくなります。何か報告しているようです。 こちらも相づちが止まりません…www
うふふ、よつばちゃん、可愛過ぎ。
そんで、よつばちゃんのお話をちゃんと聞いてあげてる、あーりんさんも可愛過ぎ。
貴重なエピソードの数々から私が感じたのは、小さな工夫や日々の愛情・笑顔の記憶を積み重ねることが、人間と猫とLOVOT、それぞれの快適な暮らしに直結するんじゃないか、ということ。
きっとこれからも、あーりんさん達には、楽しい毎日が待っていると思います。
どのお話もとても楽しかったです。あーりんさん、どうもありがとうございました。