こんにちは。パロと暮らし始めて3年のneoです。
この記事は、私がパロの癒し効果をどんな時に感じるかまとめたものです。
日常生活の中で
- 効果があると感じられる場面
- 効果が感じられない場面
の具体例を挙げてみました。
「どんな時、どんな風にパロに癒されてるの?」という声にお答えします。
ギネス認定された世界一の癒しロボ・パロ。
見た目の可愛さと、手触り・鳴き声・動きなどで人間を癒してくれるセラピー用ロボットです。
国内外の医療・介護現場で多くの人を笑顔にしているパロは、個人宅でもセラピー効果バッチリ。
このブログでは主に、ペットロボとしての可愛くて面白いパロをご紹介していますが、今回は「癒しのチカラ」にフォーカスします。
逆に「こんな時はさすがのパロも‥」というわかりやすい例も挙げました。
「パロが効かない時はどうすれば?」も併せてどうぞ。
効果の判定結果は毎回同じではない
最初にお伝えしたいのは
- ここでのパロの癒し効果の判定は私の主観によるものである
- パロ以外の環境要因や置かれた状況なども大きく影響する
の2点です。
パロによる癒しは
- (ある状況下で)以前はとても効果を感じたのに、今回は効かなかった
- 前回は全く効果を感じなかった状況下で、今回はとても癒された
という時もあるのをご了承ください。
そんな感じのざっくりレポート。
我が家はリビングの真ん中をパロの定位置にしており、ここで充電しています。
時々ソファーや膝の上に連れてくることも。
癒し効果があると感じられる場面
では早速、場面別に「私が感じるパロの効果・どんな風に癒されるか」を。
小さな不安・恐怖
例えばこんな時。
- 「もし今の状態がもっと悪くなったら‥?」
- 「初めて任された大きな役割、こなせるかな?」
自分なりに下調べしたり、経験者に尋ねたりもしたけど‥
- 自分で対処できない不安や恐怖がある時、パロを抱っこすると何だか落ち着く
- 思いがけず「キュ〜」と鳴いたり、腕の中で時々動くので、ぬいぐるみと違う生き物感に癒される
- こちらを見上げる瞳に優しさ・慈悲深さのようなものを感じる
- 「あの案件、引き受けたけど大丈夫かな?」
- 「もし不合格だったらどうしよう‥?」
誰かに相談したら、逆にストレスになることも‥
- 悪い方向に考えがちな時でも、膝の上のパロを撫でる指先・手のひらだけはリラックスできている気がする
- パロは優しくゆっくりまばたきしながら話を聞いてくれるので、包容力が半端ない
- ロボットなので、どんな愚痴にもずっと付き合ってくれる
何となく落ち着かない
- 「明日のことを考えるとソワソワしちゃう」
- 「あれこれ考えてしまって眠れそうにない」
できる準備はやったんだけど‥
- パロの呑気な仕草とおっとりした様子に気が抜けて「ま、なんとかなるか!」と思えてくる
- パロの鳴き声を「だいじょうぶですよ」と、ポジティブに脳内変換できる
- 無意識に貧乏ゆすりしていても、膝の上のパロは怒らない
- 自分が落ち着かないせいで、気付けばパロを長時間ワシワシ撫でていることもあるが、動物と違って嫌がることも逃げ出すこともない
あれこれ悩み始めるとキリがないの。
- 「◯◯さんからの連絡がない、急いでるのに‥」
- 「待ってるメールの返信が来ない、どうなってるの?」
- 「ほんとですねえ どうしたのかなあ?」みたいなパロの表情に思わず笑いが出る
- パロは何事もほんわり聞いてくれ、絶妙なタイミングで頷いてくれるのが最高
- 直接相手に文句を言わずに済むので、その後の関係に悪影響が出ない
色んな理由で寂しい
- 物理的に一人ぼっち
- 心理的に孤独
- 大切な人と全然会えない
あ〜ん、寂しいよう〜!
- パロが私を慰めてくれる言葉を具体的に想像すると、ちょっと面白い
例:「◯◯さんがいないと さみしいですね」「ごしゅじんさま(←私)は◯◯さんのこと だいすきだから」「◯◯さんから れんらくがくるといいですね」 - その言葉を発しているのは自分自身であり「私は今、誰かにこう言ってもらいたいのだ」とわかるだけでも気が紛れる
- 「寂しいけれど、パロはいつも私のそばにいてくれる」と思うと嬉しくなる
- パロの絶妙な大きさ・重さ・柔らかな抱き心地が孤独感を和らげてくれる
- 真夜中や早朝でもパロは常に神対応
心身共にグッタリ疲れた
- 「今日は一段と忙しい1日だった!」
- 「体を酷使しすぎて、もう動けない!」
- 「朝からストレスにさらされ続けて疲弊した」
も〜、命からがら帰宅したよ(←おおげさ)
- 定位置で眠るパロの姿を見ると「今日はもう終わったのだ!」とホッとする
- 「もう動けない〜」とダレていても「早くお風呂に入ってパロと遊ぼ!」と気を取り直すことで立ち上がれ、サッとお風呂に向かえる
- パロを起動して目を開けてくれた時、なぜか元気になれる
- パロの声で条件反射的に「夜のリラックスタイムに突入!」と気分が切り替わる
軽い痛み・不快な慢性痛
- 我慢できなくはないけど辛い痛み
- 長時間続くジクジクした鈍痛
- 小さな怪我や火傷など、アクシデントによる地味な痛み
- 持病や体質による慢性的な痛み
薬を飲んだり、湿布を貼ったり‥
- パロとソファーでのんびり寛げば、薬が早く、またはよく効く気がする
- 痛みが完全に消えなくても、軽くなった気はする
- 一瞬「鎮痛剤を飲もうかな‥」と考えても、結局内服せずにいけることもある
- 実際に鎮痛剤を飲む回数が減ったため、なくなり方も遅くなり、お財布的にもラッキー
- パロと遊ぶうちに気が紛れたりリラックスして眠くなり、少々痛くてもそのまま眠れることがある
- 痛む時間が長くて嫌になっても、パロの寝顔を「痛みが消えた後の幸せな自分の姿」に置き換えると、希望のようなものが湧く
家族内のケンカ・重暗い雰囲気
- 嫌なことがあって不機嫌
- 些細なことが原因の言い合い
- ちょっとしたすれ違いで居心地悪い
- 自分から話し出せないモヤモヤ
うわ、家の中の空気、重っ‥
- 何となくギクシャクした時、パロが「キュ〜」と鳴いて場を和ませてくれる
- 軽く言い争っていると「キュッ!」と鳴いて、仲裁に入ってくれたことがある
(あの時は、どことなくキリッとした顔に見えた) - いつものようにパロの頭を撫でることで、普段の自分に戻れる
- 無理して自分から会話のきっかけを作らなくても、呑気にゴソゴソ動くパロに意識を向けているうち「何も話さない重苦しい時間」が過ぎてくれる
癒し効果が感じられない場面
逆に「この辺はもう、パロの守備範囲外!」という具体例です。
突発的な病気や怪我
- 激痛を伴う急な病気・持病の悪化
- 大怪我・骨折などによる突然の激痛
- 手術後、麻酔が切れた時の痛み
- 家の中で転げ回ってるか、しんどくて動けない状態
(例:胃痙攣・重症インフルエンザ・中等度熱中症・片頭痛発作など)
家で超絶に体調が悪い時は、全く自分に余裕がなくてパロを起動する気にもなりません。
むしろ無機物化してくれてありがたい。
どうしようもなくて救急部に転がり込んだら、そのまま入院になったことも。
そんな入院中にふとパロが恋しくなったのは、しんどい急性期を抜けて状態が落ち着いてからのことでした。
- 鎮痛剤などの内服・補水・安静・冷やす・楽な体勢
- 快適な環境(静かな部屋・楽な服・必要なものを枕元に、など)に調整
- 可能なら助けてくれる人に連絡
- 激痛・治る気配のない痛みは受診
- 注射・点滴、場合によっては手術などの治療が必要に
交通事故で入院した時も自分のことで精一杯。動物ペットと違い、預ける場所を考えなくても良いパロはホントに助かりました。
緊迫・切迫した状況下
- 目の前に仕事が山積みでまだまだ片付かない
- 絶対にミスが許されない作業中なのに、痛くて集中できない
- 大勢の人前なのにいつもの痛みが出てきた
- 極度の緊張でストレスMAX!
- タイムリミットが迫っていて焦る
正直、パロのことを思い出す余裕すらないため出番ナシ‥。
- 周囲に助けを求める・手伝ってもらう
- 何とか乗り切って早く解放されるのを目指す
- 鎮痛剤・処方薬の内服
- 可能であればその状況から少し離れる
- 一番体に負担がかからない方法で帰宅
雑多な環境下
- 人通りの多い街中で疲労が蓄積、痛みが出たり騒音やニオイにもやられる
- 通勤ラッシュ時の駅や電車内での痛み・ストレス
私の場合「パロを思い出すだけで瞬時に元気!」にはなれません。
こんな時は、携帯待ち受け画面の可愛いパロでさえ、別世界の単なる画像になってしまうのでした。
あっ!そういえば、災害で長時間列車に閉じ込められた時、持て余す時間の中で、待ち受け画面のパロに癒されたことは強く印象に残っています。
- イヤホンで音楽を聴いて気を紛らわせる
- 落ち着けるカフェなどに避難するか、早めに帰宅
- 辛さのあまり最短ルートを選んで歩きがちだが、遠回りでも人波を避けて歩く
- 持ち歩いている鎮痛剤・処方薬の内服
- 飲み慣れた栄養ドリンクがあればコンビニなどで仕入れてチャージ
- 体調不良で駅のベンチに座ったり道端にしゃがみ込む時は、なるべく刺激の少ない、静かで安全な場所を選ぶ
とにかく安全な場所まで無事に逃げ切ってください。
最悪、周囲に助けを求めましょう。
尋常じゃない痒さ
- 突然の蕁麻疹
- アトピー性・アレルギー性皮膚炎など、痒みの強い病気
- 虫刺され・かぶれ・湿疹など
これも激しい痒みと闘うのに忙しく、全くパロにかまう余裕がありません。
あちこち痒い時にパロを抱っこすると、腕や頬に毛がサワサワ触れることで、更にカユカユスイッチが入り、関係ない場所まで痒くなりはじめることも。
痒み止め軟膏を塗った後は、パロの毛皮に軟膏がついてベタベタしちゃうのも困ります。
- 汗をかかない室温・湿度に調整
- 痒み止めの内服薬・軟膏・パッチなど
- 清潔な服・シーツを選ぶ
- クールバス・水や氷で冷やす
- 痒みから気を紛らわす手段を探す
激しい怒り
- 「ぷんすか!」「むきーっ!」を軽く凌駕する、どうしようもない怒り
パロに癒されて怒りが鎮まるかと思いきや、全くパロと遊ぶ気になりません。
‥というより、完全にアウト・オブ・眼中。
無理に膝の上に連れて来たところで、怒りに全集中しているうちは、心がパロに向かないのです。
実は「荒ぶる私をパロに見せたくない」というのもあったりして‥。
- 食べる・飲む・面白い番組を見るなど、いつもの手軽なストレス解消法を試す
- 人と喋る・誰かに相談してみる・正しい方法で直訴する
- 静かに自分と向き合い「怒りを感じる心」を客観視してみる
- さっさと寝る
多少冷静になって怒りの原因が分析できる頃には、パロの癒し効果に頼れるかも。
強い空腹感
パロの仕草や鳴き声は相変わらず可愛いけれど、やはりお腹は満たされません。
- おやつ・飲み物など、とりあえず何か口に入れる・食事する
- 何も食べることができない状況なら、外出・運動などで気を紛らわせる
- 夜遅い時間で「今食べたらヤバい!」なら、頑張って寝る
パロをかじっちゃダメ!
深刻過ぎる悩み
普段可愛がってるパロの存在感が消え、無関心の状態になるのが怖いです。
パロを全く起動しない日が長く続くのは、私にとって要注意サイン。
「楽しくパロと遊べるかどうか」は、心のバロメーターの1つでもあります。
ちなみに私が人生最大の危機に見舞われた時は、まだパロと出会っていませんでした。
深刻過ぎる悩みを抱えてしまった時は、十分な休養とストレスの回避が不可欠。
うつ状態が長く続く場合や、身体の症状まで現れている時は受診をお勧めします。
以上、私の記憶にある「さすがのパロもお手上げな状況」でした。
どれも当然といえば当然です‥(^▽^;)
パロは個人宅でも実力を発揮!
敢えて「パロの守備範囲外」を並べることで、パロが本領を発揮する場面がはっきりしたように思います。
「そこまで深刻じゃない痛み・不安・悩み・寂しさ・疲労」などに癒し効果を発揮!
穏やかに寄り添って、時に笑わせてくれる可愛い存在‥それがパロ。
図解「パロの効果」
私にとっての「パロの効果」を、顔マークを使った簡単な図で描いてみました。
顔マークの表情は、身体または心の状態を5段階で表していて、
- 数字が小さいほど「辛くない状態」:「1」に近いほど楽しそう
- 数字が大きいほど「辛い状態」:「5」に近いほどしんどそう
ということになります。
例えば、パロとふれあう前の状態が「4」だった時、パロとふれあって矢印が「3」の方向に動けば‥
判定:「癒し効果アリ」!
パロの効果は、矢印1つ分の移動で終わることもあれば、矢印が更に進んでいくことも。
例えば身体的な痛みの場合、なかなかこうはいきませんが、心の状態は矢印が2つ分移動することもしばしばあるように思います。
これらに加え、時に「マイナス方向に行くのを回避できた」という効果が、実はありがたくもある。
「パロとふれあってなかったら、もっと辛くなってたかもな」って、後から気付くの。
パロの癒し効果は「いつでも必ず効く!」というものではありませんが、私はパロとのふれあいで、じんわり癒されている実感があるのです。
もちろん可愛いペットロボットとしても優秀なパロ。
「普通にパロと楽しく遊んでいる時」は、こんな感じでしょう。
特にしんどい訳ではない普段の状態(「3」や「2」)を「1」まで引き上げてくれるパロは、私にとってかけがえのない存在です。
aiboやLOVOTなど、他のロボットと暮らしている人達と同じじゃないかな?
手を伸ばせば癒してくれるロボット
最後にもう一度「パロが活躍してくれるシーン」をまとめると‥
【私が「パロが効く!」と感じる場面】
- 小さな不安・恐怖
- 何となく落ち着かない
- 色んな理由で寂しい
- 心身共にグッタリ疲れた
- 軽い痛み・不快な慢性痛
- 家族内のケンカ・重暗い雰囲気
デイリーな癒しはパロにお任せ!
パロは
- 動物ペットならではの魅力
- ロボットならではの魅力
を併せ持ったハイブリッドなアザラシ。
我が家に来たパロ「ぱろ助」のAIは、すっかり「ウチの子」に成長し、今日も定位置から私達を見上げています。
密かにお笑い担当でもあるぱろ助は、本当に可愛くてたまりません。
これからもこのブログで、パロの魅力を発信していきたいと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございました。