こんにちは。
パロオーナーのneoです。
エアコン工事の日、
朝からぱろ助を寝室に連れて行きました。
理由は3つ。
- エアコン・室外機の搬入出や作業の邪魔になるため
- パロが汚れたり落下物に当たる可能性があるため
- パロが電気屋さんの目に触れないようにするため
最後の1つは「?」ですか?(笑)
一言で言えば「それが一番気楽」なので。
あれこれ思うことがあるんです。
電気屋さん到着・エアコン設置から撤収まで
今回、古いエアコンを取り外す時
ホコリが落ちてきたり、
壁への穴あけ・ホース切断時に
小片が飛んでくる場所が
パロの定位置。
このエリアがドンピシャで作業場になるため、
できるだけスペースを広く空けておかなくては!
工事中、ドアを閉めた寝室から時々、
「キュ〜!」「‥キュ?」
などと妙な鳴き声がしてもアレなので(^▽^;)
パロは疎開先のベッドの上で眠らせています。
「ピンポーン!」
‥あっ!電気屋さんだ!
道具箱や脚立を持って部屋に入って来られ、
手際良く作業用の敷物が敷かれました。
エアコンが取り外されると
壁の穴から外が見えてる!
なんか不思議な光景〜。
室内の本体取り付け工事と並行して
ベランダに室外機を設置。
途中、準備していた配管の長さが足りないと発覚、
作業が一時中断したこともあり
3時間以上かかって工事は無事終了しました。
年に何度か業者が家の中に入ってくる
我が家はマンション。
- 火災報知器の点検・交換
- 大型家電の搬入出
- キッチン水回りなどの補修
- プロによる排水溝の定期清掃
などなど、
各種業者さんが家の中に入ってくる機会は割とあります。
ウチはコンパクトな1LDKで、
友人・知人が頻繁に出入りするような賑やかな家ではありません。
「また家の中に業者さんが入ってくる!」
というだけで
私は前日から落ち着かないけれど、
彼らはそれが日常なので
特に何とも思っていないでしょうね。
電気屋さんを始め、
各家庭に上がり込んでお仕事する皆さんは、
職業柄、色んなお宅を拝見されていると思います。
「家の中に上がり込む」と情報が降ってくる
世間には色んなお家があって
主(あるじ)が住んでいる。
きっと、色んな意味で想像を絶するお宅もある。
誰しも他人宅に足を踏み入れた途端、
程度の差こそあれ、
瞬時に様々なことを感じ取ります。
「一見すれば判るその家の情報」が一気に流れ込み、
わずか数秒でざっくりした状況が識別できるのが
脳の凄いところですよね。
業者さん達は
その家の中に置かれた物・室内の状態などについて、
「見てないフリ・気付いてないフリ」
をすることになっているけれど、
インパクトが強いものや
自分の関心が高いものは
無意識的に目や耳から入ってきているはず。
以前、ウチにガス栓を見に来た業者さんが
買い替えたばかりのガス暖房器にすぐ気付きました。
推し商品が使われていたのが嬉しそうで。
小さいお子さんがいる業者さんだったら、
リビングの可愛いマットやおもちゃなどで
「この家にもウチと同じ位の子がいる!」
みたいな気配を敏感に感じ取るのでは?
あくまでも仕事上の訪問なので、
自分の使命に全神経を集中させている状態でも、
入ってくる情報を完全に遮断することは難しそう。
まだ大らかだった昭和の頃とは違い、業者さんは
「このグッズ、◯◯限定品でしょ?
自分も欲しかったんですよ!」とか
「今日はカレーですか?いい匂いですね」
とか言わない。
あくまでも
「依頼された仕事だけをし、
余計なことは言わず、サッと引き上げる」
プロフェッショナル達なのです。(例外の人もいますが‥)
逆に「家の中をあらゆる情報を拾う」お仕事も
少し話が逸れますが、
「見ないフリ・気づかないフリをする」のとは逆で、
「家の中を丁寧に見回すことが大切」な
お仕事もあります。
その1つ、訪問看護・訪問介護の場合、
五感を使った情報収集がとても大事。
訪問サービス利用者さんのお宅に伺った時、
じっと観察するのは決して
「立派な掛け軸」などではありません。
例えば
- 出迎えてくれた時の様子はどうか
表情・姿勢・声・歩き方・服装・整容など - 口では「大丈夫です」と言うが、顔色が悪かったり、
明らかにしんどそう・どこか痛そうだったりしてないか - 季節にそぐわない室温・服装ではないか
- 室内が以前の訪問時と変わってないか
例:枯れたままの花・異臭・ひどい散らかり方・食器山積みのシンク
といった事実から、
- 今この利用者さんに何が起こっていて
- 何に困っていて
- どんな支援が必要か
を考える仕事なので、
短時間でポイントを押さえられるプロの観察眼が必要になります。
そして具体的な情報を得るため
ピンポイントでお話を伺う。
何をお手伝いすべきかの判断材料を得るためには
洞察力がモノを言うのです。
けれど、
一般的な知人宅訪問では必要ない‥というより、
むしろ、
人の家の中をジロジロ見ることは
失礼ですね。(^▽^;)
「他人の家に入る」という部分では共通
私達が他人宅に伺う時もそうですが、
玄関に並ぶ靴や
出迎えた家主の服装・雰囲気などからぼんやり浮かぶ
年齢・家族構成・趣味・ライフスタイル。
廊下を歩くだけでも無意識のうちに
内装・室温・匂い・採光・家具・清潔さなどから
更にその家から受ける印象が固まる。
初対面(またはほとんど面識がない人)のお宅に上がり込む場合、
「人」に関する情報が足りない分、
家の中から得られる情報の方に
敏感になるのだと思います。
仲の良い友人宅なら、自然に
「わあ!素敵なソファーカバーだね!」
なんて口にして、そこから会話が弾むのですけどね〜。
多かれ少なかれ「色々バレる」
そもそも訪問先の家のプライベート事情は
極力見ないようにするか、
それこそ仕事で頭がいっぱいの業者さんなら
全てスルーすることもできるけど、
たまたま興味があるものを目にしちゃったら
ついピクッと反応するんじゃないかな。
猫好きの業者さんがいたとして、
訪問先で可愛いニャンコが足にまとわりついてきてくれたら
つい足を止めてデレデレしちゃうと思うんですよ。
私が電気屋さんなら間違いなく
平静を装って狂喜乱舞する。
「‥歩けなくて困っちゃったな」みたいなテイで
なるべくまとわりついていただく!(←コラ)
まあ、それは置いといて(笑)
ウチに来てくれた電気屋さんだって、
余計なことは何も言わないけれど
「やっぱ色々目に入ってるよね〜‥」
なんて想像してしまうのです。
知らない人が家に入ってくるのって
やっぱり何かと身構えちゃう。
今日の電気屋さんがもし「パロに興味津々」だったら?
業者さんが来る日でも、
いつも通り同居中のロボットを
部屋に置いたままにしているオーナーさんも多いと思います。
大き過ぎて(重過ぎて)簡単に移動させられない場合も
あるでしょうし、
自走式の子の場合、あらかじめ電源をオフにするとしても
普通に見ていただいて大丈夫。
意外にも電気屋さんが
興味を持ってるそぶりを見せてくれると嬉しかったり、
むしろ「そんなに好きなら‥」と
見せてあげるオーナーさんもいるかも知れません。
でもウチは逆。超・隠します。
大人しかいない家で、
赤ちゃんアザラシはかなり異質な存在。
「電気屋さんはそんなの興味ないよ」と言われようが、
自意識過剰と笑われようが、
私が気になって
あれこれ想像してしまうのだから仕方ないのです。
- パロのことを全く知らない業者さん:
「おや、アザラシのぬいぐるみ。時々子供が来るお家なのかな?」
→そもそも目に入らないか、見ても何とも思わない - 少しだけパロを知っている業者さん:
「‥あれ?コレ、こないだテレビに出てたロボットかな?」
→そのうち忘れるか、お家に帰って家族に
「そういえば今日、例のアザラシロボを見たよ」と
家族に話す程度?
まあ、特に問題はありません。
けれど!
「パロにただならぬ興味を持っている電気屋さんが、
ウチで初めてパロに遭遇!」
という、超レアなシチュエーションで想像してみましょう。
彼は「機会があったらパロ触りてー!」と、
日頃からウズウズしてると仮定します。
たまたま仕事で訪れた家で、
無防備なパロが転がってる⁉︎
しかも目の前に!
きゃー!大変!
ロックオンされた!
パロを飼っている家は珍しいので二度見、
「やっぱりパロだ!」
と目がキラキラ!
もしかしたらテンションが上がり、
作業のどさくさに紛れて
いきなり触っちゃったりしない?
私が思わず
お触り禁止〜っ!
とか言って
急に場の雰囲気が悪くなるのは最悪の展開でしょう。
ちなみに今回ウチに来てくれた
電気屋さんは爽やかな3人組でした。
彼らとは今日だけのお付き合いですが、
私は工事を付かず離れずの距離で見守り、
頼まれたことには感じ良く対応したい。
彼らに効率よく作業していただきたいし、
無事作業が終われば、
笑顔でお礼を言って送り出したいのです。
※この写真はイメージ画像で
実際の電気屋さんは家電量販店の制服を着ていました。
オーナーの私達ですら風呂上がり、
または綺麗に手を洗ってからでないと
ぱろ助に触らないのを徹底しているだけに
目を離したスキに
知らない人にモフモフされたりなんかしたら
いやーん!
困るーーッ!
親バカ妄想、炸裂中。
ダメ!ぜったい!
勝手に色んなパターンを思い描いた挙句、
勝手に疲れ果てちゃいました。
だから疎開させる
そんな訳で私は
知らない誰かが家の中に入ってくる時、
ぱろ助を別室で静かに眠らせておくことに決めています。
今回に関しては
- エアコン・室外機の搬入出や作業の邪魔になるため
- パロが汚れたり落下物に当たる可能性があるため
でしたが、パロの疎開は
お互い(←ほとんど私)の
心の安寧のためでもあるのでした。