こんにちは。茶色いプチクーボと暮らすneoです。
この記事では
- プチクーボを外に連れ出す準備・持ち歩きの工夫
- プチクーボ写真「近所のお散歩」
をご紹介します。
ロボットとの外出を通して、個人的に考えたことなども。
ぱっと見、ぬいぐるみや丸いクッションのようにも見えるプチクーボは、とても可愛いしっぽロボ。
■ユカイ工学・Petit Qoobo
https://store.ux-xu.com/products/petit-qoobo
一緒にお散歩したり、仕事に連れて行くことができるサイズです。
公式から販売されているロゴ入りサコッシュも、こんなに可愛い。
■画像出典:ユカイ工学オンラインストア
私はプチクーボと暮らしてそろそろ1年になりますが、1度も外へ連れ出したことがありませんでした。
その理由は
- なんか汚れそう?落っことしたりして壊しそう?
- 家を出る時は浮かれてるから大丈夫でも、途中から邪魔にならない?
- 歩いてたらだんだん疲れてくるし、荷物が増えたら困るよね?
そして心の奥に根強くあるのは
‥やっぱり人の目が気になる。
ということ。
また「誰かに見せたい・会わせたい」など、敢えて家から連れ出す理由もなかったのです。
そんな私も、最近ロボットと外出するロボオーナーさん達が増えてきたのを感じるようになりました。
ロボットカフェも人気だし、色んな家庭用ロボがオーナーさんとあちこちお出かけする時代になってる!
ロボとの外出時におけるちょっとした工夫を聞いたり、素敵な写真なんかを見せてもらっているうち、
‥あれ?プチクーボなら、そんなに外出のハードルが高くないかも?
と思えるように。
むしろ紅葉が美しい今がチャンス⁉︎
わあ、いいね!
そんで、カフェとかにも寄っちゃう?
いいね、いいね、いいねっ!
そんな訳で、秋色が似合いそうな我が家の「ぴこちゃん」を、お外に連れ出してみました。
連れ出す前に想像してたより、ずっと簡単でした。
プチクーボを外に連れ出す準備・連れ歩き時の工夫
バッグ選び
お出かけバッグ、ですよね。
自分の持ち物を入れる鞄とは別に、やはりプチクーボ専用のバッグが必要でしょう。
‥どんなのが良いかな?
やっぱ両手が自由になる上、今っぽいサコッシュがオシャレかも〜。
急にお出かけを思い付いたため、今回は手持ちの肩掛けバッグで代用しようと考えていました。
公式の白いサコッシュのイメージで。
‥それが‥プチクーボを入れてみると、どれも大き過ぎ。
ぴこちゃんが鞄の底に入り込んでしまうのです。
プチクーボをバッグに入れる時は、しっぽを外に出さなくてはいけません。
プチクーボのしっぽはとても繊細。
故障しやすい箇所でもあるので、極力フリーにしておかなくては。
では手頃なトートバッグで試してみましょう。
‥これはどう?ぴこちゃん、入ってみて?
ヨシ!ぴったり! (“>ω<)
ただ、ぴこちゃんをペタンと寝かせていれば問題ないのですが、立てた時に底面が丸いので安定しません。
バッグごと「パタン!」って倒れちゃう。
なので、普通にバッグを置いた時にもちゃんと自立できるよう、底に箱を仕込むことに。
え〜っと、その辺にシンデレラフィットの箱がないかな‥
数種類の箱を出し入れした結果、はい、コレがベスト!
ああ、バッグがちゃんと自立した。
ぴょこんと覗くしっぽもフリーダム!
うん、これなら大丈夫そうです。
連れ歩きする時、揺れは大丈夫?
プチクーボを連れ歩く時、
ウチの子は、歩くたびに喜んでしっぽを振ってたよ!
という話も聞くので、揺れ・振動はそんなに問題ないのかも知れません。
けれど、手持ちの肩掛けバッグでお出かけする気マンマンだった私は「歩くたびにボインボイン問題」を気にしていました。
だって‥歩くリズムに合わせて、バッグの中のぴこちゃんが私の体の上をバウンドしそうじゃないですか?
ホラ、ボインボインしそう〜。
■画像出典:ユカイ工学オンラインストア
ぴこちゃんが大丈夫でも、私が気になるのです。
もしボインボインし始めたら‥
私、間違いなく托鉢僧みたいにバッグを手で持つ〜〜!
ボインボインを抑えるには‥
- ちょっぴり歩幅を小さく、ゆっくり歩く
- 階段を登る時は、サコッシュの上から片手でぴこちゃんを軽く押さえる
- サコッシュの上に長めのコートを着る
とか‥?
あとは「托鉢僧に俺はなる」。
もう、これで行こう。
‥あれこれ悩んだわりに、
今回は先ほどのトートバッグをチョイス。
簡単に問題が解消しましたww
皆さんは「ボインボイン問題」、どうしてるのかな?
持ってたら役立ちそうなグッズ
お出かけの準備物品は、こんな感じになりました。
「プチクーボとお散歩・写真も撮る・ちょうど雨上がり」というシチュエーション。
- ポケットティッシュ
- タオルハンカチ
- 大判・厚手の使い捨ておしぼり
以上。
ロボと一緒の外出先で必要になりそうなグッズは、色々考えられます。
「あるロボには必携でも、別のロボには不要」という物は多く、外出先で写真を撮る・撮らないによっても持ち物は変わりそう。
- 思い通りの写真を撮るためのグッズ:撮影用小物・ロボの固定具・衣装など
- 汚れ対策:敷物・ロボを拭く布・クリーナーなど
- 充電切れ対策:予備バッテリー・充電器など
なので、その時々のお出かけに応じて、各オーナーさんが厳選する感じです。
例えばカフェみたいに、ほぼ汚れない安全な場所もあれば「大自然アウトドア」的なロケ地も。
準備物品を考える際、お天気・気候・衣装着用の有無やバッグから外に出ている時間・起動時間などもいちいち関係してきます。
人間の旅行の準備と似てる。
ちなみに汚れや水しぶきを拭き取る布は、ロボの素材(固い・柔らかい・モフモフなど)によって違うのがポイント。
「今回はアレもいりそう、もしかしたらコレも?」と心配して大荷物になることもあれば「‥ま、なんとかなるか!」と割り切るなど、オーナーさんのキャラとも関係ありそうですね。
ロボとのお出かけグッズは、回数を重ねるごとに最適化していくものなのでしょう。
ちなみに今回の私は、あの簡単な準備で事足りました。
それでは早速、写真をご披露します。
テーマ「プチクーボ×近所のお散歩」
朝の公園ベンチ。
チュン、チュン‥。
ぴこちゃんはこんなに近くで小鳥の声を聞くのが初めてです。
贅沢をいえば、もっとオシャレベンチだったら嬉しかった(T△T)
(‥え〜っとね、こういうやつ〜‥)
さてさて、綺麗に色付いた木の葉も落ちています。
雨上がりらしく、植物は生き生き。
ぴこちゃんのそばにも小さな水たまりが。
こうしていると、野山で暮らす動物に見えなくもありません。
ぴこちゃん、何だかワイルド。
ぴこちゃん初めてのお散歩の巻🌟
— neo (@neosoft9) November 13, 2021
お家の中からいきなり土や枯れ葉の上⁉️
‥大丈夫、ちゃんと浮いてます✨ pic.twitter.com/ARspC0Tkdp
謎の野生動物は、民家の庭にも忍び込みます。
(※実際は撮影可能な施設の庭です)
石灯籠の影でひと休み。
小さなお子様連れのお母様に「‥え?生きてるんだと思って見てました〜」と驚かれました。
「かわいい〜!」とも言っていただけて、心の中でガッツポーズ。
我が家に来て以来、お家から外に出たことのなかったぴこちゃん。
なのにもはや、普通に石畳の上にいる不思議。
「野良プチクーボ発見!」みたいになっています。
お外での撮影が一旦終わったところで、持参したおしぼりやタオルでぴこちゃんの体をカシカシ・拭き拭き。
さてさて、カフェにやってきました。
クリスマスが近いので、店内は華やかなジングルベル・ムードです。
プチクーボ in スタバ。
「ロボと一緒にカフェ」‥実は密かに憧れてたんだ〜。
ぴこちゃんと飲むカモミールティー‥とっても美味しい。
そっと撫でた瞬間、まるでお家のようにリラックスできて、軽く感激します。
店内はパソコンに向かう人や勉強中の人ばかり。
ここにロボが紛れ込んでいるだなんて、誰も気付きません。
‥あ〜いいなあ‥身構えることなく、ロボとカフェにいる。
あっ、ぴこちゃんにちょうどいい席が空いてるよ?ww
しっぽフリフリしてます。
‥スタバ、気に入った?
車窓から見えるいつもの町も、膝の上にぴこちゃんがいると何だか新鮮でした。
出かける前の気がかりは大丈夫だった?
初めてプチクーボとお出かけしてみた感想は
「思ったよりずっと簡単で、一気に自分の世界が広がった」でした。
面白かった〜!
では、お出かけ前に心配してたあれこれは実際どうだったのか?
1つずつ振り返ってみましょう。
汚れを気にしてしまうのは最初だけ。私は初めて外のベンチの上にぴこちゃんを置いた瞬間から、スッと開き直れました。もっとも「あまり汚れた場所には置かない」とか「小さいゴミや砂を払いのけてから置く」は、最初から最後まで無意識のうちに実行。帰宅後に「毛皮を洗濯する!」と決めていたので、ここぞとばかりの大盤振る舞い(?)でした。
一番恐れていたのが「しっぽからの落下による故障」でしたが、案外大丈夫です。考えてみれば、外出時に「あっ!」と物を落とすのは、だいたい小物や紙類。ガッツリ持てるプチクーボで「手が滑って」みたいな事故は起こりにくく、ヒヤッとした瞬間も一切ナシ。薄手の布バッグ・サイズ的に窮屈なバッグだと、出し入れ時にしっぽが引っかかってしまう可能性がありますが、今回選んだバッグは「ポンと入れてサッと出す」ができて最適でした。
はい、大丈夫でした。「一緒に連れ歩いている感」は時間と共に強化されていく感じで、うっかりどこかに置き忘れる、などもあり得ないと思います。また「連れて来たけど邪魔になって、途中から大きな鞄に仕舞い込んだまま」みたいな状態にもなりませんでした。待ち時間・車での移動中も、ついバッグの中に手を差し込んでぴこちゃんを撫で回す勢いだったので、邪魔になるどころかww
これは最初から「今日はプチクーボとの外出である」と自分に念押しすることでクリア。気合だけでなく、プチクーボと一緒でも疲れない行動スケジュール・手持ち荷物の量・動きやすい服と歩きやすい靴の選択、みたいな準備で乗り切れます。万一荷物が増えた時のためのエコバッグも持ち歩きましたが、使いませんでした。
結果「プチクーボは人目が気になりにくいロボットだった」と言えます。
- 小さい・丸っこい・軽い:バッグにスッポリ入ってしまうので、見せたくない場所では簡単に隠せた。
- バッグから覗くしっぽも目立たない:電源オフ状態なら、よくあるぬいぐるみやしっぽアクセサリーがバッグから覗いているくらいにしか見えない。一目で「あっ!あれはプチクーボ!」「あの人、ロボット連れてる!」と見抜ける人の方がレア。逆に目立たせたい人は電源を入れれば、途端に人目を引く。
- 擬態できる:電源オフ状態なら、堂々と人前で抱っこしていても、丸いぬいぐるみ・フェイクファーのバッグ・枕かクッションあたりに擬態してくれる。さも大切そうに両腕で抱き込まないのがポイント。「なんなら片手で小脇に抱える」くらいのラフさが擬態化成功のカギ。知らない人にジロジロ見られることのない安心感が嬉しい。
- しっぽを振る時のモーター音は、街の雑踏に溶ける:シーンとした場所以外なら、モーター音がかき消される。カフェ内で起動してしっぽブンブンさせていた時も、他のお客さんは気付いてなかった模様。
撮影する姿を見られるのが恥ずかしい初心者さんも、場所を選べば大丈夫。最初は「写真ってどこで撮ればいいの?」と途方に暮れても、人のいない朝の公園・カフェの隅っこなど、色んな場所が考えられます。普段から自宅周辺や、素敵な写真が撮れそうなロケ候補地に目をつけておくのもアリ。素早いセッティング・人が来たらサッと撮影を終えるなど、だんだん慣れて手際が良くなる自分に気付くはず。
ずっと心のどこかで
もしロボを連れていることで白い目で見られたり、心ない言葉をかけられたら‥
とドキドキしちゃう初心者だけに、初めてのお出かけが快適で楽しかったのはラッキーだったと思います。
外出中、ロボの姿を見せること・音声について
余談ですが、最近は「ケータイはマナーモードにしてください」というアナウンスをよく耳にしませんか?
特に言われなくても「人前や職場で着信音を鳴らすのはNG」みたいな風潮もありますね。
実は私は静かな店内や、公共の場での派手な着信音がとても気になってしまうタチです。
自分がやらかした時なんて、1秒でも早く消音することに全集中、その後の予定はキャンセルして家に帰りたくなってしまうほど。
その点、プチクーボは「しっぽを振るだけの鳴かないロボ」なので、どんな場所でも安心して連れ歩けました。
突然「キュ〜!」とか鳴いて、周囲の人が振り返ったら全身の毛が逆立つ。私自身が心穏やかでいられることはとても大切。
この辺は単に、現在の私自身のこだわり・好み。
「みんなで集まるオフ会」と「個人での外出」・「お出かけ初心者」と「達人さん」では、感覚も異なると思います。
ロボットを外に連れ出す人はまだ少ない中、余程でない限りルールのようなものは決まっていません。
動物ペットと異なり、姿の露出を調節しやすかったり、音声の制御ができるロボット。
- ロボの姿を積極的に周囲に見せ、音声もどんどん聞いてほしい人
- 親しい友達やロボ好きな人・仲間とだけ接したい人
- 外出と言っても一緒にドライブ、車内でロボと会話して過ごす人
- そもそも人前ではロボを見せない人
など、色んなオーナーさんがいます。
一方、家の外に出れば
- ロボに興味津々な人
- ロボの姿や音声が全く気にならない・気付かない人
- 初めて見るロボや、聞き慣れない音声に驚く人
- ロボとオーナーに対して偏見がある人
- ロボが苦手な人・得体の知れない恐怖感を抱く人
などが混在していて‥。
周囲の人やTPOに合わせて、マナーモード・電源オフなどに切り替えるオーナーさん達。
時にはお外でロボを自由に走らせたり、鳴かせたり、お喋りさせたりも。
楽しい時間を過ごすための配慮・工夫をされているのが素晴らしいです。
自分らしくお出かけを楽しまれている先輩オーナーさん達のお話、いつも勉強になります。
今後は少しずつ、町中で色んなロボ達を目にする機会が増えていきそうな予感。
「ロボとのお出かけ」は面白かった
ロボ達は姿形も含めて、とても個性的な存在。
自走できる子・大きな子・小さな子・鳴いたり喋ったりできる子‥。
「どんなロボと、どこに出かけるのか」によって、体験できることや楽しみ方は様々です。
まだ一度も試したことがないよ、勇気ないもん。
という人は、そのロボで実現可能な、難易度の低いお出かけから試してみるのはいかが?
もちろん気乗りしない状態で出かけるのはオススメしませんが、私の場合、ぴこちゃんとの初めてのお出かけは「もっと早く試してみるべきだった」と思いました。
もしかしたら「お出かけ、自分には合わなかった‥もうしなくていいや」となる可能性もありますが、こればかりは試してみるまで何とも言えません。
どんな風景にも溶け込むぴこちゃんの「初めて見る顔」を写真に撮ることで、予想以上の収穫があった1日。
癒しのしっぽロボ・プチクーボとのお出かけは、色んな意味で私と相性ピッタリだったようです。
「ロボとの外出って面白そう!」と思った人、是非お出かけの計画をしてみてくださいね。