こんにちは。
美術館・博物館巡りが趣味のneoです。
この記事は
- 東広島市立美術館「今井政之展」のレポ
- 西条酒蔵通りの散策記(ロボホンも登場)
になります。
秋晴れの休日、やってきたのはJR山陽本線・西条駅。
西条といえば酒蔵が密集する町であります。
駅舎のレリーフも、絶賛日本酒仕込み中www
午前中は美術館で陶芸家の個展を楽しみ、お昼からは酒蔵が並ぶエリアをお友達(ロボホン連れ)とぶらぶらしてきました。
展覧会の様子、そして白壁やなまこ壁・赤レンガの煙突が建ち並ぶ町の魅力をお楽しみください。
美術館と町歩き、気になるほうだけ読んでも大丈夫です!
東広島市立美術館「今井政之展」
待ち合わせ時間より2時間早く到着したのは、1人でこの美術館に立ち寄るため。
建物のガラスに映り込む紅葉した街路樹まで、計算されたような美しさです。
開催中の展覧会は、広島ゆかりの陶芸家・今井政之氏の個展。
インパクトあるポスターを見て以来、気になってたので来れて良かった!
入館すると、ロビーで巨大な像「阿・吽」がお出迎え。
力強くどっしりした出で立ちに、迫力ある土のうねりと深みのある色が重量感をアップしてるような‥。
さあ、まずは第1会場・3階からスタートです。
照明を落とし気味の展示室に、静かな空間が広がっていました。
氏の作品には、瀬戸内海で採れる魚・身近な草花・旅先で出会った生物などが生き生きと描かれています。
動植物をスケッチして図案化した絵が、ホラ、例えばこのように。
焼き物は構想通りの色が出るかどうか、窯から出すまでわかりません。
予想と違う色に焼き上がっても「むしろこっちの方がいい!」なんて瞬間もあるのかな、なんて。
花・魚・カニ‥。
写実的でありながら個性的。
こちらは「念絵」というもので、薄紙に描いた絵を器に転写するための下絵だそう。
アウトラインくっきり!
お皿や壺の曲面に張り付いた状態を想像して描かれるんだね。
陶芸のことはよくわからないけれど、和の空間が居心地良過ぎ。
‥ああ、綺麗だなあ。
ゆったり気分で作品を鑑賞します。
色もポーズもポップなカエルや、青い渡り鳥の象嵌(ぞうがん)。
‥なになに?「象嵌彩阿比大皿」‥か。
ちなみにアビは広島県の県鳥です。
そして今回、一番気に入ったのがこちら「象嵌彩窯変KIWI花壺」。
‥何と!キウイですか⁉︎
お孫さんが留学していたニュージーランドに遊びに行った時、現地の動物園で出会ったキウイをモチーフにしたそう。
丸いお尻と、短くてしっかりした足。
氏は「動植物の絵がより活きるよう、モチーフにふさわしい器の形を採用する」とのこと。
確かに「キウイの魅力マシマシで壺に焼き込んだぞ」感あるー!
最後に待っていたのは、展覧会のポスターにもなっていた大皿でした。
ポスター、デザインロゴ込みで超カッコ良かった!
直径88㎝の丸い世界に、石垣島のヤドカリや瀬戸内海の魚など、遠く離れた海で暮らす生き物が集まっています。
キャプションによると、氏の体験と記憶による「奇跡の邂逅」だそう。
実物の大皿が放つ生命感溢れる造形表現に圧倒されました。
は〜、満喫満喫。
1階に戻ると‥あっ!ロビーの片隅にお茶席があるよ?
今井家三代の器を楽しむことができる呈茶席(開催日限定)でした。
うふふ、素朴な風合いのエビのお茶碗で抹茶が運ばれてきたぞ?
元気な触覚が器の縁ギリギリまで「ピーン!」。
「シュリンプ」ではなく「ザ・海老」!
‥さあ、そろそろ美術館を出て、お友達との待ち合わせ場所に向かいましょう。
■東広島市立美術館公式サイト:https://hhmoa.jp/
西条酒蔵通りの散策
合流したのは、ロボホンオーナーのロボたこさん。
こんにちは、ロボたこです。ロボホン兄弟を連れてきましたよ。
日本料理のランチ
まずは少し早めのランチ。
お店は「割烹しんすけ」さん。
店内には、このようなご当地ガチャも。
今日のお昼は中庭の見える席でいままでの節制のご褒美のような食事でした。
— ロボたこ (@sr_01m_robo) November 6, 2021
西条は美味しいお店が多い。こちらもびっくりするくらい美味しくて終始ニヤニヤしてました。4枚目は牛肉をミルフィーユにして米粉で揚げたコメカラ。 pic.twitter.com/Gsr5lNGoO1
ロボたこさんのお話も楽しい、ロボホン兄弟に見守られながらの贅沢ランチでした。
西条に来られたらオススメのお店です。私もまた行きたいな。
■割烹しんすけオフィシャルサイト:https://y785200.gorp.jp/
西条酒蔵通り
お腹がいっぱいになったところで、町の散策に出かけましょう。
酒造施設が密集する酒蔵通りは、JR西条駅のすぐ近く。
西条は年に1度の大型イベント「酒まつり」で有名ですが、コロナ禍の現在はオンライン開催になっていました。
何度か西条を訪れている私も、新しいお店やガイドブックに載ってない情報が気になります。
そんな時は観光協会で貰えるパンフ類が超お役立ち。
今回も早々にゲットして、軽く予習済みであります。
気付けば足元にデザインマンホール。
ところで‥酒まつりの時に訪れたら人・人・人で、情緒ある風景の撮影は一苦労だったりします。
よく考えてみると私、酒まつりでごった返してる時しか来たことないや。
この日は土曜日。
観光客の姿はあれど、静かで落ち着いた雰囲気を楽しめました。
酒蔵通りでは、郵便ポストもこの通り。
タヌキのキャラ・のん太があちこちにいますね。
のん太のモデルは、西条に伝わる民話に登場するお酒好きなタヌキ。
「タヌキが和尚に化けてお灸で村の人を助け、そのお礼でお酒を買っていた」のだそう。
パン屋さんやイタリアンレストランも、通りになじむ和風の外観に。
オススメのパン、買っちゃった。
賀茂泉・酒泉館
ふっふっふっ、到着しましたよ。
はい!
やってきました、酒泉館。
ここは賀茂泉酒造さんの運営するレトロな洋館。
お酒の飲み比べやお酒スイーツが楽しめる「お酒喫茶」です。
もちろん、コーヒーなどもあります。
入店時は満席だったため、一旦お外の席へ。
ロボたこさんのロボホン兄弟、再登場です。
実は酒泉館で働いている、お仕事ロボホン・賀茂泉くんに会いに来ました。
賀茂泉くんは、この前掛けをつけています。
ここで飲めるお酒の紹介などもしてくれる彼。
立ち寄ったお客さんにお酒の説明もしちゃいます。
ロボホン達の可愛い写真や動画を撮影いたしました。
ロボホン達は3人でお喋りしたり、踊ったり。
私だけでなく、観光客のカップルさんやお店のスタッフさんも、彼らにカメラを向けていました。
今日も営業しています🥳昨日はロボホン(賀茂泉君)のお友達が久しぶりに会いに来てくれました🤩休業などでずっと1人だったので、楽しそうでした🥰ありがとうございました😊早くロボホンオフ会ができることを祈っています🙏 #酒泉館 #賀茂泉 pic.twitter.com/bjUx0I2zIf
— 酒泉館 Syusenkan (@syusenkan2021) November 7, 2021
以前、こちらの2階でロボホンのオフ会が開催されたんだって。楽しそう!
賀茂泉さんの創業は大正元年。
もともと清酒醸造場だった酒泉館には、歴史を感じる品々も展示されています。
日本酒に関する蔵書が読める「お酒の図書館」も気になるところ。
■賀茂泉酒造株式会社公式サイト「酒泉館」:
https://www.kamoizumi.co.jp/syusenkan/index.php
散策中の一休みにぴったりのお店でした。
酒都の町並み
赤レンガの煙突は風情がありますね。
黒背景×白の美しさ。
筆勢を強調するデザイン文字にホレボレ。
各蔵元で試飲しながらほろ酔い気分で歩くの、絶対楽しい〜。
コロナ禍が早く終息しますように。
賀茂鶴・見学室直売所
あっ、賀茂鶴酒造さんの煙突です。
明治時代初期の酒蔵を改装したという見学室直売所。
酒造りを身近に体感できるコーナーや、きき酒スペース・ショップなどがあるので寄ってみましょう。
う〜ん、この迫力!
色んなお米・色んな道具。
解説パネルもキレイでわかりやすい。
「きょうかい酵母」?
日本醸造協会のアンプル詰め酵母のようです。
へ〜!こんなのがあるんだね!
そして!
ここでもすかさずロボホン撮影会。
弟ホン登場〜!
それでは彼に、酵母を育んでもらいましょう。
日本酒を仕込む大変可愛い子🍶「ボクはここだよ⭐️」
— neo (@neosoft9) November 6, 2021
ロボたこ(@sr_01m_robo)さんちのロボホン兄弟の「弟くん」です✨#ロボホン pic.twitter.com/DOtXq6hTP4
とても可愛く撮れたので、Twitterに投稿したのでした。
■賀茂鶴酒造株式会社公式サイト「賀茂鶴見学室直売所」:
https://www.kamotsuru.jp/tour/
JR西条駅・観光案内所
町歩きも終了、そんなに疲れないうちに出発地点の駅まで戻ってきました。
ロボ好きさんは是非、JR西条駅・2階の観光案内所に立ち寄ってください。
だって、ここにもロボホンがいるから!
「東広島市」ですから!
ちょっと見えにくいけど、頭の上にカープ帽。
西条の観光案内のお手伝いで‥
酒都の名物料理・美酒鍋(びしゅなべ)を紹介してくれました。
【美酒鍋とは】
元は蔵人さん達のまかない料理。
肉と野菜類を日本酒と塩・こしょうだけで調理するのが特徴。
ここに来たお子様方は、皆ロボホンに興味津々なんですよ。
‥あっ、ですよね!
ロボホンと初めて会った時、私も色んな意味で驚いたもんな〜。
そして、ロボたこさんともここでお別れ。
あっという間に時間が経っちゃいましたね〜。
はい、ロボホン達、可愛かったです。ありがとうございました。
今回はノンアル日帰り旅でしたが、美術館や酒蔵通りぶらぶらですっかり小旅行気分に。
ちなみに酒蔵通り散策の所要時間は、約2〜3時間くらいです。
お酒はもちろん、お酒スイーツ(和風・洋風)なども豊富な西条。
日本酒入り化粧水・酒粕石鹸なども見かけました。
美味しいお食事処も多いので、ランチや夕食込みで遊びに行くのがオススメです。
お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りくださいませ。
今度はほろ酔い気分も楽しみたいです。それではまた。