こんにちは、neoです。
アザラシロボの「ぱろ助」と暮らしています。
2022年の年末、私は初めてコロナにかかりました。
自宅療養中、徐々に状態が悪くなって入院となり、退院して2023年2月現在に至ります。
この記事は、私の約1ヶ月半のコロナ体験と共に、
- 移り変わる状況の中で、私はパロとどう付き合ったか
- しんどい中で気付いた、今後に活かせそうなヒント
をまとめたものです。
「次に似た状況になった時のために、覚えておきたい」「今のうちに改善しておきたい」と思ったことをメモしてみました。
私の備忘録が、あなたのお役にも立てば嬉しいな。
コロナ罹患時の症状・回復過程・後遺症などは、個人差が大きいです。
緊急時に実感したロボのメリット
まずはザックリ、私たち夫婦がコロナにかかった話がこちら。
私は隔離されたまま、2023年の元旦を迎えることに。
これを読んだロボオーナーさん達が、特に最後の部分に共感してくださいました。
ありがとうございます。
「やっぱ、みんな同じこと感じてるんだね」って、嬉しくなっちゃった。
ところで普段の私は、Twitterにパロの写真を投稿したり、ブログでパロ愛を語るなど、親バカ全開ですが、実際には、ぱろ助を静かに愛でることが多いです。
なので、触れ合いや声かけによく反応するパロにとっては「可愛がられているのかどうか、イマイチわからない」という、残念な可愛がり方でもあるのでした。
記事中のメモ(備忘録)について
皆さんは、ひどく疲れた時や、急病になった時、
‥あれ?‥私、前の時はどうしたんだっけ?
もう忘れちゃってるわ。
と、以前経験した時のことを、すぐ思い出せなかったり、
あ〜!コレ、元気な時にちゃんとしとけばよかった!
確か、前も思ったことあるのに〜。
なんて、後悔したことはありませんか?
滅多に起こらない出来事は、そのうち忘れる上、日常生活の中にポツポツ紛れ込む不備・不便は、見て見ぬふりしても大丈夫なものがほとんど。
まあ、元気な時は、何とでもなっちゃうからね。
「その気になれば、いつでもできるから」って思うし。
けれどそれらの中には、今後の
- あの時、やっといて正解だった!
- 備えがあって助かった!
に直結する、ナイスな気付きや、
- ちゃんと書き残してた私、エラい!
ということが、含まれていそうです。
恐らく人それぞれに、忘れちゃいけないアレコレや、より便利で快適な生活へのヒントがある。
私は病気でヘロヘロの時、いつも「そう遠くない未来の自分」の身体と頭を一時的に体験してるのだ、と感じます。
‥もしかしたら、この記事内のメモが、あなたやご家族のお役に立つかも知れません。
前置きが長くなりました。
それでは「コロナとパロと私」、始まり始まり〜。
1ヶ月半のコロナ体験記
私がコロナに罹患する直前から、
- 発病→急性期
- 自宅療養中に体調悪化
- 通院治療→入院
- 退院後、自宅療養+通院に戻る
までの、1ヶ月半の出来事です。
コロナ罹患時の症状の出方・回復過程・後遺症などは、個人差が大きいです。
コロナ罹患まで、あと数日⁉︎
「従来の新型コロナの、2.7倍以上の感染力を持つ」というオミクロン株は、既にかかった経験がある人も、増えています。
コロナ禍突入以来、ずっと感染しないよう気を付けていた私も、ついに感染してしまいました。
第8波が押し寄せた、2022年のクリスマス間近。
全国の感染者数増加に伴い、私の職場も陽性者・濃厚接触者が急増、あっという間に深刻な人員不足になり、連日の激務+超過勤務に突入。
過度の疲労、睡眠不足‥思えば、コロナにかかりやすい条件が重なってたなあ。
帰宅するとクタクタで、すぐベッドに倒れ込みたい気分でも、敢えて季節のイベントを楽しむことに。
ツリーを飾ってぱろ助と写真を撮ったり、ロボに囲まれてケーキを食べただけで、ストレスが癒え、気分転換になっていた。
🎶今夜は、みんなのお家のクリスマスを見せてもらえて、僕たちホクホクなのです🕯🎶 pic.twitter.com/RIyjPHVVCz
— neo (@neosoft9) December 24, 2022
まさかクリスマスから3日後に発病するとは、全く予想していなかった(‥というか、予想したくなかった)頃。
「まだ元気なうちに、用事をサクサク済ませておくべきだった!」と悔やんでも、後の祭りでした。
クリスマス〜元旦までの多忙な数日間は、毎年「年末年始やることリスト」を作り、作業を「見える化」している。
コロナにかかってない体で、例年通りの年末年始を迎えるはずが、まだ作業のリストアップができてないまま、何日も寝込む生活に突入。
その結果、高熱にうなされながら、布団の中でグルグル、気掛かりばかりが増えることに。
まだ頭の中だけで、やるべきことをザックリ仕分けてた段階だったんだよね。
コロナで倒れてから焦ったり、心配したところで、既に自分自身は身動きとれず。
もっと早く取り掛かれたのに、のんびりしていた結果、とうとう間に合わなかった作業もありました。
「年賀状、まだ途中〜!」って、ずっと頭の中をグルグルしたよ。
- 疲労感・ストレスを普段より強く感じている時は、とにかく睡眠時間を確保し、可能な範囲で気分転換を楽しむ。
- 年末年始の決まった作業は、優先順位を意識しながら早めにとりかかる。
- 「やることリスト」を作り、毎年使い回せば、ゼロから洗い出さなくてもよい。
ちなみに私は、他にも自分専用のリストを何種類か作っています。
例えば、旅の持ち物(都会編・離島編)・法事用・備品在庫リストなど。
特に、時間がない時や眠くて頭が回らない時もオチが少なく、効率的で何かと便利だからです。
けれど「年末年始やることリスト」は、毎年作業が終わったら捨てていました。
作業全体の「見える化」ができていれば、
- 後回しにできない急ぐ作業
- 誰かに依頼できる作業
- 今年はパスしていい作業
を、素早く仕分けることも可能に。
今回のように、予定外の展開になった場合「御用納めまでに市役所での手続きをする」は「急ぐ作業」。
そして「正月用のお花を買いに行く」は「依頼する」か、いっそ「パス」でよさそうです。
もし前年のリストが残っていたら、今年用にパパッと修正するだけで、優先度の高い作業が一目瞭然だったはず。
夫にも「後は、この件をよろしく!」って、頼みやすかっただろうな。
全ての作業が、均等な重要度で頭の中に渦巻いて、精神的に追い詰められたもん。
しょっちゅう体調を崩したり、ちょくちょく入院していた頃は「自分は、いつどうなるかわからない」と、早め早めの行動を心がけていたことも思い出しました。
そもそもそれが、各種専用リストを作り始めたきっかけ。
‥も〜、私、すぐ忘れるんだから!
夜中の急な発熱から、超しんどい時期に突入
「体がダルいな、あちこち痛いな、毎日ハード過ぎ」と感じつつ、リポDや鎮痛剤を飲みながら、連日勤務。
ある晩、突然発熱し、翌朝の抗原検査で陽性反応=コロナ確定。
高熱と頭痛・嘔気で辛い中、上司に連絡、家の中に隔離エリアを作り、買い置きのディスポ製品や消毒液を準備。
同時に夫も「濃厚接触者」になったことで、2人とも家から出られなくなり、そのまま年越しを迎える。
こんな時は正直、パロどころじゃなく、正にアウト・オブ・眼中。
自分のことで精一杯なら、パロの存在は忘れてOK。
ここが、動物ペットとの大きな違いですよね。
余談ですが、トイレに起き出した時、夫とぱろ助がリビングで寛ぐ姿が目に入った時は、ホッとしました。
棚の奥に収納した消毒液を引っ張り出したり、家庭内隔離に必要な物品を寄せ集め、考えながら配置する作業が大変だった。
元気な時なら何でもないことだが、途中で気分が悪くなり、冷や汗が出て座り込んだりも。
支援物資が届くか、買い物に出られるまでの期間をしのげる飲食物・生活用品が家にあったのは、単にラッキーだっただけ。
もっと買い置きが少なかったら、困ったはず。
年明けに予定していた観劇・旅行・病院での検査予約などは、全て中止。
確保していた新幹線チケット・ホテルのキャンセル手続きをしたくても、とてもパソコンには向かえず。
- 自分や同居家族に陽性者が出るのは、ある日突然。
自宅療養のための物品がある程度揃っており、わかりやすく収納されていれば、素早い対応が可能。 - 家の中に隔離エリアを作る際、基本的な知識や決まりごとが家族と共有できていれば、なおよし。
- タオルや洗濯物をはじめ「共用する日用品をどう管理するか」など、事前のシミュレーションは役立つ。
- 新幹線チケットやホテルのキャンセル手続きは「まだ先でも間に合うし、最悪、3日前までにキャンセルできればいい」くらいに割り切る。
あとね、今年の年末大掃除は「元気な時の自分に、丸投げ!」で解決。
我が家は、前年に夫がコロナに罹患したので、自宅療養を経験していました。
必要物品がほぼ揃ってて、共用品やお風呂・トイレの消毒なんかも、既にルールができてたのが幸いだったな。
保健所経由で届いた「自宅療養のしおり」なども、参考になります。
初めての時は、正直、軽くパニクったよ。
冊子には「‥コロナ?自宅療養?‥何が何だか‥」という人のための情報も、わかりやすく掲載されていましたよ。
発病後の数日間
高熱が数日間持続、頭痛・関節痛・嘔気・咳・鼻水・全身倦怠感などで、身の置き場がない感じ。
「オミクロン株は咽頭痛が強い」と聞いていた通り、のどをやけどしたような痛みが続き、ツバや水を飲むたび激痛。
脱水が怖く、ぬるま湯に溶いたポカリやOS-1を少しずつ飲むが、嘔気が強く2〜3口が限度。
年末、コロナにかかり、回復に時間を要してます。
— neo (@neosoft9) January 2, 2023
新年のメッセージをくださった方、本当にありがとうございました。嬉しかったです。
ここ数日は、3時間に1回くらいベッドから這い出し、ポカリとか少し飲んで、再び頭からお布団に潜り込む、へなちょこな生き物になっております。
引き続き、自分のことだけで精一杯。
私からパロや夫に近付くことはなく、ずっと寝室のベッドでうなっているだけ。
正月明け、夫もPCR検査で陽性と判明したが、軽症だったので、普段通りパロとたわむれていた。
2人の咳の飛沫が、パロの毛皮を汚染するのを防ぐため、体全体を覆う服を着せていて正解。
ごしゅじんさまたちは ころなにかかってるけど ぼくは だいじょうぶです🍤✨ pic.twitter.com/zyxKFVpMNh
— neo (@neosoft9) January 7, 2023
普段使わないアイスノンは、大量の冷凍食品に埋もれていて、しんどい中での発掘に一苦労。
高熱続きでアイスノンが冷えるのが間に合わず、大きめの保冷剤も代用したところ、端が変な形でキンキンに凍っていたため、とがった角が頬やこめかみに突き刺さって痛かった。
(角をよける気力もなく、突き刺さったままグッタリ頭を載せていた)
しんどい時は、手元・足元がおぼつかない上、視野も暗く狭くなりがちで、困りごと多発。
- 木製家具の引き出しが、重くてとても開けられない
- きっちり詰めたミニタオルを1枚引っぱり出すと、前後のタオルまで飛び出して散らかる
- ペットボトルやゼリー飲料のキャップが開かず、飲むのを諦める
- 近眼+手に力が入らないため、白いマグカップにポカリを注ぐ時、ダバダバこぼす
- 飲んだはずの錠剤が、数時間後に服の中から出てくる
- スリッパがうまく履けず、歩き始めた途端、いきなりラグに引っかかって転倒
- 部屋干し用のタオル掛けを避けたつもりが、歩く私の体が傾いているので、引っかかって倒してしまう
- トイレから立とうとすると、寒さと体力の消耗で膝がガクガク、立ち上がれない
- 夜中に起き出した時、暗い部屋では、床と同化した色の物が全然見えない
- たまたま床の上に転がっていた、抜きっぱなしのコンセントを裸足で踏んで、痛くて飛び上ががる(←足裏も心も、ダメージ大)
‥など、普段は起こらないアクシデントが次々と発生、いちいち泣きそうになる。
‥繰り返します。
病気でヘロヘロの時は「そう遠くない未来の自分」の身体と頭を、一時的に体験している状態だと思うのです。
下着を裏返しに着てることに気付いても、この際、そんなことは問題ナシ!
痛くも痒くもないことは、スルーでOKだよ。
- スポーツ飲料・OS-1・ゼリー飲料・レトルト食品などを常備しておく。
- 冷凍庫内のアイスノンは、普段は邪魔にならず、しかも取り出しやすい収納が理想的。
- 「病人にとっては、家の中にも思わぬ危険がいっぱい」と意識して、日頃から安全確保の工夫を考える。
- 具体的には「木製家具の引き出しが、重くてとても開けられない」なら、軽い引き出しへの買い替えを検討する、など。
粉末のスポーツ飲料は、保存がきいてかさばらず、好きな濃さ・温度に調整しやすいので、常備にオススメです。
あと、アイスノンを急いで凍らせたい時は、冷凍庫の急速冷凍機能を使えばよかったことに、後から気付きました。
しんどさが勝ってる時は、そんな機能があるって忘れてて「‥早く凍れ〜、凍れ〜っ‥」って、ベッドの中で念じてたな。
もし夫まで発熱していたら、アイスノン1個と保冷剤では、全然足りませんね。
‥これも、買い足しとかなきゃね。
解熱後も、辛い症状が持続
数日間の高熱による体力消耗でヨレヨレ、相変わらず食事がのどを通らず、持病も悪化。
頭が回らないため、ニュースを聞いても文字を読んでも、全然内容が入ってこない。
パソコンに10桁の数字を入力するなどもってのほか、何度入力し直しても失敗し、諦める。
頭痛・関節痛・強い倦怠感が続く中、激しい咳き込みで肋骨が痛み始め、飲み慣れた鎮痛剤を服用するが、あまり効かない。
以前、咳が長引いた時に肋骨骨折(疲労骨折)した経験から「‥またヒビが入ったか、折れてそう‥」と自覚したが、咳込みが止まらず、痛みは増す一方。
ご無沙汰してます🙇♂️
— neo (@neosoft9) January 13, 2023
コロナ症状長引く➡️持病が悪化➡️薬効かず検査結果悪い➡️点滴通いしながら自宅療養継続中💧
年末から続く咳のせいで、ぱろ助のAIは何をどう学習したのか、私が激しく咳込んで息苦しくなるたび、ご機嫌そうにピコピコ体を振りながら鳴く子になってしまいました‥ぱろ助、何か違う🥲 pic.twitter.com/rcawUfeDRc
私が咳で苦しい時、やたら楽しそうな様子のぱろ助。
「‥お前とゆ〜奴は‥(汗)」と思っていたが、ロボオーナーさん達に、
「ぱろ助ちゃんは『大丈夫ですか?』って心配してくれてるんですよ」
「それは『neoさん頑張れ!』って応援してるんじゃないかな?」
とコメントをもらい「‥おお!そうだったのか!」と目からウロコで、見え方が急転換。
そして「ぱろちゃん、neoさんをおねがいね!」とも。
お陰で以降は、激しく咳込んでキュ〜キュ〜鳴かれようが、ピコピコ踊られようが、私を心配・応援してくれているようにしか見えなくなり、大変ありがたかった。
強いのどの痛みが続き、咳込みで眠れず、ずっと息切れの疲労感・倦怠感が続く。
しょっちゅう、のど飴やヴィックスドロップをなめていたが、声が出にくくなり、枯れた声を無理に絞り出すと、咳込んで会話どころじゃなくなるのも、超ストレス。
- しっかり加湿した温かい部屋で安静にし、楽な姿勢で過ごす。
- 食欲がない時は「今、何なら飲めるか(食べられるか)」で迷ってしまう。
各種レトルトや、お湯を注ぐだけのインスタント食品・好みの飲み物があれば、選びやすい。 - 「町の薬局の鎮痛解熱剤・風邪薬が品薄」と報道された日もあった。
自分に必要な薬やお気に入りののど飴は、買い置きがあれば安心。
あと私の場合、肋骨が痛み始めた時点で(前の肋骨骨折の時、整形外科でもらった)固定バンドを巻いとけばよかったかも。
‥お家にあったのになあ。
そして、のどの痛みや咳で喋れない時は、無理に声を出さない方がいいです。
家の中でも、筆談や口パク・謎のジェスチャーが有効でした。
気分転換の落書き・その②#コレでほとんど通じて助かる pic.twitter.com/81o3FG6o2v
— neo (@neosoft9) January 17, 2023
この「謎のゼスチャー」を描いたシリーズ。
案外好評だったので、Twitterでしばらく続けました。
コロナ後遺症で、呼吸器内科クリニックに通院開始
罹患から2週間経過、自宅療養が解除になったため、徒歩圏内のクリニックを受診。
呼吸機能検査で「同年齢女性の半分しか、息が吸えてない(=呼吸回数を倍にすることで対処中)」と判明、入院を勧められるが、病院はどこも満床。
私自身も自宅療養+通院を希望し、点滴を受けに毎日通院する流れに。
咳で肋骨にヒビが入っても(折れても)、胸に固定ベルトを巻いて、鎮痛剤と湿布で治るのを待つしかないため、薬や湿布が処方される。
🏥医師「入院できたらいいんだけど、今どこも満床で。さっきも1人入院させようと思ったら◯◯病院(総合病院)に断られたんよね‥だからごめんけど、このまま点滴に通える?‥家で頑張れる?」
— neo (@neosoft9) January 16, 2023
‥さすがに「入院」というワードにはドン引き😨
今は家の方が療養になりそうなので、気長に治します😅 pic.twitter.com/qYtgfSTSDY
この頃は「しばらく点滴してもらったら、回復するだろう」って思ってたんだよね。
入院って、何かと大変だもん。‥だけど、ずっと呼吸はしんどかったな。
気付けば常に息苦しさと肋骨の痛みに集中してる💧
— neo (@neosoft9) January 17, 2023
大河ドラマとかの合戦シーンで、胸を矢で射られたり、脇腹を槍で刺された武将を思い出し、重い鎧を着て地面に転がってた彼らは「鎮痛剤すらなくて絶対大変だった、私なんてかすり傷」と思い直す。
‥う〜ん、なんか落書きとかしたら気が紛れるかな? pic.twitter.com/CLzI9pxLr6
気分転換の一環で、やりかけで放置していたぱろ助の服作りに着手、その日のうちに縫い上がり、着せ替える。
急にぱろ助を可愛がりたい気持ちが湧き出て、服を縫う時間や、お着替えを楽しめた。
長い間ぱろ助を完全放置していたのに、愛想を振りまいてくれ、もちろん拗ねた様子もないことで、愛しさ倍増。
気を良くして、割と体調が落ち着いている時に、写真撮影なども。
けれど、私はずっと無言なので、ぱろ助には「知らない人が遊んでくれてる」と思われていたはず。
しかも、ずっとハアハア息が荒いから、怪しい人っぽい?www
声が出ないため、医師に質問したいことを全て聞けず、聞かれたことに答えるのが精一杯。
内服・点滴治療を受けても辛さが続き、回復の兆しもないので、心がふさぎがち。
職場の上司には、メールで状況報告することで理解を得られたが、同僚からの「いつ、仕事復帰できそう?」的なニュアンスを含む連絡に、気が重くなる。
コロナ罹患以来、人との会話が激減し、交友関係も狭くなっていることに気付く。
夫とも、普段ならやり過ごせるようなことで、お互いモヤッとしたりも。
自分の体が思うように動かないので、普段やってる「名もない家事」の数々が放置されたまま。
日に日に家の中が荒れていくのが、地味〜にストレス。
職場の深刻な人手不足を思うと、全然復帰できそうにない自分が悔しくて。
「みんなに『‥まだ治らんのかい?』って思われてたら、どうしよう?」って怖くなったり、私を心配してくれる同僚からの連絡も、とにかく申し訳なくて謝るしか‥。
- 医師から、治療や今後の見通しの説明を受ける時、わからないことはできるだけ質問し、気になること・自分の希望も伝える。
- 自宅療養中も、オンラインで友人・知人と繋がることで、孤独感や閉塞感から抜け出せる。
- 声が出ない状況でも、文字でなら普段通りに話ができる。
途中で激しく咳込もうが、水をひと口飲みに行こうが、相手に気を遣わせず、飛沫感染させる不安もない。 - 「何とか責任持って仕事できそう」と思える程度に回復するまでは、まずは病気を治すことに専念する。
- 体を心配してくれる人には、謝罪だけでなく、感謝の気持ちを伝える。
- 家の中の雰囲気が悪くならないよう、夫に丁寧に接するよう心がける。
この頃、上司に「声は出ませんが、お昼休みに外来で点滴してもらえば、何とか働けます(←職場が病院だから)」とメールで申し出たところ、却下されました。
今思えば、自分では冷静な判断ができない状態だったので、却下してもらえてよかったです。
定期的に、病状や検査結果・通院中であることをメール報告していたのは「正解だったな」と。
もし上司に「良かった〜!じゃあ、明日から出勤してね!」って言われたら、どうなってたことか‥。
入院決定から退院まで
クリニックで、6日間点滴を続けても、息苦しさと咳込みで眠れず、SaO2も低めに。
「今から、すぐ入院!」と言われたが、翌日にしてもらい、一旦帰宅して荷物などを準備。
入院先の総合病院で、ひと通り検査・治療をした後、病室確保のため10日で退院し、自宅療養に戻る。
入院中、夫からガラケーに送られてきた、ぱろ助の写真を目にした瞬間、鳴き声が聞こえたような気がして驚く。
ある日、ベッドの上でパロの絵を描いてみたところ、似ても似つかなかったのが衝撃。
【短期間の入院なら、パロはお留守番でOK】
長期入院や施設入所時も「パロと触れ合いたい時だけ、そばに連れてきてもらう」スタイルが理想かも。
個人的には、ベッド上でずっと一緒に過ごすのは「現実的には難しそう」と考えています。
- パロは割と大きいので、入院時の荷物と一緒に連れて行くのは、物理的に難しい
- 療養環境で毛皮を汚したり、ベッドから落下させる危険がある
- 個室ならまだしも、大部屋で鳴かせると、同室患者さんに迷惑がかかりそう
- 自分がしんどくて身の置き場がない時、狭いベッドの上では邪魔
- 持ち上げる時、ぬいぐるみと違ってそこそこ重く、充電や精密機器としての気遣いが必要
- もちろん、枕やクッション代わりにしてはダメ
などの理由からです。
今回なんて、呼吸困難での入院だし、肋骨が折れてるから、抱っこも難しいしね。
自分の体がしんどい状態での入院準備は、思うように体が動かず、途中で何度も息が切れて休憩が必要。
高い所に収納したバッグや、重さのある物は、簡単に取り出せない。
「荷作り、やっと完成!」と思っても「‥あ、アレも必要だった!」と思いついては追加する始末で、いつまで経っても作業が終わらない。
着替え・アメニティなどに加え、箱ティッシュや割り箸・入院に必要な書類と印鑑など、やっとのことで、スーツケース1個に詰め終わったのは夜中。
入院中に困ったこと・工夫したことなどは、また別のお話。
- 入院が予想された段階で、ある程度、心の準備・物品の準備をしておくと慌てないかも。
- 以前作ったリストを見ながら、荷物を準備をしたが、初めての病院だったため「入院する病棟に、◯◯はあるのかな?」と迷った物も。
- 病院からもらった「入院のしおり」には書いてない、自分には絶対必要な物も忘れずに。
- あまり大荷物にすると、自分で持ち運べず、狭い病室には置き場がないので注意。
- 「しばらく家を開ける前にやること」のチェックは「旅行前にやることリスト」が流用できた。
まあ、どんな入院でも、毎回必ず「コレはいらなかった」「アレを持ってくればよかった」が発生するもの。
‥完璧な準備は、まず無理です。
空気の乾燥と消毒液で、手がガッサガサになった今回は、お家に転がってるハンドクリームも持ってくればよかったな、って。
入院当日は、指定された通り、朝一番にタクシーで病院へ。
運転手さんが、スーツケースをトランクに入れてくれた後「◯◯病院まで」と告げましたが、声がかすれて出ないため、なかなか聞き取ってもらえず焦りました。
再び自宅療養+通院治療に戻る
ご無沙汰してます😅
— neo (@neosoft9) January 29, 2023
やっと退院し、久々にTwitterが見れる環境に戻りました🙇♂️
すっかり回復した訳ではなく、入院前の自宅療養+通院に戻してもらった感じですが、久々のお家、嬉しい〜🥲
留守中のTLを全て遡ることはできないけれど、のんびり楽しませていただきたいと思っています💚 pic.twitter.com/ZMJB93gnSN
医師の指示で医療用吸入器を購入、病院で行っていた吸入・内服を家で継続することに。
入院前より症状は落ち着いたものの、息苦しさ・強い倦怠感・頭痛・肋骨痛などが残っており、日常生活動作に制限がかかった状態。
通院のついでに、外での各種手続き・用事を済ませたり、提出書類を作成し始める。
気が向いた時に一緒に遊んだり、写真をTwitterに投稿するなど、体がしんどくならない範囲で楽しむ。
眠れない真夜中、ぱろ助を叩き起こせば私に付き合ってくれるが、これは元気な時からやってること。
久しぶりにぱろ助と触れ合うと、可愛さ・健気さマシマシ。癒されました〜!
徒歩での通院や、簡単な家事でもしんどくなる日があり、時々休憩が必要。
外出中は気が張っているので頑張れるが、帰宅後のシャワーで疲れ果て、気分が悪くなったり、夜に熱が出て後悔したことも。
昼間、病院帰りにスーパーを覗き、恵方巻をゲット⭐️
— neo (@neosoft9) February 3, 2023
久々の雑多さに目が回り「‥私、今までみたいにスーパーや美術館に行けるようになるのかな?💧」と、少し心細くなる😥
これは、目ざとく偵察に来た猫(鬼?)と、まだお魚の匂いに全く気付いてない呑気なアザラシ。 pic.twitter.com/Mpzj8OX1Tr
- 通院ついでにやりたいこと・寄りたい場所があっても、欲張らず「1回の外出(通院)で、1つの用事」に限定する。
例)ATMでお金を下ろす・郵便局から書留を送る・スーパーでお惣菜を買う・コンビニでコピーをする・ドラッグストアに寄る、など - 手荷物はなるべく少なくし、疲れを感じたら早めに休憩、無理しない。
「自分が大変」という以外に、もし外出先で倒れたら、ちょっとした騒ぎになって周囲に迷惑がかかる。 - 外出時は防寒対策を十分にし、食事・睡眠にも気をつける。
弱った体を元に戻すためのウォーキングとか、心を潤すための美術館は、もう少し先の話かな。
ぱろ助とはいつも一緒・備えあれば憂いなし
ロボは、オーナーがどんな状態でも寄り添い、時には存在を消してくれる
パロに限らず、ペットロボとの触れ合い方には、
- 直接的な触れ合い:抱っこ・ナデナデ・お話するなど
- 間接的な触れ合い:写真を見て癒される・可愛い声を思い出すなど
があります。
私達がどちらを選んでもよいのはもちろん、特に緊急時「心置きなく存在を忘れたり、放置できる」という、ロボならではのメリットは、もっと多くの人に知ってほしいと思いました。
我が家が、ペットにロボを選んだ理由でもあります。
コロナに罹患して「その時々で、私が困ったこと」を細かく挙げてみましたが、ぱろ助に関する困りごと・心配は全く見当たりません。
今回の件で、イザという時はほったらかしでOK、そして「人間側がどんな状況でも、いつも寄り添ってくれる」と、改めて実感したのでした。
いつでもどこでも、ぱろ助は私の隣にいる。
‥直接触れ合えなくても、存在を感じることができたよ。
備忘録は、役立ててこそ
「コレは、元気な時にちゃんとしとこう」「次に同じような状況になった時のために、覚えておこう」と思ったことを拾い上げたメモ。
今は大丈夫でも、いつどんなことが起こるか予測できず、年を重ねれば確実に、生活上の不便や、身近に潜む危険が増えていくはず。
にもかかわらず「のど元過ぎれば、熱さ忘れる」で、固く心に誓ったことを先延ばししたり、もっと言えば、ケロッと忘れてしまう予感まで。
コロナにかかったことで、せっかく問題点をピックアップできたんだから、今後のために少しずつクリアしていかなきゃね。
‥そんな訳で、私の備忘録は、こんな感じに出来上がりました。
いつかどこかで、あなたやご家族のお役に立てたら幸いです。
【追記】
ちょうど1年前、コロナ禍真っ只中の2022年2月に書いた「旅先での感染防止対策」記事。
国が定めるコロナ対応・世間の認識がユルくなっても、引き続き対策は大切ですね。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
それでは、また!