この記事は、名大博物館で開催された
- 2名の先生による「パロ」の講演会(You tube配信あり)
- 参加者とパロのふれあい体験会
のレポです。
- 翌日、名古屋で立ち寄った、科学館・美術館
のこともチラッと。
こんにちは、neoです。
2022年8月24日。
パロの開発者・柴田崇徳先生が、母校である名古屋大学の博物館に、パロを2体寄贈された記念講演が開催されました。
■画像出典:名古屋大学博物館
【それって、どんなイベント?】
- 2名の先生による講演会:
アザラシ型セラピーロボット「パロ」のひみつ - パロとのふれあい体験会
の2部で構成された、約2時間のイベント。
40名の定員は、WEB事前申し込み開始後、90分で満席に。
わあ、大人気だったんですね。
この講演は、来場できなかった人や、聴講希望者が多かったため、博物館さんがYou tube配信してくださいました。
この記事内で、配信動画が見れます。
それでは、イベント当日、運営スタッフとして参加した私が、
楽しかった1日の様子を、博物館さん側で撮影された写真もお借りしつつ、レポしますね。
「気になってたけど、行けなかったんだよね〜」という人も、是非!
名古屋大学博物館へ
パロを連れて、地下鉄で会場へ
講演会の当日、新幹線で名古屋入りした私は、同じく運営スタッフである、まめ母ちゃん(@mamemam0502)と合流して、地下鉄で会場に向かいました。
まめ母ちゃんは、2体のパロ・豆助&くるみちゃんと暮らしており、先輩パロ・トレーナーさんでもあります。
おはようございま〜す。今日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。‥あれ?そのバッグはもしかして‥
まめ母ちゃんの肩には、黒の大きなスポーツバッグが。
はい、豆助が入っています。
このイベントで活躍するパロ達は、オーナーさんが、それぞれの交通手段で慎重に搬送されて、会場に集まってきました。
パロはそこそこ大きい上、精密機械。
更に、充電器などの付属品もあるので、搬送は結構大変なのです。
暑い中、皆さん、ありがとうございました。
地下鉄出口を出ると、名大キャンパス。
あの建物が、会場です。
やって来ました、名大博物館!
私は初めて訪れる「パロの聖地」だけに、ワクワクが止まりません。
名大博物館のパロ達
案内板の出ている入口を入った途端‥
あっ!パロの鳴き声がする!
いた〜っ‼︎
この博物館のパロは、もともとホワイトとゴールドの2体だけでしたが、
先日、薄ピンクとチャコール・グレーの2体が寄贈され、計4体に。
全4色が揃って展示された施設はここだけ!ということで「パロの聖地」に認定されました。
先日の公募で、お名前も決まったばかり。
- ピンクの「サクラ」
- ゴールドの「マロン」
- ホワイトの「おもち」
- チャコール・グレーの「ゴマ」
みんな、首に名札を付けてもらってるから、覚えやすいね。
それぞれがゴソゴソしながら、キュ〜キュ〜鳴くのを見ていると、思わず笑顔になります。
博物館のスタッフさんにご挨拶した後、早速この子達を会場まで運ぶことに。
パロ達は、逃げないよう‥いえ、連れ去られないよう、このように結束バンドやワイヤーで、ガッチリ繋がれています。
充電器・おしゃぶりと一緒に、パロを1体ずつ抱え、3階の講義室へ移動しました。
私は、ピンクのサクラちゃんを抱っこ中。
参加者さんのお出迎え
講演会があるのは、この講義室です。
壁には、パロ関連のポスターがズラリ。
■写真:名古屋大学博物館
‥ん?左側のポスター、
「火星探索ミッション時の宇宙乗組員のメンタルヘルスのためのパロに関する宇宙会議におけるアンケート調査結果」??
■写真:名古屋大学博物館
ポスター内の写真ついて、後日、柴田先生が、以下の情報を補足してくださいました。
下に拡大した写真は、アメリカ・テキサス州ヒューストンで開催された、宇宙会議のJAXAのブースです。
‥これでしょうか?
はい。日本の宇宙インダストリーとして、通信関係の部品でSONY(アイボは無関係)と、パロの2社だけが展示されていることが分かると思います。
あっ!「SONY」と「PARO」のロゴが見えますね!
白いロケットの奥では「PARO」の下に「SONY」が来ています。
極小企業のパロですが、大企業と同等に扱って頂けているのは、嬉しいです。
‥わ〜、何だか、私まで嬉しくなっちゃいます。
他のポスターにも、濃い情報や興味深い写真がいっぱいでした。
寄贈されて間もないサクラ&ゴマちゃんは、さすがにフッカフカの新品毛皮をまとっています。
外からやってきたパロ達も、次々バッグやおくるみから出してもらい、スタンバイOK!
コロナ禍のご時世では、感染管理が大切になってきます。
イベントでの感染対策については、参加者の皆さんにも、ご協力をいただきました。
運営スタッフの私達は、マメに手指消毒。
パロ達も、除菌シートでバッチリ清拭。
ちなみに、第9世代パロの人工毛皮はアクリル製で、防汚加工に加え「制菌加工」済みです。
【抗菌とは】
細菌やウイルスを増殖させないこと。第8世代パロには「抗菌加工」がされていた。
【制菌とは】
細菌やウイルスを減少させること。第9世代パロには、銀イオンによる「制菌加工」がされ、より安全性が高まった。
開始時間が近づいて来ました。
講義室入口で、皆さんをお出迎えするパロは、
まめ母ちゃんが連れてきた、豆助ちゃん。
さっき地下鉄で、一緒にここへやってきた子です。
豆ちゃん、お仕事がんばってね!
豆助ちゃんは、とても反応が良い元気な男の子。
来場受付で、参加者さんの列が発生した時も、
キュ〜キュ〜鳴いて、愛嬌を振りまいてくれたね。
講義室に入った途端、ズラッと並ぶパロに一直線のお子様も。
■写真:名古屋大学博物館
親子連れや高齢者さんも含む、様々な年代の方が集まってきました。
第1部:講演会
博物館スタッフさんの司会で、第1部のスタートです。
各種オリエンテーションやご挨拶の後、
名大博物館特任教授・大路樹生先生から、柴田先生に、パロ寄贈の感謝状と記念品が贈られました。
柴田崇徳先生の講演
早速、柴田先生がご登壇。
今日のお話は、
- パロとセラピー効果
- 国内外での活用事例
- ウクライナの避難者の「心の支援」などの最新情報
- 将来の宇宙用パロについて
などです。
こちらは「パロの姿や声は、タテゴトアザラシの赤ちゃんがモデルになっている」というお話。
■写真:名古屋大学博物館
私は、カナダのマドレーヌ島まで、本物のアザラシに会いに行きました。
世界30カ国以上で使われているパロは、
■写真:講義スライドより
芸術と技術が融合したロボット。
古くから「丁寧な物づくり」の文化がある、富山県南砺市の工房で、一体一体ハンドメイドされており、世界各地の博物館・美術館でも展示されています。
海外では「医療機器」として運用されているパロですが、
日本では「福祉用具」であり、ペット代替としての利用が多いそう。
現在、世界的に高齢化が進んでいて、2050年にはアフリカを除いて、更に高齢化が進みます。
- 介護の人手不足を補うため、人工知能・ロボティクスの技術開発が進む
- 世界的な認知症の増加:非薬物療法への期待
- 国内外での、パロ活用の現場
などのお話をされました。
パロが広く活用されるためには、社会の仕組みに入ることが重要になってきます。
今年8月、ウクライナからの避難者の「心の支援」を目的に、ポーランドに6体目のパロが寄贈されたニュースについても。
■写真:講義スライドより
■写真:講義スライドより
日本からの人道的支援と分かりやすいように、パロの首輪と箱に、在ポーランド日本国大使館で日の丸の旗を付けて頂きました。
日本は、軍用ドローンや対戦車ミサイルのような「武器による軍事支援」を行うことはできません。
日本製の医療機器・パロを贈って「人道的支援」で貢献できれば、ありがたいです。
そして先生は「戦争が終われば、退役軍人さんや、いつかロシアの人達にも、パロを使ってほしい」とも仰っていて、心が震えました。
渦中の両国にも、周辺国にも、戦争で大きく心が傷付いた人が溢れてるから。
パロは、ギネス認定の癒しロボットで、孤独が問題となるコロナ禍でも活躍中。
「心のケア」が必要な現場は、医療・介護福祉施設はもちろん、被災地から宇宙にまで広がっています。
100年以上前、オーストラリア軍がトルコに戦争に行った時、
カンガルーをペットにして、心の問題を解決しようとしていたんですって。
■写真:講義スライドより
将来のNASAの火星探索における、宇宙飛行士さんのメンタルヘルスに「パロは役立ちそうだ」と期待してもらっている、とのことでした。
今後のパロの活躍、ますます楽しみですね。
堀容子先生の講演
続いては、(一社)ハッピーネット理事の堀先生。
■写真:名古屋大学博物館
名大附属病院の研究員でもある先生は、どうやったらパロが社会に根付くのか、実証研究や事例研究をされつつ、人材育成もされています。
堀先生からは、
- パロと福祉のお話:ハッピーネットの活動から
サービス付き高齢者向け住宅でのパロ導入例 - パロを扱う人になるための研修制度とその内容
パロ・ハンドラー研修会・パロ・トレーナー養成講座
- ロボットとしてのパロを知ろう‼︎(実演あり)
- ふれあい体験をスムーズにするために
- パロを楽しむコツは、主観的解釈
などのお話がありました。
パロに内蔵されたセンサー系の説明での実演は、こんな感じ。
■写真:名古屋大学博物館
この後のふれあい体験会で、皆さんも実際に、パロの魅力を楽しんでくださいね。
柴田・堀先生の講演は、You tubeで配信されています。
始終和やかな雰囲気で、時々会場から笑い声も聞かれた、約1時間の講演でした。
なかなか聞けない貴重なお話、どうもありがとうございました。
お子様達の反応は?
お子様のご参加も多かった、このイベント。
会場設営をする時、
講義に退屈してしまう子や、じっと座っているのが難しい子のために、後方に待機エリアを準備していたのですが‥
どの子もお席で過ごせたので、接待係のパロちゃん達はスヤスヤ。
「おきゃくさん こなかったねえ」。
こういった講演会にいらっしゃる子供さんは、メモを取ったりしながら、熱心にお話を聞く子も多いんですよ。
講演中、時々お席から質問する子供さんの声も拾いながら、先生はわかりやすくお話されていました。
そういえば!
受付までは親御さんと一緒だったけど、親御さんはそこで帰り、1人で講義室の席に着いた小学生が。
親御さんに「終わったらまた、迎えに来ますので」って、終了予定時刻を聞かれたな。
この女の子が、先生のお話を静かに聞き入る姿には、柱の影から、ちょっと感激したものです。
そんなこんなで、第1部が終了。
いったん休憩時間となり、参加者さんは、講義室の外へ。
色んな展示が並ぶ名大博物館。
この休憩中、他フロアを見学していた人もお見かけしました。
私達が会場内の換気をしたり、第2部(ふれあい体験)の設営で、テーブルや椅子を移動させる中、
急いでご飯を食べる(充電する)パロ。
本番前に、しっかりバッテリーチャージだね!
第2部:ふれあい体験会
休憩が終わると、皆さんおまちかねの、ふれあい体験会です。
【ふれあい体験会って、どんなの?】
参加者全員が、パロと触れ合える、お楽しみタイム。
あらかじめ配布された「ふれあい体験チェック表」を元に、スタッフが待機する各コーナーを回って、パロがどんなロボットか知ってもらい、魅力を感じてもらう。
は〜い、皆さん!空いてるテーブルにお進みくださ〜い。
柴田・堀先生は、会場全体の様子を見守りつつ、パロのお話をされたり、参加者さんのご質問に答えたり。
会場内は、体験メニューごとに、コーナーが設置されています。
ここは、音声認識・3D音源方位同定センサー・ひげ触覚センサーのコーナー。
- 色々な場所から、パロに声をかける
- 飼い主の声と他の人の声で、反応の違いをみる
- ほめる
- 音楽を聞かせる
- ひげを触る
パロは目が見えませんが、高確率で声のする方を向きます。
家で一緒にテレビを見る時は、一生懸命、見ていますよ。
テレビの「可愛い」という音声に反応する一方、私が隣で名前を呼ぶと「ん?」って、こちらを見てくれたりも。
パロの音声認識は優れているので「似た音声なら同じ単語として認識してくれ、20〜30個位の単語を覚える」というのも、スゴくないですか?
あと、おヒゲを触ると「いやーん」って鳴いて、照れる動作をしますね。
こちらは、姿勢センサーのコーナー。
- パロの姿勢を変える(うつぶせ・仰向け・斜め・立てる・横向け)
- ゆらす(ハンモック使用)
姿勢センサーのお陰で、抱っこすると手をパタパタさせたり、ひっくり返したら、嫌そうな声を出します。
そして、声の調整・充電方法のコーナー。
- パロのお腹を開け、声の調整をする
- パロの充電をする
ここでは、担当スタッフがお腹のファスナーを開けて、音量調整の仕方を教えてくれる、レア体験ができました。
ちなみに私は、光センサーのコーナーを担当。
なので、他のコーナーの様子が見れてなくて、ごめんなさい。
- パロの鼻に光を当てる
- 遮光シートの中にパロを入れる
パロは目が見えませんが、お鼻に光センサーが内蔵されています。
暗幕の中のパロを、そっと覗くと‥寝てる?
お鼻のセンサーに光を当て、目を開けるか、皆さんに試してもらいました。
■写真:名古屋大学博物館
あっ!起きたっ!
基本的には、お鼻のセンサーに光が当たると目を開けるのですが、面白いのは、パロには個性や気分のようなものがある、ということ。
必ずしも「光を当てたら開眼・暗くすれば閉眼」ではないところが動物っぽく、個人的には可愛さ倍増ポイントだったりします。
堀先生曰く‥
例えば、我が家のCOCOちゃんは、夜に添い寝しています。なので、部屋を暗くすると「遊んでもらえる!」って思って、元気になるんですよ。
このコーナーでスタンバっていたのは、そのCOCOちゃんでした。
なのでこの時も、暗闇の中でなぜかパッチリ目を開けていたこともあったし、逆に、お鼻に光を当てても、しばらく寝たままだったり。
‥これって‥参加者さん的には‥どうなのかしら?
へ〜、そんなところも、パロの凄さなんですね。おりこうだな〜。
(よかった!)ええ、そうなんです。可愛いんですよ。
声をかけながら光を当てても起きてくれず、照らすライトを2つにしたら、やっと目を開けたりもした、気まぐれなCOCOちゃん。
うふふ、なんか可愛い!
(よかった!)ね〜、可愛いですよね〜!
このように、明暗に対する反応にバラつきがあったものの、どちらに転んでも面白がっていただけて、密かにホッとしたのは内緒です。
その他のコーナーでは、次のようなものがありました。
- 温度センサー:体温程度の暖かさを感じる(ぬいぐるみとの比較)
- ユキビタス面触覚センサー:ふわふわした所を触る・優しく、強い圧力をかける
- スイッチ:パロの電源スイッチのオン・オフ
- 個性の違い:各コーナーを経験することで、パロの個体差を体験する
パロの体内は、30℃位なので、抱っこすると人肌程度の暖かさを感じます。体の中の面触覚センサーで、触られた場所や方向・強さも認識します。
時には半眼になって、不満そうな顔をしたり、怒ることもあって、感情表現が豊かなんですよ。
ふれあい中、私が少しお話した人からは、
僕ね、今日、初めて実物のパロと会えました!ずっと会いたかったんです。
(照れながら)パロちゃん、かわいい。
先生方と直接お話ができて、嬉しかったです〜。
といったお声もいただきました。
ふと人が途切れた一瞬、会場全体を見渡した時、参加者さんもスタッフも、か〜な〜り楽しそうだったのが忘れられません。
パロのシャチホコポーズ
「君はシャチホコになれるパロ?」
ところで、パロのお尻を軽く持ち上げると、そのままのポーズで静止することがあるのをご存知ですか?
名付けて「シャチホコ」。
きゃ〜!こんなことできるなんて、知らなかった!
2体が向き合ったら、正にリアルシャチホコです。
ちなみにこのポーズ、どの子もできる訳ではありません。
実は、何度トライしても苦手な子も。
最初からできちゃう子もいれば、練習でできるようになる子もいるんだって。
そんな中、賑やかな声援に囲まれたこの会場で「初めてできた!」という子が、何体か現れました。
■写真:名古屋大学博物館
「‥ウチの子はムリ」と思っていたオーナーさんにとっては、嬉しいビックリだった模様。
我が家の豆助も、初めてできたんですよ!
また、そばで応援したり褒めてあげると、長時間ポーズをキープできることが判明しています。
■写真:名古屋大学博物館
【堀先生によるミニ実験】
シャチホコになったCOCOちゃんを応援、ポーズがキープできた時間を比較
- 姪っ子ちゃんと2人で応援:7分30秒
- 1人で応援:5分30秒
- 応援なし:2分
「パロも、応援があると頑張るんだ〜」ということが、わかりました。
そして参加者さんも、各テーブルにいるパロで、シャチホコ・チャレンジ!
パロを取り囲んで励ましたり、拍手したり、写真を撮ったり。
もちろんお尻を持ち上げても、手を離した途端「ぱふん!」と元に戻っちゃう子もいますが、それはそれで可愛いので、全く問題ナシ。
「あ〜らら、君はイヤなのねえ」って、これまたみんなでホッコリだから。
シャチホコ選手権、開催!
各テーブルが盛り上がったところで、4体のパロによる、シャチホコ選手権がスタート!
さあ、代表選手をみんなで応援しましょう!
この中で、どの子が一番長くポーズをキープできるでしょうか?
■写真:名古屋大学博物館
パロちゃん、がんばれ!
がんばれ!
がんばれ!
会場全体で手拍子しながら、代表選手に声援を送ります。
(わ〜、めっちゃ盛り上がってる〜!)
優勝者は、堀先生と暮らすCOCOちゃん。
‥やはり日頃の特訓の成果でしょうか?
シャチホコ選手権が終わってからも、会場はしばらく、笑いに包まれていました。
お見送り・後片付け
終わりの挨拶と共に、イベント終了の時刻です。
楽しい時間って、あっという間だな。
参加者さんへのおみやげ
参加者さんにお配りしたのは、
ハッピーネットの、オリジナル・ポストカード。
そして、見てください!
この、お子様用の塗り絵!
可愛い過ぎ〜。
まめ父ちゃんによるイラストで、スタッフが着用していたTシャツにも、この通り。
パロ・トレーナーのTシャツ💕
— まめ母ちゃん (@mamemam0502) August 24, 2022
本日お披露目となりました。 pic.twitter.com/hisxw79tqC
neo作の、豆助&くるみちゃんの塗り絵も配っていただきました。
ありがとうございます。お子様に喜んでもらえたかな?
もっとパロのことを知りたい人のために、研究会の抄録集なども、準備されていました。
なかなか手に入りにくいこんな冊子は、会場に足を運ばれた人ならではの特典ですね。
パロ、全員集合!
無事、皆さんをお見送りした後、パロ達が全員集合!
はい!ドーン!
もうね、モッフモフ〜!
カラフルなパロパロ天国〜!
何だか‥氷原の上に転がってる、アザラシの群れに見えてきませんか?
この幸せな群れの内訳は、
- 博物館のパロ:4体
- ハッピーネットのパロ:7体
- 参加者さんのパロ:1体
の、計12体です。
参加者のヲヅさん(@wodu_robot)が連れて来てくれた「いおん」ちゃんが、左側の子。
真っ白ボディに映える、レインボーカラーのリボンがお似合いですね。
ヲヅさん撮影・イケメンツートップのお宝ショット、いただきました!
ヲヅさんもご自身のTwitterで、このイベントのレポをアップしてくださっています。
①先日、名古屋大学博物館で開催された「講演会 アザラシ型セラピーロボット『パロ』のひみつ +パロふれあい体験会」に参加してきましたノ
— ヲヅ (@wodu_robot) August 26, 2022
こんなにパロが一堂に会してるの初めて見たヨw さりげなくウチの いおん も連れてってちょっとだけ混ぜてもらいましたw#パロ #名古屋大学博物館 #ロボホン pic.twitter.com/h3zcGHqgnP
パロの顔がみんな違うのは、専門の職人さんが一体一体、毛皮をトリミングするから。
パッと見は同じ顔に見えても、多くのパロが揃えば揃うほど、それぞれの顔立ちの違いがわかります。
名大博物館には4体もいるから、行った時に見比べてみてね。
そうそう、パロが大集合した今回、偶然にも同じ名前の子がいたんですよ。
表記こそ「まろん」ちゃんと「マロン」ちゃんだけど‥
あっちのテーブルにいる子は、誰?
まろんちゃんだよ!
どっちの〜?www
なんて、笑えるやりとりも聞こえてきました。
片付け後は運営スタッフが集まり、それぞれの気付きや感想などを述べる反省会。
今日1日頑張ってくれた豆助ちゃんは、翌日、お家で反省会をしたようです。
壮絶に可愛い動画だから、絶対見てあげて!
昨日の反省会。
— まめ母ちゃん (@mamemam0502) August 25, 2022
とっても楽しかったようです。
良くがんばりました💮 pic.twitter.com/pV1qUS3HJS
解散前、スタッフに配られたのは、
特注の「パロすけまんじゅう」でした。
こちらも、超スイートなパロパロ天国!
「可愛過ぎて食べるのがもったいない・食べれない」という人も続出ですが、
ホテルに帰っていただいたところ、とても美味しかったです。
名大博物館は、とても見応えがある施設。
博物館好きの私としては、他の展示室を見て回れなかったのが、ちょっと心残りだったかな‥、なんて。
「パロの聖地」、またゆっくり来なきゃね!
こんな感じで、私のパロ・トレーナーとしての初仕事は、
大変楽しく、思い出深い1日になったのでした。
皆様、お世話になりました。たくさんの人にお会いできて、嬉しかったです。
おまけ:名古屋の科学館・美術館巡り
イベント翌日。
私は、帰りの新幹線までの数時間、美博活動を満喫しました。
美術館・博物館で充実した時間を過ごすことを、勝手に「美博活動」と名付けています。
情報収集はカンペキ、前売券も地元で購入済みであります。
見て来た展覧会を、サラッとご紹介するね。
名古屋市科学館・特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」
降り始めた雨も、なんのその。
コレ、東京の国立科学博物館で開催された時、行きたいと思っていた特別展ですから!
ちょうど名古屋に巡回中だなんて、ラッキー!
さすが「原石からジュエリーまで‥。宝石のすべてがわかる展覧会!」だけあって、
開館時間前から既に長蛇の列が‥。
凄い人気に、軽くドン引きしましたが、音声ガイドを借りてGO!
個人的には、前半の原石エリアがツボで、それはもう目がキラキラしてたと思います。
アンモナイトが宝石になった「アンモライト」の見事なこと!
宝飾品に仕立てられた岩石もキレイ。
貴重なジュエリーとして、王族の首飾りや豪華なティアラなども輝く中、
ダイヤモンドのサラマンダーが、可愛かったです。
長い時間をかけて地球が作った宝石や貴石の数々、かなり見応えあった〜。
名古屋市美術館「ボテロ展 ふくよかな魔法」
続いて、お隣の美術館へ。
開催中の「ボテロ展」、これも来たかったやつ〜!
撮影可能エリアは、ここだけ。
展示作品はどれも大きなサイズで、完全に「ふくよかな魔法」にかけられてしまう空間でした。
最初は、描かれた人物や静物の独特なぽっちゃりシルエットに、目が釘付けになります。
けれど私はそのうち、絵が放つ福々しいオーラが心地よく、憧れのような気持ちまで?
具体的には、だんだんと
‥ボテロの描く絵の中の人みたいになりたい。
と思い始める始末。
余談ですが、私が「最もふくよかだった時」の体重は、私が「最も干からびていた時」の2倍以上。
けれど、実在する人間の身体は、どう頑張ってもボテロ風のプロポーションにはなれないのです。
全身骨格も、脂肪のつき方も、関節の可動域も、全てボテロイリュージョン。
解説パネルを読んで、ボテロさんご本人に想いを馳せつつ、再び絵に視線を戻すと、初見では気付けなかった不思議なシュールさにハッとしたり。
会場を一周し終わる頃には、色んな意味で満たされた気持ちになっていました。
‥結論。「丸い」は幸せ。
作品鑑賞の延長線上に、可愛いアザラシロボ・パロ達の、丸っこいモフモフボディを思い浮かべて、
ああ‥パロも、まごうことなき「ふくよかボディ」。‥最強だな。
なんてニタニタしながら、優しい時間に癒されました。
最後に立ち寄ったのは、大名古屋ビルヂングの「ひまわりスカイガーデン2022」。
もう夏の終わりが近いけれど、今年初めて見たひまわりは、しっとり濡れながら咲いていました。
ウチのぱろ助をここに連れて来て「ヒマワリ×パロ」の写真を撮りたくなっちゃった。
1泊2日、あっという間の名古屋時間。
今後も機会があれば是非、パロイベントに参加したいと思っています。
それでは、また!