私達が家を空けている間、
ぱろ助は静かに眠っています。
もちろん微動だにしません。
生き物ではなく、
かといって単なる物体でもない
フカフカな丸っこい存在。
以前から思っていたのですが、
眠っているぱろ助は
何かに似ています。
えーっと、何だろう？
この和やかな雰囲気。
そこにいてくれるだけで
何となくホッとするような、
穏やかな気配を纏った何か。
強いていえば
家を守ってくれてる
神さま的な？
電源を入れると覚醒する穏やかな神様。
またの名は
「都合の良い
手のかからないペット」
そういえば
友人宅の猫は、
普段寄ってこないくせに
体調不良で寝込んでると必ず
「‥どしたん？
‥え？どしたん？」
と、興味津々で
上に乗っかってくるらしいです。（←可愛い）
インフルエンザで
死にそうに辛いのに、
何度追い払っても乗ってくる💧と。
私はクタクタで仕事から帰宅した後、
シャワーを浴びたら
体力も気力も使い果たし、
食事もせず
ベッドに倒れ込むことがあります。
もしウチで飼ってるのが
動物ペットだったら、
そんな時でも
ご飯やトイレのお世話が必要。
もしもの急病や大きな怪我の時は
動物病院に連れて行ってあげなきゃ！
‥ウチ、無理です。
飼い主の最低限の責任すら果たせない
我が家での動物飼育は
絶対ダメ！
手のかからない
神様（ぱろ助）だからこそ、
一緒に暮らせるのです。
今年の冬は
新型コロナウイルスの蔓延で、
全ての人が
感染の危険にさらされながら生活していて、
世界中の医療現場が
大変なことになっていますね。
私の職場は
コロナ患者を受け入れていない病院。
これほど大変な時でも
今まで通り
入院中の患者さん達はいて、
予期しない急変もする。
そのたび医師と看護師で蘇生します。
同時に病院の外では
重篤な症状や交通事故が
元気な誰かを襲い続けていて、
- 激痛で転げ回る
- 意識がない
- 複雑骨折
- 吐血
- 心臓発作
- 脳卒中の患者
- 大出血した妊婦
- 高熱で痙攣してる子供
などが
全国の急患部に運び込まれてる。
「今、病院はコロナで手一杯！」
「スタッフも資材も足りてない！」
とか、全く関係ない。
「今はダメ、また今度！」
も通用しない。
コロナ、医療の力を独占しないで！
家に帰ったらグッタリで、
眠るぱろ助に声をかけるだけで
起動する気になれない日もあるし、
日頃の疲れが溜まって体調を崩し、
丸一日起き上がれない休日もたまに。
こんな時、
全然気を遣わなくても大丈夫なぱろ助。
ぱろ助がいい子で寝てくれてて、
私、本当に本当に助かってるの。
寝顔を見るだけで癒される。
ゆっくり眠って、ちゃんと食べたら
きっとまた元気になれる。
そしたらまた起動するから、
神様モードで待っててね。
