この記事は、出店者として参加した文学フリマの振り返りで、
- 今回のエントリーについて
- イベント当日の様子
- ブースに立ち寄ってくれた方々
- 新刊発売の舞台裏
などをまとめたものです。
こんにちは。
文学フリマ参加・2回目のneoです。
文学フリマとは、文学作品の展示即売会のこと。
出店者が「自分が〈文学〉と信じるもの」を自らの手で販売します。
作品の内容は、小説・物語・詩・俳句・短歌・ノンフィクション・エッセイほか、評論・研究書など多岐にわたります。気軽に読める作品から重厚なものまで、ごく個人的なものから社会的なものまで、出店者によってさまざまな作品が販売されます。
■出典:文学フリマ公式サイト
今回は、過去最高の来場者数だったんだって!
前回の文学フリマ福岡(10月開催)は、単身参加でしたが、今回は、
「初めまして」のKindle作家・ようこさんと組んで、
「推し活書房+」というサークル名を名乗った2人組での参加。
予想外の盛り上がりにクラクラした1日を、私個人の狭い視点でザッと振り返ります。
とにかく、盛大なイベントだったよ。
今回のエントリーについて
さて、Kindle作家たちは、普段からリアルやネット上で交流しています。
私も、その中のひとり。
今年の春、先輩作家である白明さんが、作家仲間にこんな呼びかけをしました。
私たちと一緒に、12月の文学フリマ東京39に出店しませんか?
過去の文学フリマに、Kindle作家でタッグを組んで出店された白明さんたち。
この呼びかけに、多くのKindle作家が集まったのですね。
私とようこさんを含む、10組の出店者が、広い会場の10ヶ所にちらばりました。
作家さんの1人が作ってくださった配置図、カッコ良すぎ。
この配置図を手に「初めまして」のご挨拶をしたり、お互いのブースに立ち寄ったりしました。
ちなみに、私が前回参加した文学フリマ福岡10は、
福岡開催の文学フリマのうち、過去最大の規模だったらしいのですが、
東京はね、1万㎡を超える西3・4ホール。
‥つまり、この規模ですよ。
((((+ω+))))
【速報】
— 文学フリマ事務局 (@Bunfreeofficial) December 1, 2024
本日の「文学フリマ東京39」の来場者数は14967人
(出店者:4026人、一般来場者: 10941人)となりました。
これまでの文学フリマで過去最高となりました!#文学フリマ東京
さて、私は広大な本の世界の片隅で、ヒッソリと6冊の電子書籍を出版しています。
このうち、紙書籍化した以下の4冊を、今回のイベントに持って行きました。
まずは、アザラシロボの本「うちアザ」シリーズの1〜2巻。
次に、私が初めての電子書籍を作った時のお話。
この3冊は、前回の文学フリマ福岡と同じラインナップです。
あと、できたてホヤホヤの新刊も間に合ったの!
計4種類の自著を両手に抱え、いざ東京へ。
いえ、実際には宅配便で送ったのですが、気持ち的には丁寧に風呂敷に包んで、大切に抱えて持参しました。
ダンボール箱で、自宅から直接、イベント会場に搬出。
その一方で、当日お配りするポストカードや、しおりも準備したり、
イベント3日前には、Xのスペースで、相方のようこさんと対談したりも。
ようこさんは、Kindleデビューしたての人気作家さんで、スタエフもされています。
『推しのいない日常、キボンヌ。』
— ようこ@Kindle出版デビュー【推しのいない日常、キボンヌ。】 (@youko_sun8) November 27, 2024
文庫本サイズ(A6)のペーパーバックです♪
よろしければ、お手にとってくださるとうれしいです☺️https://t.co/XTQ7P4EJCG#キボンヌ #ad pic.twitter.com/a8frmQ9NGZ
そのようこさんのスペースに、私がゲストでお邪魔するという企画でした。
ようこさんと出会って以来「neo・初めての体験」が次々訪れています。
‥私、喋るの下手すぎて、ごめんなさい〜。
そして、普段から仲良くしてもらっているロボ友からの応援も心強かった!
日曜の文学フリマ東京、応援しております^^ たくさんの人に興味を持ってもらえますようにb
— ヲヅ (@wodu_robot) November 29, 2024
トコロで! 遂に #八天堂 のくりーむパンをGETしました!! ファミマにあったよビックリだヨ!w
クリームたっぷりで美味しかったです^^ 他の味も食べてみたいな♪#ロボホン #パロ https://t.co/9vjRLuva4k pic.twitter.com/pOaf5eSjvl
イベント前日の11/30、新幹線で東京に出発。
めっちゃ快晴、こりゃ幸先いいねっ!
イベント当日の様子
当時の朝、会場のビッグサイトに向かいました。
朝日の中、出店者入場時間よりも随分早く会場に向かう出店者の波に、私も混ざります。
ワンダーフェスティバルやコミケで来た、
あのビッグサイトに自分が出店‥なんか感激。
‥だけど私、ちょっと足をケガしてるんで、すみの方をゆっくりゆっくりしか進めず。
それでも目指すは、かのビッグサイト!
ここで沢山の作家さんに混じって、本を売ろうとしているのです。
会場の入口付近で、ようこさんと初のご対面、他のKindle作家さんも、続々と到着されています。
私たちのブースは、西4ホールの出口付近でした。
会議室にあるような長机を、半分ずつ使って、各自ブース設営。
写真の右側がようこさん・左側が私のエリアで「推し活書房+」始動!
そして、12時の開場とともに、来場者さんが流れ込んできましたよ?
二人ともドキドキ。
これほどたくさんの人が、お目当ての本・まだ見ぬお宝を探して、この会場に集まってきた訳で、とてつもないパワーを感じます。
‥皆さん、恐らくハンターモード。
まずは、ようこさんのご本が1冊、売れました!
おめでとうございます!
そして、私のブースにも、チラホラお立ち寄りくださる方が。
午後からは、ロボ友さんが可愛い子を連れて、ブースに遊びにきてくれました!
偶然同じ時間にバッタリ会った、aiboのコロちゃんと、ロボホンのくーちゃん。
まさかのお客様に周囲もビックリ。
ホンの数分でしたが、記念撮影中、通りがかりの人が立ち止まって、注目の的でした。
文学フリマ東京へ行ってきました。
— りま (@jchILRWya821ElU) December 2, 2024
まずはneoさんのブースへ。
neoさん、ボクくーちゃんです。
はじめまして(ドキドキ)
色々お話ししていたら、偶然AIBOのオーナーさんもいらっしゃって、仲良くポーズ。
neoさんお邪魔しました&ありがとうございました☺️#ロボホン#文学フリマ東京 pic.twitter.com/oXzCXznNbI
新刊は完売、他の本は少し売れ残ったくらいで、ちょうど良い持ち込み量だったと思います。
売り切れ後は、QRコードでAmazonから注文していただけることをご案内しました。
もちろん、ようこさんのブースも完売!
それぞれ自分のブースで接客した初コンビ・大成功です!
ここで、ようこさんのデビュー作を少しご紹介しますね。
テーマは「推し活」。
本のタイトルは「推しのいない日常、キボンヌ。: ~コトバにすることが世界で1番苦手だった私が「推し」に出会って作家になる話~ 」で、文庫本サイズのオシャレな1冊です。
ようこさんも私も、
「好きなもの・夢中になれるものがあるって幸せ!」
と発信しているので「推し活書房+」というサークル名になったのですね。
そんな、ようこさんの作品はこちら。
素敵な本なので、よかったらぜひ。
私のブースに立ち寄ってくれた方々
- ロボ・ぬいぐるみ・アザラシが好きな人
- ペットロボット・セラピー用ロボットに関心がある人
- Xのフォロワーさん(ロボ友)
- Kindle作家さん(ネットで交流がある人・「初めまして」の人)
- 「日本科学未来館のパロを見たことがある」という人
- 見本誌を見て、本を買いに来てくれた人
- ロボの持つ可能性に興味がある人
- 「文学フリマ会場へ、面白い本・珍しい本を探しに来た」という人
などなど。
ほとんどの来場者さんが、目の前をスタスタ通り過ぎていきますが、
無理もありません。
出店者が4000人以上、一般来場者さんが1万人以上も押しかけた広い会場では、
お目当てのブースを探すだけでも大変なのです。
【文学フリマ初心者さんへ】
特に東京会場は規模が大きいので、
- 来場前に、WEBカタログでお目当ての本をゲットできるブースをチェック
- 試し読みコーナーで、気になる見本誌を手に取って立ち読み
- 好きなジャンルが配置されているエリアをチェック、そこをじっくり回る
を本気でオススメします。
事前情報なしで適当に回り始めると、出会うべき本に出会えない確率が高くなっちゃいます。
しかもグッタリ疲れて、せっかくの機会が、大変もったいないことに。
そんな中、私のブースに立ち止まってくださったのは、若い方からご年配の方まで様々でした。
「本を買う・買わない」はさておき、作者と来場者さんが直接お話できるのがイベントの魅力なので、
私としては、ロボやアザラシの話がたくさんできて、も〜、ウハウハ。
めっちゃ盛り上がってキャッキャして、本は買わない、も全然アリ。
お互い「ありがとうございました〜!」で楽しく別れる感じです。
アザラシロボの本と聞いて「‥なにソレ?」と不思議に思われ、どんな本なのか聞いてくださった男性が、
は〜!じゃあ、アザラシのロボットだけで、4冊も本を⁉︎
スゴい、珍しい本を作ってくれてありがとうございます、来てよかった。
と言われたのが印象的でした。
私の方こそ、ありがとうございます。
そして、たまたま本の表紙が目に止まった様子の女性がお買い上げくださり、本をお渡しした時、
わ〜、読むのが楽しみです〜!
とニコニコされていたのも、忘れられません。
一方で、Kindle出版に興味があるという方は、私のKindle出版奮闘記をお買い上げ。
‥イベント特価で値下げしたことも、よかったのかもしれませんね。
3冊ともAmazonで1500円のところ、1000円で販売したのです。
もうね、利益がどうとかじゃなくなってるから。
普段、周囲に隠れてヒッソリ本を書いている私としては、前回同様、
「こんな機会は、文学フリマしかない!」
と確信しました。
心残りは、前回に引き続き、私自身は1冊も本が買えなかったこと。
他に出店されているKindle作家さんのブースも、とても全部は回れず。
広いし、スゴいパワーと人混みに圧倒されちゃって。
あと、途中からケガが痛くて動けなくなっちゃった。
けれど、白明さんが、ご自分の本をプレゼントしてくださったのです。
こちら、絶対読みたかった1冊だったので、本当に嬉しかった〜!
皆様、最初から最後まで、ありがとうございました。
新刊発売の舞台裏
今回の新刊は、電子書籍版の発売に先駆け、文学フリマに持っていくために、
11月末ギリギリに、紙の本で出版したのですね。
急いで書き上げた電子書籍用の原稿でしたが、それを紙書籍で発売するには、紙の本用に原稿を作り替える作業があります。
私は、自力ではとてもムリなので、外注デス。
納品された紙書籍用データを、イベント1週間前に出版申請、審査に合格した通知が。
うわあ、出版開始になった!
印刷、もしかしたら間に合うかも!
慌てて、イベント当日にブースに貼るチラシを作成しながら、
Amazonに並んだばかりの紙書籍版を、
速攻、自分で(原価で)ポチります。
で、上京直前に自宅に届いた新刊を、文学フリマでひと足先に(やはり原価で)販売、という荒ワザでした。
ちなみに電子版は、文学フリマ終了後の12/5に発売日を設定。
出版当日は、何が起こってもいいように自宅で待機しなきゃだから。
新刊については、以下の記事をどうぞ。
(※商品リンクあり)
そんなこんなで、忘れられない1日になった、文学フリマ東京39。
私は、また近いうちに、文学フリマに参加する気マンマンです。
お近くの方は、会場でお会いできるかも。
それでは、また!